公益財団法人アイヌ民族文化財団(札幌市中央区:常本照樹理事長)が運営するウポポイ(民族共生象徴空間)は、「ウポポイ誘客促進戦略」(令和6年3月国土交通省北海道局)に基づいて、全国からウポポイに高校生が集まり「共生社会」について考える1日会議“ウアイヌコㇿ会議”を1月11日(土)にウポポイで開催します。この度、本会議に参加する道内および道外の全14校が決定いたしました。あわせて、本イベントへの視察も募集いたします。
※ウアイヌコㇿのㇿは下付き小文字
「ウアイヌコㇿ会議」
ウアイヌコㇿ会議では「ウポポイ探究学習プログラム」※を受講した道内の高校生と全国の高校生が、多様な価値観を認め合い生き生きと暮らせる社会を実現するためにウポポイと道内外の企業の取組みを参考に議論し、それぞれの役割について考えます。「ウアイヌコㇿ」とはアイヌ語で「尊敬し合う」を意味します。
※ウポポイ探究学習プログラム…ウポポイで働く職員や登別・洞爺エリアの地元の方との交流を中心に、アイヌ民族の多様な歴史や文化に触れ、自然環境や火山、温泉、観光、地域産業などを知ることにより、「共生社会」を実現させるために必要なことを参加者一人一人が考えるプログラムです。実施主体:公益財団法人アイヌ民族文化財団
https://ainu-upopoy.jp/education/summary/#inquiry-based-learning
▼開催概要
日 時:2025年1月11日(土)9時から17時
場 所:ウポポイ 体験交流ホール、体験学習館
(北海道白老郡白老町若草町3丁目2)
参加校:14校78名(道内:5校35名、道外:9校43名)
実施主体:ウアイヌコㇿ会議設立・実行委員会
(構成:公益財団法人アイヌ民族文化財団、北海道教育委員会、公益社団法人北海道観光機構、株式会社日本旅行北海道)
▼視察申込
本イベントへの学校関係者、教育旅行関係者の視察を受け付けます。
下記または右の二次元バーコードからお申込みください。
視察申し込み用URL:
▼実施詳細
参加校(14校78名)
道内の高校生は道外から参加する高校生のホスト役を担い、全国から参加する高校生や企業との交流を通じて、自らが住む北海道の魅力や共生社会について考え、広く発信する機会を得ることができます。
(1)道内高校(5校35名)
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遺愛女子中学校・高等学校
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札幌日本大学中学校・高等学校
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北星学園女子中学高等学校
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北海道岩見沢東高等学校
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北海道登別青嶺高等学校
(2)道外高校(9校43名)
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かえつ有明中・高等学校(東京都)
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武蔵野中学高等学校( 〃 )
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立命館中学校・高等学校(京都府)
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関西大学高等部(大阪府)
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関西大学北陽高等学校( 〃 )
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岡山学芸館高等学校(岡山県)
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清心女子高等学校( 〃 )
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広島翔洋高等学校(広島県)
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徳島県立脇町高等学校(徳島県)
道外参加高校のコメント(参加目的および意気込み)
アイヌの文化は普段の生活で触れることのできない文化なので、異なる文化背景を持つ人々について知ることによって、普段の生活では得ることができない考え方や価値観に触れ、多文化共生について理解を深めることができると考えます。多文化共生について理解することで公平な社会を実現できると思います。(関西大学高等部)
高校生同士、これからの社会づくりに向けて、お互いのこれまでの学びから新しい視点や発見を得られると思い、参加を希望いたします。(岡山学芸館高等学校)
特に、当会議への参加を希望する生徒たちは、アイヌ文化との共存やその啓発に強い関心と使命感を抱いております。当会議では単なる知識の習得や現地の高校生との交流にとどまらず、得た学びを学校内外へ積極的に発信し、共有していくことを目指しています。生徒・教員一同、会議の前後を通じてアイヌ文化への理解をさらに深め、地域社会にも貢献できるようなプロジェクトとして発展させたいと考えております。(かえつ有明中・高等学校)
高校1年次から、探究学習として地域・国・世界の問題点について学んできました。これらの学びを、全国の高校生と触れ合うことでさらに深めたいと考えています。また、アイヌの文化を実際に知り学ぶことで、価値観を広げられる機会になってほしいと思います。(武蔵野中学高等学校)
行程
日にち |
場所(時間帯) |
内容 |
1/10(金) |
ウポポイ(午後) |
ウポポイで探究学習プログラム |
1/11(土) |
ウポポイ(終日) |
<ウアイヌコㇿ会議> ▪北海道の高校生が考える共生社会 ▪他国の先住民族の共生事例 ▪全国の高校生×企業×共生 ▪高校生による共生についてのディスカッション ▪ディスカッション内容発表 ▪講評 |
1/12(日) |
北海道ボールパーク Fビレッジ(午前) |
▪北海道ボールパークFビレッジ内クボタアグリフロントにてチームビルディング |
参画企業
ウアイヌコㇿ会議では、共生社会をテーマとした企業の活動について、高校生目線でアイデアを出し合います。
上記他一社が参画します。
これまでの取り組み
道内の高校生向けオンライン事前学習を9月から開始。11月6日(水)にウアイヌコㇿ会議設立・実行委員会を設立し、第1回会議を開催しました。11月9日(土)には道内の高校生のウポポイ現地研修を実施し会議開催に向けた準備を進めているほか、会議開催までの間、道内・道外の高校生はオンラインによる事前学習を行っています。
ウポポイ(民族共生象徴空間)について
アイヌ文化の復興・創造等の拠点として2020年に北海道白老町にオープン。道内初の国立博物館「国立アイヌ民族博物館」、アイヌ文化を五感で感じる体験型フィールドミュージアム「国立民族共生公園」、アイヌ民族による尊厳ある慰霊を実現するための「慰霊施設」からなり、豊かな自然に抱かれたポロト湖のほとりで、触れる、体験する等さまざまな角度からアイヌ文化や歴史を体感いただけます。
公式ウェブサイト:https://ainu-upopoy.jp/
公式Instagram:https://www.instagram.com/ainumuseumpark/
公式Facebook:https://www.facebook.com/upopoy/
公式YouTube:https://www.youtube.com/@upopoy
所在地:〒059‐0902 北海道白老郡白老町若草町2丁目3
電話:0144-82-3914(代表)
アクセス:JR白老駅から徒歩約10分。新千歳空港から高速道路または列車利用で約40分。
入場料(税込):一般大人1,200円、一般高校生600円、中学生以下無料
※20名以上に適用の団体料金あり※有料の体験プログラムや博物館の特別展示の料金は含みません
開園時間:9:00~17:00
※時期により変動あり
閉園日:月曜日および12/29~1/3、3/1~10、月曜日が祝日の場合は翌日以降の平日
※特別な開園日あり
開業日:2020年7月12日
指定法人:公益財団法人アイヌ民族文化財団