2023年より㈱書泉が行ってまいりました復刊企画。「芳林堂書店と、10冊 第2シーズン」の第2作目として、トクマ・ノベルズ『バラバの方を』(著者:飛鳥部勝則)を復刊販売致します。
今まで㈱書泉・芳林堂書店では、小説家・飛鳥部勝則先生の作品を全8作復刊し、合計1万2千冊を販売致しました。お客様より更なる飛鳥部作品復刊への沢山の期待のお言葉を頂戴し、弊社より様々な出版社様へお声がけをさせて頂いたなかで、新たに徳間書店様にご協力頂き、初のノベルズ復刊を行わせて頂きます。飛鳥部勝則先生には数量限定でサイン本もご用意いただきました。先着受付にて予約販売を承りますのでこの機会をどうぞお見逃しなく。
また、今回は特典といたしまして、飛鳥部勝則先生がこれまで雑誌へ寄稿されたエッセイ・インタビューを再録した小冊子をご用意致しました。過去一度雑誌に掲載されたきりでその後再び読むことが難しかったテキストの一部を、この機会にファンの皆様の元へお届けいたします。事前のご予約者様限定の特典となり、発売後に配布する予定はございません。どうぞ期間内にご予約の上、ご購入下さいませ。
<この企画を起案した、芳林堂書店高田馬場店 店長 山本さん>
飛鳥部勝則先生の長編コンプリートを目指す皆様へ。新たな長編一作品を復刊させて頂けることとなりました。どうぞこの機会をお見逃しなく。
『バラバの方を』は2002年の作品。事件の舞台は美術館であり、画家でもある著者がファンの期待に応えた一作です。そして独立しているようでいて繋がってもいる飛鳥部ワールドをより豊かに旅するために重要な作品となります。
この度特典としてご用意する小冊子には、令和の現在では触れることが非常に難しくなっているテキストを、飛鳥部先生にもご協力を頂き復刻・再録をさせて頂きます。絶対に手に入れて下さい。
<著者 飛鳥部 勝則さん コメント>
第七長編『バラバの方を』が再刊されることになり、たいへん喜ばしく思います。ご尽力いただいた書店様や出版社様、関係者の皆様、そして読者の皆様に心より感謝申し上げます。『バラバの方を』は「何が起こっているのか」型のミステリーを目指し、かつ、どうしたら読者に届く内容になるか試行錯誤した懐かしい作品です。ラストシーンは今読んでも奇妙なものになっているかもしれませんが、どうかご容赦いただけますように。
<徳間書店 担当 野間さん コメント>
長らく読みにくい状況が続き申し訳ありませんでした。このたび、飛鳥部勝則先生復刊企画に参画させていただき、『バラバの方を』を再び皆様にお届けすることが叶いました。感無量です。とにかくすごいんです、本作は。凄惨なのに華美。狂乱なのに緻密。相反する要素が奇跡の融合を遂げた大怪(快)作なのです!極上の読書体験をお約束いたします。
【商品情報】
『バラバの方を』(著者:飛鳥部勝則)
発売:徳間書店
販売価格:税込3,080円(本体価格2,800円)
判型:ノベルズ判
特典:発売前ご予約者限定小冊子付(雑誌掲載のエッセイ・インタビューの一部を再録)
あらすじ:
大物画家の私設美術館の開館日。展示室のドアを開けると、そこは…死体の山だった。オープンを祝う(呪う)かのごとく、聖者殉教の絵そのままに、老人や少女が、腸を引き出され、乳房を抉られ、歯を抜かれ、針鼠になり…。「聖エラスムスは腸を引き出されて殺されるであろう。聖セバスティアヌスは矢を突き刺されて…」招待客の新聞記者・持田の許に届いた不気味な手紙は、殺人予告だったのだ。血まみれの悪夢、狂気の大事件の幕が開く。
■ 予約開始日:2024年11月11日(月)
書泉オンライン/https://shosen.tokyo/apps/note/?lp=Barabbas
通常本/https://shosen.tokyo/?pid=183420399
サイン本/https://shosen.tokyo/?pid=183420400
芳林堂書店高田馬場店/書泉グランデ/書泉ブックタワー
■ 予約〆切日:2024年12月15日(日)
■ 商品発売日:2024年12月末を予定
株式会社 徳間書店
週刊誌「アサヒ芸能」から児童書まで、幅広い分野を扱う総合出版社です。文芸編集部では、単行本、文庫、電子文芸誌「読楽」の3媒体で作品を刊行。ミステリー、サスペンス、ハードボイルド、人間ドラマ、時代物などオールジャンルでエンタメにこだわった作品つくりをしています。
株式会社書泉
「書泉」「芳林堂書店」の2つの屋号の書店を展開。「鉄道」「アイドル」「プロレス」をはじめ「数学」「占い」など様々なジャンルの本・雑貨を深く扱っています。著書にまつわるイベントも多数実施。
<参考>「書泉と、10冊」企画概要と、これまでの販売実績数
昨今、さまざまなネットサービスで過去に出版され、探しても見つからない数々の本が法外な値段で取引されています。「欲しい人が払える分の値段を払う」ということは一見、今の世の中の「当たり前」に見えますが、私たちは「そうではない」と考えます。
ファンの方が熱望するあの名作、私たちも是非お勧めしたいあの名著を「適切な価格」でお届けすることに私たちは挑戦していきます。
そして、それは私たち“本屋”だけでは実現できません。
著者の方々、出版社のみなさま、ファンのみなさま、などご縁のある方と協力しながら、少しずつでもこの挑戦をカタチにしていけると信じています。
この企画を「書泉と、10冊」という名前にしました。
「書泉と、ご縁ある方で世に送り出す10冊」という願いを込めての企画タイトルです。
まずは、10冊。この企画で改めておススメしたい本を2023年8月よりお届けしています。
これまで、さまざまなご縁をいただき、これまでに18タイトルの作品を復刊・販売させていただくことができています。実は、「書泉と、10冊」と最初に企画をプレスリリースしたときには、最初の1冊以外は全く何も決まっていない中でのスタートでした。
まずは『中世への旅』でお世話になった白水社さまとの『鉄腕ゲッツ行状記』。そして、次はなかなか交渉が進まない中、著者の加藤さまに快諾いただき『バスジャパンガイドブック』を「東京都交通局」「神奈川中央交通」「東急バス」の3タイトルを初めて自社で制作・販売に挑戦しました。さらに、早川書房さまとの『堕天使拷問刑』の復刊。この作品に取り組ませていただいたおかげで「書泉と、10冊」は続けていける!と確信でき、また『堕天使拷問刑』の復刊を企画した担当者が芳林堂書店高田馬場店の店長だったことから、「芳林堂書店と、10冊」と新たにミステリ路線の復刊に特化した企画として複線化することにもなりました。
『堕天使拷問刑』は、これまでに4,700冊以上を書泉と芳林堂書店だけで販売し、5,000冊で買い切らせていただいた在庫も残りわずかとなっています。この作品との出逢いは同時に、著者の飛鳥部勝則先生との出逢いでもありました。
熱狂的なファンが多く、過去の作品を本当に探している方が多いこと、何より企画者も熱心なファンの1人であったことから、その後も『黒と愛』(早川書房)、『鏡陥穽』(文藝春秋)、『殉教カテリナ車輪』(東京創元社)と次々と作品の復刊のチャンスをいただきました。また、付加価値としての書き下ろしの掌編や、過去未出版の作品、口絵のポストカード化などさまざまなご協力を先生ご自身と出版社のみなさまのご協力のもと実現することができています。作品の復刊だけでなく「今、この場所で買う理由」を創り上げることができる!という発見をこの取り組みを通じてさせていただき、企画も新しいステージに入っていくことができました。
これまでの「書泉と、10冊」「芳林堂書店と、10冊」の取り組みと販売数は以下の通りです。
「書泉と、10冊」
「芳林堂書店と、10冊」
ここまで25タイトルを読者のみなさまの元にお届けすることができました。
この後も、この取り組みを一過性ものにせず「書泉と言えば、10冊だよね」「芳林堂書店といえば、10冊だよね」と言っていただけるようなレギュラー企画に育てていきたいと想いを新たにしています。これからも定番企画のように、この取り組みを続けていきます。
これからも引き続き、企画に賛同いただける出版社・著者のみなさまからのお声かけもお待ちしております。
<掲載記事リンク>
復刊した飛鳥部勝則さんの作品が、芳林堂書店・書泉だけで売上1万部を突破!デビュー作『殉教カテリナ車輪』を、紀伊國屋書店と蔦屋書店の計5店舗でも7月1日(月)から販売開始決定‼
https://www.bunkanews.jp/article/prtimes_posts/384226/
『堕天使拷問刑』の著者、小説家 飛鳥部勝則最新刊『フィフス』 を、(株)書泉が「芳林堂書店と、10冊 第2シーズン」の第1弾として同人誌で出版致します! 2024年11月5日(火)より予約受付開始!!
https://news.biglobe.ne.jp/economy/1105/prt_241105_8492432944.html