受賞作品「RESILIENCE PLAYGROUND プロジェクト」
「RESILIENCE PLAYGROUND プロジェクト」は、障がいを持つ医療ケア児も一緒に遊べる遊具として、医師や地域との連携のもとでデザインされたものです。
今回5,700件以上の応募が寄せられたグッドデザイン賞の中で金賞(ベスト20)に選出され、さらに2024年11月5日(火)に2024年のグッドデザイン賞の大賞(内閣総理大臣賞)を受賞しました。
プロジェクト詳細:https://www.g-mark.org/gallery/winners/22683
田嶋さんからのメッセージ
この度、地域×医療×ケア×遊具の分野を横断しながら研究を始めた遊具開発プロジェクト「RESILIENCE PLAYGROUND プロジェクト」が、大賞を受賞しました。
今回の受賞で、プロジェクトに様々な評価をいただきましたが、『コトとモノ』の両輪で発信できたことがよかったなと思っています。インクルーシブデザインや医療的ケア児の現状等の『コト』を知って、遊具という『モノ』を作った結果、遊具というモノを通して、世間にその現状を発信することができました。普段、学校で受け入れることが難しかったり、見えないとされてしまっていたりする子たちを、遊具を通して可視化できたことがよかったし、評価していただけたのかなと思います。
特別インタビュー記事 京都芸術大学WEBマガジン「瓜生通信」
プロジェクトに込めた思い、学生時代の学びについて田嶋さんにインタビューしました。
https://uryu-tsushin.kyoto-art.ac.jp/detail/1312
プロダクトデザインコース
文具や電化製品、インテリア用品など「プロダクト」である「モノ」を中心に広くデザインを探究するコースです。専門工房「ProductFAB」で手を動かし実験を繰り返させることや、グローバル企業との連携授業など、国際的な視野で学べることが大きな特徴。プロダクトデザインによって暮らしや社会がどう豊かになるのかを考え、探求する楽しさを実感し、深い構想力を持った人を育てます。
https://www.kyoto-art.ac.jp/department/product/
京都芸術大学
京都芸術大学は、10学科24コースからなる国内最大規模の総合芸術大学です。芸術を通して社会で必要な力を育成しています。芸術を学んだ学生が社会を変える「藝術立国」を教育目標に掲げ、通学課程では特に“社会と芸術”の関わりを重視した芸術教育を推進。企業や自治体などが抱える課題を、学生たちがアート・デザインの力で解決する「社会実装プロジェクト」が年間100件以上あります。学科を超えたグループワークや実際の仕事を通して、社会性を備えた表現者を育成しています。
住所:〒606-8271 京都府京都市左京区北白川瓜生山町2-116
学科編成:10学科24コース(美術工芸学科、キャラクターデザイン学科、情報デザイン学科、プロダクトデザイン学科、空間演出デザイン学科、環境デザイン学科、映画学科、舞台芸術学科、文芸表現学科、こども芸術学科)
在籍者数:4,114名(芸術学部 正科生、2024年5月現在)