「ナルニア国物語」は、「指輪物語」「ゲド戦記」と共に、世界三大ファンタジーの一角を担います。世界47ヵ国以上で翻訳され、売上は1億2千万部超。英国カーネギー賞を受賞し、世界中で愛されるファンタジーの最高峰です。
■ 各書店での展開が始まりました
丸善の京都本店では、名作新訳コレクションを集めた「新潮文庫Star Classics」シリーズの10周年フェアコーナーにて、『灯台へ』(ヴァージニア・ウルフ著 鴻巣友季子訳)や、『おちゃめなパティ』(ジーン・ウェブスター著 三角和代訳)と共に本書を展開中です。
■ クリスマスプレゼントに最適な1冊
また本文内では、サンタクロースも登場。ナルニアを支配する悪い魔女との戦いに挑む子どもたちに、ふしぎなプレゼントを渡します。かわらしい赤いカバーがこの季節にぴったりな第1巻は、子どもから大人まで楽しめる夢と魔法にあふれたファンタジーです。衣装だんすの先は、別の世界へとつながっている――。誰しもが子どものころ一度は夢を見たであろう魔法の扉。今年のクリスマスプレゼントの候補にいかがでしょうか!
■ 書籍内容紹介
古い屋敷を探検していた四人きょうだいの末っ子ルーシーは、衣装だんすから別世界ナルニアに迷い込む。そこは白い魔女が支配する常冬の国だった。「人間の世界から来た四人の王と女王により魔女は滅ぼされる」という伝説のためルーシーらは追われる身となるが――。ナルニアは光を取り戻すことができるのか。美しい挿画と読みやすい新訳で堪能するファンタジーの最高峰。いま冒険の扉が開かれる。
■ 著者紹介 C・S・ルイス(Lewis,C.S.)
(1898-1963)北アイルランド・ベルファスト生れ。小説家、英文学者。オックスフォード大学に進学するも、第一次世界大戦に召集される。復学後、同大学研究員を経てケンブリッジ大学教授に就任。文学やキリスト教に関する著作を多数発表し、1942年『悪魔の手紙』が世界的ベストセラーとなる。1950年「ナルニア国物語」第1巻『ライオンと魔女』を発表。1956年のシリーズ最終巻『さいごの戦い』で、優れた児童文学に贈られるカーネギー賞を受賞。
■ 訳者紹介 小澤身和子(おざわ・みわこ)
東京大学大学院人文社会系研究科修士号取得、博士課程満期修了。ユニバーシティ・カレッジ・ロンドン修士号取得。「クーリエ・ジャポン」の編集者を経て翻訳家に。訳書にウォルター・テヴィス『クイーンズ・ギャンビット』、デボラ・レヴィ『ホットミルク』、シルヴィア・プラス『ベル・ジャー』、デルモア・シュワルツ『夢のなかで責任がはじまる』など。
■ 書籍データ
【タイトル】ナルニア国物語1 ライオンと魔女
【著者名】C・S・ルイス
【訳者名】小澤身和子
【発売日】2024年11月28日
【造本】文庫
【定価】693円(税込)
【ISBN】978-4-10-240661-8