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11月1日に幻冬舎より発売した、東野圭吾氏の最新作『架空犯』が全国書店や、トーハン、日販で総合1位を2週連続で独占、3週連続で重版が決定するなど、その勢いが止まらない。(11月12日調べ)
本作は、ベストセラー小説『白鳥とコウモリ』のシリーズ最新刊。シリーズ一作目となる『白鳥とコウモリ』も文庫が上下巻ともに重版が決定するなど、新シリーズへの期待も高まっている。加えて、警視庁捜査一課の五代が地道に事件を追う推理小説であることなどに読者の期待も大きく、また、タイトル通り、捉え所のない犯人の存在や、事件の鍵を握る登場人物たちの「青春時代」という背景、予想外のラストに漂う独特の読後感なども人気の理由。シリーズ最新作としても、読切の長編小説としても楽しめる上質な推理小説に、読者の満足度は高い。
架空犯
『白鳥とコウモリ』の世界再び——シリーズ最新作
「まるで幽霊を追いかけているようだ」
焼け落ちた屋敷から見つかったのは、
都議会議員と元女優夫婦の遺体だった。
華やかな人生を送ってきた二人に
何が起きたのか。
「誰にでも青春があった。
被害者にも犯人にも、
そして刑事にも——。」