個展がきっかけで作品作りを始めるが、喧嘩ばかりで母親は悪戦苦闘。「やり方を変えればいい」と絵の技法(水彩画,ペン画、パステル画など)を探る。子供に合った技法で、「絵が楽しい!」に変えられる。
【公式サイトURL】 https://wabunka-pj.or.jp/
10歳の中橋隆廣くんと、スポーツアーティスト中橋治美さんの「親子展」
息子の8歳の夏休み、宿題の絵に向き合って気づいた、息子の絵に対する自信のなさと、絵への恐怖。
小さい頃から絵が下手だと言われ続けて来たので、息子は絵を描く事に自信がなく「人にどう思われるか」ばかり気にして、絵を描くことはあまり好きではなかった。
夏休み前には学校生活に慣れず、自分に自信もなくなり、遂に不登校になってしまう。
励まし、二人で相談しながら夏休みの絵の宿題を完成させた。
その絵が第9回 MOA美術館港区児童作品展で金賞を取り、いきなり学校では「絵が下手」→「絵が上手い」に。
息子は賞を取った事よりも、教室の雰囲気が一変した事に驚く。
個展開催のきっかけと目的
どこでもある家庭の、小学校の夏休みの絵の宿題を、親子でお互いの個性や自由について考える時間にできた。
その絵が絵画展で受賞し、個展の話を今回の主催から受ける。
作品を作成中、息子が描く技法に「好き」「嫌い」がある事に気づき、何が1番合うのか二人で模索した。「他にも絵が苦手と思い込んでいる子どもがいるのではないか?」と治美さんは考え、「描きたい」と思う技法に出会えるきっかけになれば、と話す。
息子の変化
息子が、見たものを色に変えるのではなく、感じているものを色で表現する事を覚え、絵の表現の幅が広がる。感じるものを描くようになって、「怖さ」「弱さ」「楽しさ」を考えるうちに、不登校の友達の事を考えるようになった。
小学校3年生の時に一時的に不登校になり、治美さんも息子が不登校になった時、相談する窓口も支援している場所もほぼない事に悩み苦しんだ。
息子は現在も学校に来ていない友達のことが気になり、自身が個展で賞を取った絵を、全額チャリティーにしたい思いを伝える。
作成中、母親も知らなかった、息子に見える世界と息子の思い。
「ぼくの見える世界、ぼくとママの親子展」
場所:アスコット丸の内東京22階 (東京都千代田区大手町1-1-1大手町パークビルディング22階) 入場無料
日時:2024年12月13日(金)〜12月19日(木)11:00〜18:00(最終日は17:00まで)
社名:一般社団法人 Wabunka Project
代表取締役:中橋 治美
設立: 令和6年8月14日
事業内容: “和の精神を軸とした教育”をメイン事業とし、それに付随する”和の精神から生まれる文化 (日本文化)”の国内•世界発信を行う