アニエスベーのデザイナー、アニエス・トゥルブレは、 写真やグラフィティなどさまざまな現代アートの愛好家としても知られています。1984年にパリで唯一無二の存在であるギャラリー デュ ジュールの運営を開始して以来、若手アーティストのサポートや様々なアーティストの作品蒐集を行ってきました。
アニエスのアートに向ける情熱は、アーティストTシャツとして彼女のコレクションに表れています。1994年にキューバ人のアーティスト、フェリックス・ゴンザレス=トレスのアドバイスを受けたアニエスは「Nobody owns me (私は誰の所有物でもない)」という文字が入ったシンプルな白Tシャツを作り、大成功を収めました。それ以来、アニエスは有名・無名を問わずフランスをはじめさまざまな国籍のアーティストに呼びかけ、キャンバスのような白地に自由な発想で表現した彼らの作品をプリントしたTシャツをリリースしてきました。ギルバート&ジョージ、ジョナス・メカス、ハーモニー・コリンなど多くのアーティストがこれまでに参加しており、アーティストTシャツはメンズ、レディース、キッズで毎シーズン展開されています。
「それはアート作品であると同時に、共に過ごし、一緒に眠ったり、着古していって後からクローゼットの奥で見つけたときにより愛着がわくもので、手放したら他の誰かが見つけたりして巡り巡っていきます。アーティストTシャツは、作品やアイディア、ジョークを表現する素晴らしい媒体であり、自分自身を表明するためのものでもあるのです。」―アニエス・トゥルブレ
2024年秋冬コレクションのアーティストTシャツには、グローバルに活躍する日本人写真家の小浪次郎が初参加。そのほか、アニエスと親交の深いアーティストであるライアン・マクギネスやデニス・ホッパー、ルイーズ・ブルジョワなどによるTシャツを展開します。
アーティストTシャツ (Jiro Konami) メンズ¥16,500、レディース¥15,400
■小浪次郎:
ニューヨークを拠点に活動する写真家。小浪の作品は、日本写真界の巨匠たちへのオマージュであると同時に、その巨匠たちからの脱却でもあります。彼の被写体は、ポートレートや静物から、きらびやかな街並みまで多岐にわたります。鮮やかな色合いと閃光が特徴的な小浪の写真には、一瞬にして何を撮るべきか判断する彼のスピード感と正確さが表れています。小浪は2010年に東京工芸大学写真学科を卒業後、ひたすらに写真を撮り続けました。学校での写真教育を受けたものの、小浪は自身の歩みは森山大道と中平卓馬のおかげだといいます。先達からそれぞれ、「歩きながら3歩ごとに写真を撮れ」「自分がカメラになれ」とアドバイスされました。そのアドバイスを胸に小浪は自らの力で真の学びを深めていき、2017年にニューヨークへ渡るまでの間、ひとりで東京のストリートで写真を撮ることに情熱を注いだのです。
■アニエスベー 2024年秋冬アーティストTシャツ: https://tinyurl.com/yj9ytbd3
【アニエスベーについて】
フレンチカジュアルを代表するパリのブランド。流行に捉われることなく、着心地の良さやカッティングにこだわったエスプリ溢れる洋服は、世界中の人に長く愛されています。
アニエスベーはアートや映画、音楽との関わりも深く、ファッションを通じた社会活動、海洋探査船タラ号のサポートを初めとした環境保護活動にも積極的に取り組んでいます。
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