令和6年能登半島地震ならびに奥能登豪雨により犠牲となられた方々に深く哀悼の意を表するとともに、被災された皆様、ご家族、また関係者の皆様に心よりお見舞い申し上げます。
同じ地域を襲ったふたつの激甚災害により、能登地域の産業や文化も甚大な被害を受けました。日本を代表する伝統工芸「輪島塗」の工房も多くが被災し、職人の方々は避難を余儀なくされています。
少しずつでも再開に向けての道筋があることを願いつつ、その動きをわずかでも後押しできればと、株式会社スタージュエリー(本社:神奈川県横浜市)では支援プロジェクトを立ち上げました。具体的には、輪島塗工房の今後の活動の一助となるよう、ゴールドやシルバーに漆塗りを施したジュエリーを企画、併せて“能登ヒバ”に“拭き漆”の技法で仕上げたディスプレイツールを特注し、スタージュエリー各店での展示・販売を通して、能登そして輪島の状況を発信していきます。
プロジェクト名
STAR JEWELRY meets WAJIMA – 響き合うクラフトマンシップ
企画趣旨
輪島塗とジュエリー、卓越した職人が業種を超えてコラボレート
ものづくりを通じて能登半島地震の復興支援と伝統工芸の存続支援を
約600年の歴史があり、欧米ではJAPANとも呼ばれる漆器の最高峰「輪島塗」。
輪島塗が優美でありながら堅牢で、丁寧に修理をすることで一生使い込むことができるように、ジュエリーもまた可憐さと毎日の着用に耐える実用性を併せ持ち、どちらも世代を超えて受け継ぐことができます。
スタージュエリーは1946年の創業以来、横浜・元町の自社工房の熟練職人によるものづくりにこだわってきました。繊細なジュエリー製作で培われた技術を生かし「輪島塗」の存続支援とメイドインジャパンの伝統の継承を願い、本プロジェクトを企画しました。
商品展開
ベースとなるジュエリーは、スタージュエリーの定番シリーズのひとつ、モダンなフォルムのハートをモチーフにした“CONNECT WITH LOVE”。ジュエリーの職人が仕上げた ペンダントトップに、輪島塗の職人が丁寧に塗りと研ぎを繰り返し、漆の3度塗りで仕上げた、まさに輪島と元町の工房を繋いで完成したジュエリーです。イエローゴールドには朱赤、シルバーには黒の漆がしっとりとした美しい光沢をたたえ、本漆ならではの存在感を放ちます。漆の特長として年を経るにつれ色味の鮮やかさが増していきますが、使用後は柔らかい布で優しく拭くことで漆の艶感も増していきます。
商品名:WAJIMA CONNECT WITH LOVE
発売日:12月21日(土)発売予定
※初回入荷数に限りがあるためオーダーとなる場合がございます。
販売期間:2025年3月頃までの販売・数量限定商品
取り扱い店舗:全国のスタージュエリー・公式オンラインストア
SILVER925(Pt1000コーティング)/黒漆ネックレス 27,500円(税込)
※取り組みについてのストーリーをまとめたスペシャルページはこちら
協業先工房について
「藤八屋(とうはちや)」
1888年から続く輪島塗の塗師屋(ぬしや)。現在の親方・塩士正英氏が三代目(伝統工芸士)。輪島塗の特徴でもある、120を超える製造工程を各分野専門の職人が担う分業制の中で、塗師屋は企画、デザイン、職人たちの取りまとめから製造・販売にいたるまで、トータルプロデューサーの役割を担う。
藤八屋は2007年の能登半島地震により当時の本店が全壊するも、2010年に再建。その本店が2024年の震災の大火により全焼し、多くの作品や出荷を控えた商品も焼失。いま数年後の再建を目指す。(今回の漆塗り作業、カタログや動画の撮影は、倒壊を免れた工房兼自宅にて行われました。)
STAR JEWELRY(スタージュエリー)について
横浜・元町に本社、本店を構えるジュエリーブランド。1946年の創業時より、自社工房の専属職人によるものづくりにこだわり、今もなおメイドインジャパンを貫いている。ファッションジュエリー・ブライダルジュエリーを取りそろえ、デザイン性の高さはもちろん、つけ心地の良さなど目に見えない細部のつくりにも定評があり、手厚いアフターサービス体制を整えている。ジュエリーという小さな輝きが幸せを運ぶように、厳しい環境・状況にある人たちを支援する活動にも取り組み、なかでも世界の子どもたちに向けたクリスマスチャリティは1993年から30年以上の活動となっている。横浜・元町本店を始め、銀座、表参道など日本国内に52店舗(異業態を含む)を展開。