サウナで「ととのう」ための12分計を搭載した『サ時計』

カシオ計算機は、視認性に優れた時刻表示と12分計をワンプッシュで切り替えられるシンプルな機能を備え、高温・高湿に強いサウナ用ウオッチ『サ時計』を開発。このたび、応援購入サービス「Makuake（マクアケ）」のプロジェクトにて、12月2日正午よりクラウドファンディングを実施することになりましたので、ご案内します。

近年、サウナーと呼ばれる愛好家の増加によりサウナブームが起こり、心身をリラックスさせることを「ととのう」と表現して話題となりました。「ととのう」ためには、サウナで体を温める、冷水で体を冷やす、外気浴などで休憩することを数回繰り返し行い、のぼせたり冷やしすぎたりしないためにも適度な時間※1を計ることが大切と言われています。しかしながら、高温・高湿の環境で使えない腕時計やスマートフォンは持ち込めないといった課題がありました。

※1. 個人の体調や環境により異なるが健康な成人が行う1回の時間はサウナ5～12分・冷水1～2分・休憩7分以上が目安

『サ時計』は、当社が存在理由として掲げる「驚きを身近にする力で、ひとりひとりに今日を超える歓びを。」というパーパスを実現するため、サウナーが抱える悩みを解決し、いつでも時間を確認できる利便性を提供したいと感じた開発者の思いから生まれたサウナ用ウオッチです。

「ととのう」ことを第一に考え、あえてアナログ仕様の時刻表示と12分計に機能を絞り込み情報量や操作を簡潔にしたほか、12分計で経過時間を計測しながらボタン一つで現在時刻を確認できる利便性を実現しました。また、耐熱電池の採用によりサウナ室内の高温環境※2で使えるほか、防水設計のケースに透湿性の低い樹脂を用いることで、より内部に湿気を入れにくくする工夫を施し、風防の曇りを抑えます。

本体は、サウナのゆったりとした時間の流れをイメージして、小ぶりで丸みのあるフォルムに仕上げています。また、バンドは、着脱のしやすさに加えてサウナを楽しむスタイルにもこだわり、温浴施設でよく見かけるカールバンドを使用しました。

※2. 設定温度100℃以下のサウナ（腕に着用した状態で15分以内の使用）

今回の支援募集では、カシオオリジナルの2モデルとは別に、本企画に顧客視点で助言してもらった著名なサウナ検索サイト「サウナイキタイ」のロゴやカラーを施したモデルも用意しています。

カシオオリジナルモデル

文字板・ケース・バンド色：白・黒・オレンジ/黒・黒・黒

支援金額（税込）：9,800円※3※4

募集開始日時：12月2日正午

サウナイキタイモデル

文字板・ケース・バンド色：白・黒・ブルー

支援金額（税込）：11,300円※3※4

募集開始日時：12月2日正午

※3. 送料込
※4. カシオオリジナルモデルは各色先着200個、サウナイキタイモデルは先着30個に早割特典あり

なお、支援の募集に先立ち、現在開催中のイベント「全国サウナ物産展2024」（新宿マルイ本館B1F）にて、11月22日（金）から『サ時計』を特別に展示いたします。

【クラウドファンディングの概要】

【ラインアップ】

【主な仕様】

【全国サウナ物産展2024の概要】

【サウナイキタイの概要】

月間100万人以上が利用するサウナ検索サイト（https://sauna-ikitai.com/）。全国12,000件以上の施設から、サウナの温度や水風呂の深さ、休憩スペースの有無などサウナ好きがこだわるさまざまな条件で好みにぴったりのサウナを探すことができます。サウナ体験を記録できるサ活機能や、広くて深いサウナの魅力を伝え合うサウナマガジンなど、サウナの楽しみを共有し合えるサービスも提供しています。

【ご参考】

■開発の背景

一人の社員が、当社が持つ時計の技術があればサウナーの悩みを解決できるのではないかと発想し、自らの業務とは関係のない企画を提案したところから『サ時計』の開発は始まりました。今回の『サ時計』は、発案者に賛同した入社同期のメンバーでプロジェクトを進めています。製品企画においては、サウナ利用者への調査に加えて、この業界で深い知見を持つサウナ検索サイト「サウナイキタイ」の運営メンバーからもアドバイスを得るなど顧客価値を重視しました。

■クラウドファンディングの目的

当社では、マーケティング視点で顧客価値を生み出せる人材の育成を兼ねて、社員が新規事業の創出に挑戦できる仕組み「IBP（Idea Booster Program）」を実施しており、ボトムアップからの提案をサポートしています。今回の『サ時計』は、この「IBP」から生まれました。クラウドファンディングは、『サ時計』の価値が市場に受け入れてもらえるのかを試す場として実施します。

■サウナーの悩み

「ととのう」ためには、時間を計ることが求められるにも関わらず、高温・高湿による破損や熱を持った金属でやけどする恐れがあることから、腕時計など身に着けるものを持ち込みにくいというサウナならではの課題があります。もちろん、スマートフォンなどは持ち込めません。また、多くの施設ではサウナ室に12分計を設置していますが、事前の調査では、眼鏡を持ち込まないので見にくいという声も多く聞かれました。さらに、脱衣所以外に時計が設置されていない施設では、現在時刻が分からないので利用時間を過ぎてしまわないか不安になる人もいました。

■サウナ人口

日本におけるサウナ人口※6は、コロナ禍によって2021年には前年比で約4割落ち込みましたが、それ以降は回復傾向にあり、2023年は約1779万人でした。その中で、月に1回以上サウナを利用する人は約650万人、2～3カ月に1回程度利用する人を含めると約951万人で、継続的に利用する愛好家が全体の半数ほどいる市場となっています。また、若いサウナーも多く「20代男性のおよそ5人に1人がサウナ好きで月1回以上行く」「20代女性のおよそ10人に1人がサウナ好きで月1回以上行く」という調査データ※7もあります。

※6. 一般社団法人日本サウナ・温冷浴総合研究所による推計

※7. 5000人を対象に男女別で20代・30代・40代・50代・60代均等で調査。2022年当社調べ