株式会社ヘラルボニー(以下、ヘラルボニー)と東日本旅客鉄道株式会社(以下、JR東日本)は、2024年12月11日(水)から2025年1月13日(月・祝)まで、マーチエキュート神田万世橋内 JAPAN ART BRIDGE S1区画にて、HERALBONY Art Prize 2024「JR東日本賞」受賞作『インドネシアの影絵』をはじめ、岩瀬俊一氏の多彩な作品を展示する『岩瀬俊一 展 架橋する鏡〜HERALBONY Art Prize 2024 JR東日本賞受賞記念〜』を開催します。期間中にはライブペインティングなど、作家とアートを直接体感できるイベントも予定しています。創造性あふれるアートがもたらす特別なひとときをお楽しみください。
共創の背景
JR東日本とヘラルボニーは、オープンイノベーションの一環として、インクルーシブな社会の実現を目指し、これまでさまざまな場面で共創に取り組んできました。障害のあるアーティストの活躍の場を広げ、経済性の向上を図ることを目的に、駅や鉄道車両といったJR東日本のアセットを活用した展示や商品化を実現しています。そのような取り組みの中で今回、JR東日本にも協賛としてご参画いただいた、ヘラルボニーが主催する初の国際アートアワード HERALBONY Art Prize 2024を機に、さらに福祉・アート・街づくりを有機的に結びつけ、未来をともに創造していきたいという想いから、HERALBONY Art Prize 2024「JR東日本賞」の受賞作品を起用した展覧会を開催する運びとなりました。
JR東日本賞|選出コメント
どんなときでも変わらず眺められる絵です。遠くからはにぎやかな色使いを楽しめ、近くでみるとあちこちに生物が見つけられ、眺めるたびに発見があります。たくさんの変化を皆さまにも感じていただけると思います。
『岩瀬俊一 展 架橋する鏡〜HERALBONY Art Prize 2024 JR東日本賞受賞記念〜』
HERALBONY Art Prize 2024で「JR東日本賞」を受賞した『インドネシアの影絵』を含む、岩瀬俊一氏の作品を展示する本展。岩瀬氏自身の鏡ともいえる作品は、光と影、日本とインドネシア、自分と自分以外などさまざまなものを架橋しています。本展覧会は、旧万世橋駅の高架橋下にあるギャラリーで、作家がこれまでに表現してきた独創的な表現やその変遷を一望できる内容となっています。
◾️展示会概要
・展示期間: 2024年12月11日(水)~2025年1月13日(月・祝)
※休館日:12月31日(火)~1月3日(金)
・場所: マーチエキュート神田万世橋内 JAPAN ART BRIDGE S1区画
・展示作品: 『インドネシアの影絵』『サル』『コーヒーを摘んでいる女の人』『どうぶつ王国』『きれいなお姉さん』
※車椅子をご利用の方もゆったりと展示をお楽しみいただけます。
◾️岩瀬俊一氏 ライブペインティング&トークショー
〜HERALBONY Art Prize 2024 「JR東日本賞」受賞記念〜
・開催日: 2024年12月14日(土) 14:00〜15:00
・内容: 岩瀬俊一氏によるライブペインティング、山下完和氏(やまなみ工房施設長)による作品解説と工房の活動紹介
・参加費: 500円
お申し込み方法は「JRE MALLショッピング(JR東日本運営の通販サイト)」をご確認ください。
URL:https://shopping.jreast.co.jp/products/detail/s336/s336-C010102
◾️ARTIST PRODUCTSの販売
今回の展示期間に合わせ、岩瀬俊一氏のアート作品を起用したアイテムをJAPAN ART BRIDGEにて販売します。
・期間: 2024年12月11日(水)~2025年1月13日(月・祝)
・販売場所:マーチエキュート神田万世橋内 JAPAN ART BRIDGE N8区画
・営業時間:11:00〜20:00
展示作品
作家紹介
作家:岩瀬 俊一 / Shunichi Iwase
やまなみ工房(滋賀県)
1973生まれ、滋賀県在住。2008年から『やまなみ工房』に在籍 ペンを用いて人物や動物等、モチーフが決まると彼独自の視点で余白を余すことなく、紙面全てにゆっくりと描きこんでいく。彼の内向的で真面目な性格が作品にも反映され描く線の一つひとつがとても丁寧で、まるで細い糸が絡み合っているかのように繊細に描かれる。日常では、ほとんど言葉も発することなく意見を求めても、顔を赤らめながら、か細い声で一言口にする程度しかない彼の作品からは、内に秘めた思い全てが放出され、訴えかける力強さに満ち溢れている。彼もまた自己を表現する術を作品制作に見出した1人であり、これからも彼の世界観は大きく広がっていくだろう。
受賞者コメント|岩瀬俊一氏
僕は昔から電車がとても大好きで、電車を見るのが大好きで、僕が頑張って描いた作品がJR東日本賞に選ばれ、とても嬉しかったです。インドネシアの影絵は、細かいところを頑張って描きました。これからも、いろんな場所で展覧会に出せるように頑張っていきたいと思います。ありがとうございました。
〈STAFF〉
プランナー:長尾綾乃(ヘラルボニー)
プロジェクトマネージャー:岡志津(ヘラルボニー)
ビジネスプロデューサー:泉雄太(ヘラルボニー)
グラフィックデザイナー:オダヒロト(株式会社SOJI)
展示タイトルライティング:北野早苗
◾️HERALBONY Art Prize 2025 Presented by 東京建物|Brillia 公募開始のお知らせ
世界の異彩が集う国際アートアワード「HERALBONY Art Prize 2025 Presented by 東京建物|Brillia」の作品公募が、2024年11月13日(水)よりスタートしました。応募詳細は以下をご覧ください。
特設サイト:https://artprize.heralbony.jp/
【株式会社ヘラルボニー概要】
ヘラルボニーは、「異彩を、放て。」をミッションに掲げ異彩を放つ作家とともに、新しい文化をつくる企業です。国内外の主に知的障害のある作家の描く2,000点以上のアートデータのライセンスを管理し、さまざまなビジネスへ展開しています。支援ではなく対等なビジネスパートナーとして、作家の意思を尊重しながらプロジェクトを進行し、正当なロイヤリティを支払う仕組みを構築しています。アートを纏い社会に変革をもたらすブランド「HERALBONY」のほか、商品や空間の企画プロデュース、取り組みを正しく届けるクリエイティブ制作や社員研修プログラムなどを通じて企業のDE&I推進に伴走するアカウント事業、あたらしい”常識”に挑戦する盛岡のアートギャラリー「HERALBONY GALLERY」の運営を行うアート事業など、多角的に事業を展開。さまざまな形で「異彩」を社会に送り届けることで、「障害」のイメージを変え、80億人の異彩がありのままに生きる社会の実現を目指しています。
会社名:株式会社ヘラルボニー / HERALBONY Co.,Ltd.
所在地:岩手県盛岡市開運橋通2-38(本社)、東京都千代田区大手町2丁目7−1 TOKIWAブリッジ13F(東京拠点)
代表者:松田 崇弥、松田 文登
コーポレートサイト:https://www.heralbony.jp
オンラインストア:https://store.heralbony.jp/
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