LINNÉ(リンネ、本社:京都府京都市、代表取締役:今井翔也、2024年4月創業)は、米と米麹と水で造られてきた日本酒を拡張し、新しいSAKEの概念を創ることを目指しています。
この度のファーストリリースとなる、「800(ヤオ)」シリーズは、日本酒の製法をベースとしながらも“米以外の麹”で醸すSAKEという、世界初の醸造酒です。日本のSAKEを拡張し、世界で当たり前に楽しまれる存在にしたい。そんな想いを胸に、クラウドファンディングに挑戦しています。
11月22日開始後、約5時間で100%を達成。5日間で300%を達成するなど、多くの方々にご支援をいただきました。ご期待に応えながら、この挑戦をより大きな足跡として残していくため、ネクストゴール500万円に挑戦します。
リターンには、大好評で早期に在庫切れになった「800 全4種セット」「800 年間定期便+Discordご招待」を在庫調整して追加しています。12月25日(水)支援期間終了まで、多くの皆様にこの挑戦を知っていただき、ご支援いただけましたら幸いです。
プロジェクトページ:
麹を解放し、SAKEを再定義する。 世界で初めての醸造酒、異を醸す酒「800」
https://camp-fire.jp/projects/793053/view
公開期間:2024年11月22日(金)17:00〜12月25日(水)23:59
LINNÉ初の醸造となるブランド「800」は、「異を醸す酒」をコンセプトに、複数の植物由来原料を組み合わせた「クロスボタニカル」を醸造の軸としています。ブランド名は八百万の神などの八百(=物事の数の多いこと)から命名。
また、LINNÉはファントムブルワリー(施設を持たない醸造所)として、全国各地のクラフトサケ醸造所や酒蔵にご協力のもと製造しています。第一弾のラインナップは、4種類の麹から造りました。どれも個性豊かなこれまでにない味わいに仕上がっています。
福島県南相馬市のクラフトサケ「haccoba(ハッコウバ)」にて、福島の米とともに、埼玉県川越のクラフトビール「COEDO BREWERY」から譲り受けたビール大麦を麹にして、醸しました。果実のような甘酸っぱい香りと酸味にくわえ、穀物由来の香ばしい風味が感じられる非常にユニークなSAKEに仕上がりました。
イベント等でお披露目した先行限定verと異なり、クラウドファンディングのリターンでは、2種の大麦麹酒を調合(アッサンブラージュ)し、さらに山梨県のクラフトビール「FAR YEAST BREWING」の樽で熟成させた特別な樽熟成verの生酒としてお届けします。
新潟県柏崎市の阿部酒造では、新潟の米とともに、新潟・小千谷で有機栽培を営む「イチカラ畑」の蕎麦の実を使用し、醸しました。まるで蕎麦湯のような、蕎麦の風味と柔らかいとろみを感じる、食事ともぜひ合わせたいSAKEになりました。原料米は吟醸酒に使われるような精米歩合(60%)まで磨くことで透明感ある甘味を引き出し、阿部酒造の粕取焼酎で「柱焼酎仕込」を行いました。蕎麦の豊かな風味が引き立つような引き算のバランスを心がけ、燗でも美味しく品格の高い味わいです。
同じく、阿部酒造で製造した米のお酒。つまりは従来の清酒と同じ素材となるのですが、LINNÉではこれまでの主原料であった米の価値も再定義していきます。米生産者は、新潟・柏崎で米農家を営みながら、神主や蔵人やカフェオーナーや民宿を営む「矢島衛」さん。実は今井が阿部酒造修行時代、蔵人の同僚だったご縁から繋がっています。米麹は「春陽」という日本酒には珍しい品種を用い、白麹だけで仕上げました。800 蕎麦と同様に、阿部酒造の粕取焼酎で「柱焼酎仕込」を行いました。酸味とキレがあり、熟成しても楽しめる仕上がりです。
福岡県福岡市のクラフトサケ「LIBROM(リブロム)」にて醸造。鹿児島の香りが高い焼酎用の薩摩芋を、兵庫・丹波篠山の「ONE BEANS」と「おかしなこうじや」で麹に仕上げ、福岡でお酒として醸します。芋は鹿児島県の焼酎蔵「国分酒造」から譲っていただき、丸芋のまま麹にしたり、ダイスカットして麹にしたり芋麹の可能性を追求。年明けの帰国後に訪問した九州各焼酎蔵のご支援と、鹿児島県工業技術センターの紹介で素材や知見も詰め込みました。低アルコールで果実のような爽やかさと、薩摩芋ならではの食欲そそる芋感が特徴のSAKEです。
リターンには800シリーズを1本からお選びいただけるほか、お得な複数セットもございます。すべて数量限定の今しか飲めない一本となっています。
◎800シリーズ 1本 (大麦Barrel Aged / 蕎麦 / 米 / 薩摩芋 からお選びいただけます)
◎飲み比べ2種セット 800 大麦or蕎麦or芋+800 米
◎全4種セット(800 大麦・蕎麦・米・芋)合計4本 ※大好評につき追加リターン準備しました
◎全4種セット(800 大麦・蕎麦・米・芋)× 3セット=合計1ケース(12本)
※本プロジェクトの酒類は、各製造元から発送元である「高橋酒造株式会社(新潟県長岡市)」へ集約して配送します。
その他、年間定期便やリリースパーティなどご用意しました。
ぜひみなさまと交流する機会や、新たなSAKE造りへの挑戦にお付き合いいただければ幸いです。
詳しくはリターン詳細をご覧ください。
◎800年間定期便+Discordご招待 ※大好評につき追加リターン準備しました
◎800リリースパーティー(京都・東京の2か所開催)
◎コラボ酒造り
◎講演会 等
代表今井翔也は、日本酒スタートアップ「WAKAZE」の共同創業者であり、酒造りの最高責任者である杜氏を務めていました。
在籍中には「クラフトサケ」(※1) の前身を生み出し、2018年に創立した三軒茶屋醸造所(現在は閉鎖中)では、初代杜氏として現在のクラフトサケの醸造技術の基盤を立ち上げました。
2019年より渡仏し、パリ郊外に醸造所を創立。2023年には京都とアメリカ・カリフォルニアでの技術開発で「日本酒を世界酒に」の最前線を担ったのち、再び日本から世界に対して「麹の未知の可能性を解放したい」という想いから、2024年3月に退職後、4月に株式会社LINNÉを創業しました。
米と米麹と水のみから造られる日本酒に、果実やハーブやスパイスなど副原料を加え、新たな風味を生み出したクラフトサケ。LINNÉでは、そこから更に一歩踏み込み、その根幹となる“米麹”の部分を、異なる自然素材でつくり、醸していきます。
日本酒からクラフトサケへ。そして、クラフトサケから新しいクラフトサケへ。
この歩みは、伝統を引き継ぎながら日本酒の可能性を拡張し、SAKEとして再定義していく挑戦です。
また、麹は日本食に欠かせない大切な発酵技術です。
醤油、味噌、日本酒、みりんなど和食の根幹をなしており、麹を作るための麹菌は日本の「国菌」とも呼ばれています。そんな麹菌を使った酒造り技術は、日本酒だけでなく焼酎・泡盛・本みりんを含め、2022年3月にユネスコ無形文化遺産に登録の提案がされ、今年12月に正式決定される見込みです。(※2)こうした世界に誇る日本の技術を、領域横断で融合させながら、次の世代にさらに発展させてバトンを渡していきたいと考えています。
クラウドファンディングのページでは、今井のバックグラウンドから、このクラウドファンディングの先に目指す世界について、より詳しく記載しています。
詳細については、プロジェクトページをぜひご覧ください。
麹を解放し、SAKEを再定義する。 世界で初めての醸造酒、異を醸す酒「800」
https://camp-fire.jp/projects/793053/view
※1:2022年に設立されたクラフトサケブリュワリー協会が定義する「クラフトサケ」とは、日本酒(清酒)の製造技術をベースとして、お米を原料としながら従来の「日本酒」では法的に採用できないプロセスを取り入れた、新しいジャンルのお酒です。
※2:文化庁の発表 https://www.bunka.go.jp/koho_hodo_oshirase/hodohappyo/93851701.html
代表者:代表取締役 今井翔也
本社所在地:京都府京都市下京区中堂寺南町134番地 ASTEM棟8階
設立:2024年4月
事業内容:酒類・醸造食品の企画、研究開発、製造、販売
各種リンク
Website: https://linne.inc/
Information: https://linktr.ee/linne.sake
Instagram: https://www.instagram.com/linne.sake
Podcast: https://podcasters.spotify.com/pod/show/linne-sake
LINNÉ代表、醸造家。元WAKAZE共同創業者・杜氏。1988年生まれ、群馬県渋川市出身。
東京大学農学部卒。オイシックス(現オイシックス・ラ・大地)に新卒入社、EC事業・店舗事業・経営企画に従事。2015年より新政酒造・桝田酒造店・阿部酒造・聖酒造での酒蔵修行と並行して、2016年WAKAZE共同創業。2018年東京・三軒茶屋醸造所、2019年パリ・KURA GRAND PARISをそれぞれ初代杜氏として創立。2023年宝ホールディングスとの資本業務提携による技術開発で、京都とアメリカ・カリフォルニアでの酒造経験を経て4年半の渡仏から帰国。SAKEの未知の可能性を拡張し未来と世界に紡ぐため、2024年独立しLINNÉ創業。実家は1841年創業の群馬・聖酒造。長兄が8代目蔵元、次兄が愛知・丸石醸造で蔵人、母も祖母も酒蔵出身の酒造一家。