11月11日(月)、wacciのボーカル&ギター橋口洋平がDJを務めるラジオ番組『YOKOHAMA RADIO APARTMENT 「ドア開けてます!」』(FMヨコハマ・毎週月曜22時~23時30分)が放送。
今回の放送では、11月13日にメジャーデビュー30周年を記念したEP「Pearl」をリリースしたゴスペラーズの黒沢薫さんがゲストで登場。EP「Pearl」の制作エピソードが語られる中、タイトル曲「パール」に込められた想いや、30年を通して成長した作風スタイルの変化が明かされます。
橋口: 「パール」ですね。冒頭からこの歌声とハーモニーに圧倒されつつ、歌詞の「青い星へ手を伸ばし」から一気に視界が開けるというか。
黒沢: この楽曲も僕が最初に叩き台を出したんですよ。この曲のサビは、26年くらい僕の頭の中にあったんですよ。でもなんか形にできなくて、陳腐になってしまってたんです。
橋口: 26年ですか!?
黒沢: AメロBメロを考えても、どこかで聞いたことがあるようなフレーズになると思ってて。でも形にしたいとはずっと思っていたんです。だから「こういうサビがあるんだけど、今歌ってみてもいい?」ってメンバーに提案して、26年前に考えたサビそのままじゃなくて、「こういう感じでメロディーを展開したらいいんじゃない?」ってアドバイスをもらったりして。昔だったら「これはこのメロディーじゃなきゃダメなんだよ!」とか言ってたんですけど、今はメンバー皆で作りあげてますね。
橋口: 僕はあまり共作とかはやったことがないんですけど、今と昔でどういう変化があったんですか?
黒沢: ライティングセッションをやるのは結構テクニックが必要なので、我々は何年に1回は共作をやってたんですけど、「ここはあなたの受け持ちね!」って分担してやっていたこともあったんです。コード進行は得意なメンバーに任せて、俺がメロディーを考えたりとかね。
橋口: なるほど。
黒沢: でも今はみんな、やれることが増えたというか。作詞作曲をみんなができるから、「ここが曖昧だな」っていう部分に素直になってきたんですよね。きっと出来ることが増えて、自分が出来てきたから素直になったんですよ。自分の作風スタイルを作っている段階だと、意固地にならないといけないじゃないですか。それが変化してるのかなって思います。これはゴスペラーズの曲だから、ゴスペラーズ全体が輝かないとけないんですよ。
橋口: うんうん。
黒沢: ちょっとプロデューサー的な話になっちゃうんですけど、色んな人が色んな意見を言って、結果的にいい物ができるほうが良いんですよね。僕はソロもやってるので、そっちは自分の裁量で意固地にやってる部分もありますけどね。
橋口: セッションになると、お互い譲り合ったりするところのバランスが大事なんですね。
黒沢: そうそう。みんなで作っていくっていうのがあるから、それが30年グループを続けてきたからこそできた考え方なのかなって思いますね。
楽曲制作の過程が30年を通して成長していることを語った黒沢さん。その後、実はゴスペラーズには共通の“ゲン担ぎ”があることを告白。「“ゲン担ぎ”としては『3文字』が良いんですよ。ブレイクした時の曲が3文字が多いんです。『ミモザ』『ひとり』『永遠に』ですね。だから今回も『パール』なんです(笑)世間に浸透してほしいな(笑)」と、EP「Pearl」にも実はゲン担ぎが隠れてることを明かしました。
このエピソードはradikoの「タイムフリー30プラン」で放送から30日間お聴きいただけます。
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▼30th Anniversary カップリングコレクション BOX「G30-Beautiful Harmony 2-」
2024年12月18日(水)発売
▼wacci楽曲情報
配信シングル「どんな小さな」
2024年10月12日(土)リリース
作詞・作曲:橋口洋平
編曲:村中慧慈
ストリーミング・ダウンロード:https://wacci.lnk.to/m9aCOP
▼タイアップ情報
日本テレビ系 土ドラ9『放課後カルテ』
2024年10月12日(土)スタート
毎週土曜 21:00~
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