ミナトノアートはまちづくり系のアートプログラム
コロナ禍の2021年よりスタートしたまちづくり系のアートプログラム。
横浜市都⼼臨海部の公共施設、商業施設、商店街や店舗といった横浜のまちなかで、様々なアーティストやギャラリーなど、アートを⽣業とする⼈々の為に、発信する場や活躍する場を作ってきました。さらにそこから、アーティストやショップ同⼠のコミュニケーションが⽣まれ、新たなコミュニティを創出してきた事は、横浜のアートシーンにとってミナトノアートが作り出したひとつの成果です。ミナトノアートをきっかけにアート活動を始め、現在活発に活動しているアーティストも多数います。
また、横浜市を中⼼とし、今までアートを買ったことが無かった⽅や、アートに興味関⼼を持たずにいた⽅々、ご年配の⽅々から⼩さなお⼦様まで、アートを⾒て、触れて、購⼊する機会も作り出して来ました。
アートを身近に感じてもらえる駅ナカアートフェア
今年度のコンセプトは “Start From Scratch” ゼロから出発する。ゼロから始める。原点に⽴ち返る、という意味を持ちます。市政を⾏う横浜市役所の最寄り駅でもある⾺⾞道駅は、今や横浜の中⼼地。この中⼼地を“ポイントゼロ” として過去3年間のミナトノアートを振り返りつつ、ひとつの会場に集約した“駅ナカアートフェア”として新たな出発をします。
⾺⾞道駅周辺や横浜市役所のある⼀帯は、その昔“洲⼲島(しゅうかんじま)” と呼ばれ、⼊江の先端に位置し、海に囲まれた美しい場所で弁天様が祀られる神社がありました。その景⾊は江⼾名所絵図や広重などの浮世絵にも度々登場しており、⾔わば開港前からのアートスポットとも言えます。
また“⾺⾞道”は、⽇本で初めてガス灯や街路樹が整備された近代的なストリートのはしりであり、アイスクリームの発祥の地でもあります。そんな古からアートや様々なカルチャーのストーリーが紡がれた場所で、地点だけでなく“いま” という時間も“ゼロ” として、「アーティストを知る」「アート体験をする」「アートを購⼊する」などの、新たな“1” となるアクションやコミュニケーションを⽣み出し、未来へとつないでいきます。
WA!moto×minatonoart
横浜と言えば幕末の開港以降のイメージが強いですが、市内には南区三殿台遺跡や元町貝塚を始め縄文時代の遺跡や史跡も多く残ります。縄文時代の竪穴式住居をモチーフとしたWA!motoの作品と、ミナトノアート実行委員会は、破壊から再生する金継ぎ、古道具やミナトノアートの過去3年間の写真等を用いて、コンセプトにもあるポイントゼロを表現します。
多彩な約40のブースに、インスタレーションやライブパフォーマンスも
若手からベテランまで横浜に所縁のある様々なアーティスト達に加え、ギャラリーや作品展示をしている飲食店や、アート系のワークショップなどのセレクトされた約40ブースが立ち並びます。馬車道駅の巨大な空間を使ったインスタレーションや、ライブパフォーマンス、トークショーなど盛りだくさん。見る。触る。聞く。食べる。など五感で楽しめるブースやプログラムをご用意しております。
気に入ったアーティストがいたら是非話しかけて交流してください。
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ライブパフォーマンス 11/23(土) 13:00/15:00
WCN MOB
(2019年結成 様々なジャンル・職種問わず、アーティストが集まりその時々メンバーを変えながら即興でパフォーマンスをおこなっている。naitoh misao masao、Sean Fujimoto、高松マキコ、Shinya Kato、CHIHIRO HITOMI、郡司 泉、岩崎佐和、永田健太郎、澁谷長々、TAKUMI M)
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トークショー 11/24(日)14:00
「都市と環境」〜サウンドアート/サウンドスケープからのアプローチ〜
川崎義博
サウンドアーティスト/サウンドデザイナー
1990年衛星放送St.GIGA開局から、世界各地をフィールドレコーディング。番組制作多数。CD「バリ島」など15作品。’97年世界で初めてリアルタイムで世界の音が聞こえるWEBサイト「SoundExplorer」を制作。「SoundBum」「Forest Note」など手がける。日本科学未来館、金沢21世紀美術館で世界の音のインスタレーションや、日本科学未来館のプラネタリウム番組「新しい眺め」「夜はやさしい」も制作。東京藝術大学、多摩美術大学で音の表現を教える。
開催概要
ミナトノアート2024
会期:2024年11月23日(土)~24日(日)
会場:横浜高速鉄道みなとみらい線馬車道駅
主催:ミナトノアート実行委員会(委員長 田口竜太郎(株式会社アマネプロ) 事務局長 木村いよ(Atelier fourteen) 顧問 内藤正雄(favoris inc.) 公益財団法人横浜市芸術文化振興財団)
共催:横浜市にぎわいスポーツ文化局
協力:横浜高速鉄道株式会社
令和6年度 文化庁 文化芸術創造拠点形成事業