前人未到の長い老後を生きるためには何が必要?
現在92歳の樋口恵子さんが、老いに必要な「転ばぬ先の幸せのヒント」をお伝えします!
不安の原因は、自分の今の状況が見えていないこと。樋口さん自身の経験や実感、また、さまざまな調査データをもとにヨタヘロ期の心得をひもときます。
清流出版株式会社は、『老いてもヒグチ。転ばぬ先の幸せのヒント』(樋口恵子著)を 2024年12月9日に発売しました。
URL:https://www.seiryupub.co.jp/books/2024/11/post-211.html
目指すは、「死ぬまで幸せに生きる」!
目指すべきは、「死ぬまで幸せに生きる」です。
本書では、私の経験からいえること、伝えたいことをつらつらと述べてみました。「これは私に当てはまる」と思われることがありましたら、どうぞ参考になさってください。どんな時もユーモアを忘れず、明るく前向きに歩いていたら、なんとかなるものです。
望むべくは、周りの人とコミュニケーションを取りつつ、飛ぶ鳥はあとを濁してもいいから、あとに残る人が笑顔で見送ってくれるようにすること。そのために、一日一日、しっかりと頭を働かせて、人生をまっとうしたいものです。
(「はじめに」より)
【目次】(抜粋)
はじめに
幸せな「老い」を生ききるために
第1章 人生100年時代の「老い」とは
想像するより厳しい「老いの現実」をみつめよう
来たるべき「ヨタヘロ期」の背景にあるもの
毎日が「老っ苦う」。うまくつき合うワザがある
第2章 老いに必要な、ライフスタイルを身につける
「80歳調理定年」と決めて、食を確保する練習を
定年を機に、食・家事・家計の見直しをする
スマホやパソコンを味方につければ、暮らしが広がる
第3章 健康管理・危機管理は人の手も借りて万全に
高齢になったら、安否確認と地域の助け合いが必要
介護や病気に備えて、社会保障制度を勉強しておく
介護される時に備える「ケアされ上手」の心得
第4章 自分の気持ちを大切にする人生の終い方
自分の命の終い方は、自分で決めておく
葬儀は、人に移動を強いない形で
お墓問題は、あとに残る人が困らないようにしておく
第5章 この先も人生の主人公。前向きに生きるには
体を鍛え外出し、人との交流で心も元気に
やがてくる友との別れ。だからこそ交流を深めて
介護もデジタル時代へ。当事者として知っておこう
おわりにかえて
私のターニングポイントと、力を注いできたこと
【著者略歴】樋口恵子(ひぐち・けいこ)
1932年、東京都生まれ。東京大学文学部卒業。時事通信社、学習研究社、キヤノン株式会社を経て、評論活動に入る。政府の男女共同参画会議の委員などを歴任。介護保険制度創設に尽力するなど、女性や介護、高齢者問題に深くかかわり、執筆や講演などに力を注ぐ。NPO法人「高齢社会をよくする女性の会」前理事長(現在は名誉理事長)。
著書に『老いの福袋 あっぱれ!ころばぬ先の知恵88』『老いの上機嫌 90代!笑う門には福来る』(ともに中央公論新社)など多数。
【書籍概要】
書名:老いてもヒグチ。転ばぬ先の幸せのヒント
著者:樋口恵子
出版年月日:2024/12/9
判型・ページ数:四六判並製・216頁
定価:1650円(税込)
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