サントリー(株)スピリッツ・ワイン開発生産本部 ブレンダー室の主席ブレンダー輿石 太(こしいし ふとし)は、このたび、大阪府が選定する「大阪府優秀技能者表彰(なにわの名工)」を受賞しました。
「なにわの名工」は、極めて優秀な技能を有し、その技能が府内で第一人者と認められる人であり、かつ実務経験年数や後進技能者の指導・育成に寄与しているなど、厳格な選考基準を満たすスペシャリストの中から決定し表彰されるものです。広く一般社会に技能尊重の気風を浸透させ、技術者の地位と技術水準の向上を図ることを目的として、1970年度から行われています。今年度までに2,464名が受賞し、今年度は58名が「なにわの名工」に選ばれました。
輿石は、ウイスキー製品の中味となる原酒の配合に関して優れた技能を有しており、主席ブレンダーとして「サントリーウイスキー 響」や「サントリーシングルモルトウイスキー 山崎」、「同 白州」、「SUNTORY WORLD WHISKY 碧Ao」など主力のウイスキー製品の担当ブレンダーを務めているほか、最近では山崎蒸溜所・白州蒸溜所の原酒を使用したプレミアムハイボール缶を開発するなど、新たな製品開発によるウイスキー市場の需要創造に貢献しました。また、次世代のウイスキーづくりを担う後進のブレンダーの育成や、各製造工場の現場社員の官能評価力を高めるための指導を担うなど、後進技能者の指導・育成に貢献している点などが評価され、この度の受賞となりました。
●輿石 太 コメント
この度「なにわの名工(大阪府優秀技能者表彰)」を受賞する名誉を賜りました。
ウイスキーのブレンダーとしての仕事が「なにわの名工」の技量として評価いただけたことは大変喜ばしく、光栄に存じます。
これからも美味品質を追求し、皆様に喜んでいただけるウイスキーをつくるために日々精進して参りたいと存じます。
●輿石 太 略歴
1982年サントリー株式会社入社、白州蒸溜所内の貯蔵グループに配属。1999年ブレンダー室所属となり、2010年にブレンダー室主席ブレンダーに。開発に携わった主な新製品として「山崎50年」「山崎55年」「白州18年」「白州25年」「響12年」「響40年」など多数。なかでも「白州25年」は2022年に、世界的な酒類コンペティション「インターナショナル・スピリッツ・チャレンジ(ISC:International Spirits Challenge)」にて、ジャパニーズウイスキー部門における最高賞「トロフィー」を受賞。さらに翌2023年には「山崎25年」、2024年には「山崎12年」が同コンペティションで最高位の「シュプリーム チャンピオン スピリット」を受賞するなど、サントリーウイスキーが世界で高い評価を得ることに貢献している。
▽本件に関する問い合わせ先
サントリーホールディングス株式会社 広報部 06-6346-0835
以上