株式会社朝日新聞出版(本社:東京都中央区)は、ベストセラー作家・伊坂幸太郎さんの書き下ろし長編小説『ペッパーズ・ゴースト』文庫版を、2024年12月6日(金)に発売します。文庫版カバーは人気のイラストレーター・久野遥子さんによる描き下ろし特製イラストを使用しています。ぜひ新たなカバーデザインにもご注目ください。
国内外で活躍を続ける小説家・伊坂幸太郎さんが2021年に発表した長編小説『ペッパーズ・ゴースト』の文庫版を、12月6日(金)に朝日文庫より発売します。少し不思議な力を持つ中学の国語教師・檀(だん)先生や、「ネコジゴ・ハンター」と呼ばれる可笑しな二人組が登場し、伊坂作品の魅力がぎゅっと贅沢に詰まった、これまでの集大成となる記念碑的作品です。
文庫版のカバー装画を手掛けるのは、アニメーション作家・イラストレーター・漫画家の久野遥子さんです。久野さんは映画『化け猫あんずちゃん』監督や、マクドナルドの『魔女の宅急便』コラボCMなどで大きな話題を集めるクリエーターです。本作の不思議な雰囲気、スピード感や主人公・檀先生の体験する緊迫感を、美しい色彩で表現されています。
また紀伊國屋書店と、TSUTAYAでは、カバーと同じ装画を用いた色違いの限定カバーが巻かれて店頭に並びます。お近くにお店がある方はぜひチェックされてください。
中学教師の檀(だん)先生は、猫を愛する妙な二人組の小説原稿を生徒から渡される。さらに他人の未来を観る力を持つことから謎の集団とも関わり始め……。苦い過去を乗り越えて、檀先生は世界を、自分を救えるのか!? 全ページ楽しく愛おしい、一大エンターテイメント!《解説・大矢博子》
https://publications.asahi.com/feature/peppers_ghost/
伊坂幸太郎(いさか・こうたろう)
1971年千葉県生まれ。作家。東北大学法学部卒業。2000年『オーデュボンの祈り』で新潮ミステリー倶楽部賞を受賞しデビュー。04年『アヒルと鴨のコインロッカー』で吉川英治文学新人賞、08年『ゴールデンスランバー』で本屋大賞と山本周五郎賞、20年『逆ソクラテス』で柴田錬三郎賞を受賞。21年本作『ペッパーズ・ゴースト』は宮脇書店主催のいま読むべき本<ミヤボン2021>に選出される。英国推理作家協会賞(CWA賞)の最終候補に2回なるなど国外での評価も高い。
『ペッパーズ・ゴースト』(朝日文庫)
著者:伊坂幸太郎
発売日:2024年12月6日(金)
定価:946円(本体860円+税10%)
頁数:424ページ
ISBN978-4-02-265178-5