生活協同組合パルシステム東京(本部:東京都新宿区大久保、理事長:松野玲子)は12月22日(日)13時から16時まで、深川江戸資料館(江東区白河)で江戸時代の暮らしを知るイベントを開催します。大量廃棄が習慣化した現代の私たちが、資源の再利用と循環で成り立っていた江戸町民の暮らしから生活に取り入れたい知恵を学びます。
資源循環がなりわいに
深川江戸資料館は、江東区佐賀に現存した江戸時代末期の「深川佐賀町」を再現した原寸大ジオラマを展示しています。隅田川の岸部で暮らす庶民の長屋やさまざまな商店、船宿から猪牙船まで当時の生活を細部にわたり体験できます。各戸で暮らす家族の職業や商売の取引が設定され、当時のさまざまな道具や衣装を手に取り、建築物の工夫を目の当たりにして理解できます。
江戸時代の街並みからユーモアを交えて解説してくれるのは、郷土史を研究する久染健夫さんです。ごみ溜めや共同便所などの共有スペースでは、捨てられるものが少ない背景を教えてくれます。あらゆる物品を回収し、再利用するリサイクルが職業の一つとして成り立つ暮らしが見て取れます。一大産業である畑の堆肥の原料を生む共同便所の構造など、資源循環がお金を生み出す究極のリサイクル社会を理解できます。
「江戸時代から繋がる日本のSDGsー深川江戸資料館の町並みから見る循環型社会と今ー」
開催概要
【日時】2024年12月22日(日)13時~16時
【会場】深川江戸資料館(東京都江東区白河1-3-28)
【アクセス】都営大江戸線・東京メトロ半蔵門線「清澄白河駅」、A3出口より徒歩3分
【対象】小学生以上
【定員】30人
【参加申込はこちら】
【締切】2024年12月11日(水)12時
【参加費】無料
【企画詳細】 https://www.palsystem-tokyo.coop/event/161590/
【講師】久染健夫さん(江戸・東京郷土史研究者)
宅配インフラ活用で資源循環
パルシステムは便利な暮らしとともに大量生産、大量消費、大量廃棄が当たり前になってしまった現代で、宅配時に戻すだけで参加できる資源循環を利用者に呼びかけます。
宅配サービスの訪問時に、配送資材や商品の容器包材の一部を回収しています。置き配時に商品を入れるシッパーやコンテナをはじめ、調味料などのびんや青果の紙箱も再使用するため回収します。
商品・カタログのまとめ袋や米袋など、プラスチック資材は回収して、再生原料として活用します。牛乳など飲料パックやヨーグルトの紙カップは、オリジナルのトイレットペーパーなどの紙製品へと再生します。
パルシステム東京はこれからも、資源循環が当たり前になる持続可能な未来に向け、利用者とともに“今できること”を考えます。
生活協同組合パルシステム東京
所在地:東京都新宿区大久保2-2-6、理事長:松野玲子
出資金:221.8億円、組合員数:53.2万人、総事業高:863.1億円(2024年3月末現在)
HP:https://www.palsystem-tokyo.coop/
パルシステム生活協同組合連合会
所在地:東京都新宿区大久保2-2-6 、理事長:大信政一
13会員・統一事業システム利用会員総事業高2,541億円/組合員総数173.5万人(2024年3月末現在)
会員生協:パルシステム東京、パルシステム神奈川、パルシステム千葉、パルシステム埼玉、パルシステム茨城 栃木、パルシステム山梨 長野、パルシステム群馬、パルシステム福島、パルシステム静岡、パルシステム新潟ときめき、パルシステム共済連、埼玉県勤労者生協、あいコープみやぎ
HP:https://www.pal-system.co.jp/