2025シーズンの出場権をかけて行われる5日間90ホール競技。72ホール終了時点で予選カットを実施する。2次予選会の通過選手に加えて、年間ポイントレース101位~150位(ウォルマートNWアーカンソー選手権終了時点)の選手、10月8日時点の世界ランキング上位75位以内の選手らが出場。出場優先権の上位カテゴリー獲得の目安となる25位タイ内に入れば、2025シーズンのLPGA女子ゴルフツアーへのより多くの出場機会が付与される。
最終予選会は、2005年大会でトップ通過した宮里藍をはじめ、宮里美香、有村智恵、横峯さくら、諸見里しのぶらもかつて挑戦した米ツアーへの登竜門。近年では畑岡奈紗、古江彩佳、渋野日向子、勝みなみ、西村優菜、西郷真央、吉田優利らが挑戦し、今季もその多くが米ツアーを主戦場としている。
今年は姉妹揃っていち早く出場を表明した岩井明愛、千怜のほか、2022/23年の国内ツアー賞金女王・山下美夢有、2次予選会を突破した原英莉花が参戦。さらに今シーズン惜しくもシードに届かず再挑戦する吉田優利、今季米下部ツアーを主戦場とした馬場咲希、山口すず夏も出場する。来季出場権をかけた大一番を目前に控えた選手たちに、今大会を放送・配信するWOWOWが事前インタビューを行った。
■山下美夢有
Q.いよいよ最終予選会ですが、まずはどんなお気持ちですか?
「まずはこっちに来て、すごく寒いなという気持ちと、コースを回った印象は距離が長かったり、グリーンがすごく難しいホールも多かったので、粘ってのゴルフが重要になってくるなと思いました」
Q.米ツアーに参戦したいと思った1番の理由はなんですか?
「今年特にメジャー大会にも出て、オリンピックにも出てすごく海外で戦いたいと思ったので、今回受けたいなと思いました」
Q.オリンピックとKPMG(全米女子プロゴルフ選手権)ではすごく良い戦いでしたが、その試合を経て、米ツアーでも戦えると思った感じたことも大きかったですか?
「いけるなと思った部分も少しはありましたし、でも足りない部分もまだまだあるなという課題もありながらの1年だったので、この予選会でしっかり良い成績を出して終わりたいなと思います」
Q.体調やコンディション、ショットの感覚などはいかがですか?
「海外に来るたびに、いつも体調を崩してしまうことが多かったんですけど、今回は良い状態で迎えられているかなと思います」
Q.5日間と言う長丁場になりますが、どのあたりを意識しますか?またどのあたりがキーポイントだと思いますか?
「5日間と長いのでいかにボギーを少なくするかというのが重要になってくるかなと思うので、その辺はしっかりとコースマネジメントをして。チャンスが来たらバーディを取れるようなプレーができたら良いなと思います」
Q.最後に意気込みをお願いします。
「今年最後の試合になるので、しっかり予選を通過できるように一打一打、頑張りたいと思います」
■岩井明愛
Q.いよいよ最終予選会ですがどのような気持ちでしょうか?
「楽しみな気持ちとちょっと緊張する気持ちとありますが、楽しみの方が大きいです」
Q.今年米ツアーにスポット参戦してみて、刺激を受けた部分などもありましたか?
「海外の選手たちは一打に対する思いが強いなというのを海外のトーナメントを通して思ったので、自分も負けずに一打一打に集中してがんばりたいかなと思います」
Q.アメリカツアーに出たいなと思った1番の理由はなんですか?
「やっぱり世界で戦う先輩たちを見てきて、かっこいいなと思ったので自分もその舞台で戦えたらなと思いました」
Q.今週のコースは2つありますが、それぞれの印象教えてください
「クロッシングの方が比較的スコアが出せそうなイメージで、フォールズの方が耐えるというか。グリーンのアンジュレーションがあるので、ボールがつくところによってはバーディーチャンスからボギーになってしまったりというのも結構あるかなという印象ですね」
Q.フォールズとクロッシング、2つのコースを使って上位に行くためにはどのあたりがキーポイントだと思いますか?
「ピンまで攻めていて、グリーンは速い方だと思うんですけど強気のパットが打てれば良いかなと思います」
Q.最後に意気込みをお願いします。
「最後まで気を抜かず、自分らしく頑張りたいなと思います」
■岩井千怜
Q.米ツアーで戦おうと思った1番の理由を教えてください。
「昨年メジャー大会に出させてもらって、それから試合に出るたびに世界で戦いたいなという思いがどんどん強くなっていったのがきっかけです」
Q.千怜選手がゴルフをする上でのモットーなどはありますか?
「楽しく、自分のペースでという感じです」
Q.今週は2つのコースを使用しますが、それぞれのコースの印象を聞かせて下さい。
「クロッシングは少し平らで距離もちょっと短いですが、フォールズはグリーンがすごくアンジュレーションがありコースも長い印象です」
Q.今週に入ってみてご自身の調子はどうですか?
「悪くはないです、かといってすごく良いわけでは無いですけど。でもその中でもスコアを作ることが自信につながると思うので最善を尽くしたいです」
Q.5日間と言う長丁場ですがご自身の中で意識したい部分などはありますか?
「逆に意識しないことですかね、いつもと同じように1日1日を全力でやり切りたいなと思っています」
Q.では最後に意気込みお願いします。
「はじめてのQシリーズ(最終予選会)でどうなるかわからないんですけど、一打一打に集中して、日本のファンの皆様の為にも頑張りたいと思います」
■原英莉花
Q.いよいよ最終予選会が始まりますが、まずはどのような気持ちですか?
「2コースを覚えるのに必死で、すごく集中しています」
Q.今の体のコンディションはいかがですか?
「こっちには28日くらいに入ったんですけど、結構時差ぼけがあったみたいでずっと寝ていましたが今はもう大丈夫です。慣れてスッキリしています」
Q.アメリカで戦いたいと思った1番の理由を聞かせて下さい。
「やっぱり昔から憧れていたところもありますし、いろいろなコースを回ってみたいと思ったからです」
Q.フォールズとクロッシング、違うタイプの2コースですがそれぞれの印象はどうですか?
「両コースともグリーンが結構速くて大きいグリーンが多いんですけど、落としていくところが重要になってくるなと思っています」
Q.5日間と長い戦いですが、意識したい部分はありますか?
「1つのミスに一喜一憂しないことと、バーディをとっていきたいですけど、まずは落とさないこと、ハザードに入れないことをしっかり念頭に置いてマネジメントしていきたいなと思います」
Q.最後に意気込みをお願いします。
「しっかり全力を振り絞って頑張りたいと思います」
■吉田優利
Q.コンディションのほうはいかがですか?
「時差ぼけは若干残っていますが、それよりも思った以上に寒暖差があるので、そこは気をつけたいなと思っています」
Q.今年はロッテ選手権ですごく良いプレーをしていましたが、シーズン終盤の手ごたえはいかがでしたか?
「シーズンの最初に比べれば良い状態に持ってこれたかなとは思っています」
Q.昨年は6日間の戦いでしたが、今年は5日間になりました。去年の経験で生かせることがあれば教えてください
「2コース知っているのはすごいアドバンテージだと思いますし、今年に関してはグリーンがちょっと速いかなという印象があります」
Q.今週に入ってきてみてのスイングの感覚はいかがですか?
「まだできないことも多いですがだいぶ良くなってきましたし、イメージ通りの球や弾道が出てくる回数も多くなってきたので、しっかり週末に向けて調整して行けたらなと思います」
Q.25位以内に入らなければならないラインがありますが、どのあたりを意識してプレーしたいですか?
「セカンドでしっかりグリーンをキャッチしたいというのは一番あって、ピンポジ(ション)も厳しいところに切られていてもセーフティに狙っていくなど、メリハリのあるゴルフを求められるかなと思うので、そこはうまくできたらなと思います」
Q.最後に意気込みをお願いします。
「今年は5日間で昨年より少し短いということで、しっかり初日から伸ばしていけるように頑張りたいと思います」
■馬場咲希
Q.いよいよ最終予選会ですが、まずは率直な気持ちを教えてください。
「楽しみと気合、頑張ろう!みたいな気持ちです」
Q.昨年も最終予選会でこのコースをプレーされたと思いますが、経験を生かすためにはどのあたりがポイントになってくると思いますか?
「去年も結構寒くてグリーンのコンディションも似たところがあるので、そういうところでしっかり攻めて良いスコアが出せるように頑張りたいです」
Q.今年は1年間下部ツアーで戦いましたが、得たことなどはありましたか?
「自分の今の技術の足りないところもすごく明確に分かりました。それに今年はほぼ1人でゴルフをしていたので、そういうメンタル面でも去年とは全然違ったりしたので、課題の立て方とかはすごく変わったなと思います」
Q.ゴルフ面以外で人として成長した部分は感じますか?
「成長できてればいいなと願うばかりです(笑)。自分では実感できるところが少なくて、父とかに“こういうところはよくなったんじゃない?”と言ってもらえる事はあったので、成長していたらいいなと思います」
Q.去年と同じフォールズとクロッシングの2コースになりますが、改めて印象を教えてください
「1番印象があるのは、バンカーの砂がすごくサラサラで砂の量が多いのでそこはすごく難しいなと思いました」
Q.今週も天気が心配な部分もありますが、どのあたりを意識してプレーしたいですか?
「5日間はやっぱり長いので最後までしっかり集中力を切らさず、諦めずに一打一打プレーできたら良いなと思います」
■山口すず夏
Q.日本でのプロテストを経ての最終予選会で結構ハードなスケジュールだと思いますが、体調面はどうですか?
「問題ないです、今のところ体調は万全です」
Q.いよいよ最終予選会ですがどんな気持ちですか?
「久しぶりのQシリーズなので、ちょっと緊張すると思いますがすごく楽しみです」
Q.今回で3回目の予選会だと思いますが、改めて米ツアーへの想いを聞かせて下さい。
「ここ3年間ぐらいプロテストを受けたり練習にも励んできましたけど、なかなかうまくいっていなかったので、いろいろスイング改造にも取り組んできて、今回テストに通ってこうやってまた最終予選会にも戻って来れたので、上位を目指して頑張っていくしかないという感じです」
Q.この予選会は独特の雰囲気もあると思いますが、何回か経験しているというところで、ポイントなどを感じていますか?
「久しぶりなのでいまいちアレですけど、コースも長いですし調子の悪そうな時にいかに耐えられるかなというのが1番のキーポイントになるかと思います」
Q.5日間の長い予選会で意識している部分はありますか?
「5日間あるので焦らずに。まずはしっかりパーをとって耐えていくことが自分の気持ち的にも大事になってくるんじゃないかと思います」
Q.最後に意気込みをお願いします。
「久しぶりのQシリーズなんですけど25位以内を目指して5日間全力で頑張りたいです」
◆◆◆◆◆【WOWOW LPGA 放送・配信スケジュール】◆◆◆◆◆
「LPGA女子ゴルフツアー 2025最終予選会」
◆配信情報
12/5(木)~9(月)[WOWOWオンデマンド]
・視聴方法:WOWOWオンデマンド PPV(ベイパービュー、都度課金)
※配信チケット購入者様限定でご視聴可能
・販売期間:10/22(木)~12/31(火)
・販売URL:https://wod.wowow.co.jp/browse/editorial/40144
<配信チケット>
・全日程(第1日~最終日):税込3,300円
・予選ラウンド (第1日~第4日が視聴可能):税込2,200円
・決勝ラウンド(最終日):税込1,650円
◆開催コース
アメリカ・アラバマ州 ロバート・トレント・ジョーンズ・トレイル
マグノリア・グローブGC
◆注目選手
山下美夢有、岩井明愛、岩井千怜、原英莉花、吉田優利、馬場咲希、山口すず夏
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