■昭和レトロなまんじゅうを復刻、杉並の新名物に

昭和レトロな機械で焼きあげる“柴犬印”のまんじゅう、杉並の新名物目指す　東京・杉並にまんじゅうカフェ「杉並饅頭本舗」12/13(金)オープン — 柴犬の焼き印が付いた小ぶりなまんじゅう

看板商品「杉並まんじゅう」は、カステラ風の生地で白あんを包んで焼き、焼き色に合う柴犬の焼き印を入れた小ぶりのまんじゅうです。昭和初期に福岡県の「城野（きの）鉄工所」が開発した「キノ式自動製菓機」により、現在も全国各地で「都まんじゅう」などという名前で親しまれているまんじゅうをルーツに持ちます。城野鉄工所は廃業してしまいましたが、名古屋の機械メーカーが継承して製造する同種の機械を入手しました。店頭では「カチャカチャ」というレトロな機械音とともにテンポよくまんじゅうが焼きあがる様子をご覧いただけます。

杉並まんじゅうは、昭和初期のレシピを参考に、和風とも洋風ともいえる食感と味わいに仕上げました。お子様からお年寄りまで幅広い世代の方に「おいしい」と感じていただける、程よい甘さのまんじゅうです。香ばしい焼きたてはもちろん、冷めてからもしっとりとした味わいで美味しく召し上がっていただけます。1個80円（税込）というお手頃な価格でご提供します。焼き印は、店名のほか柴犬の顔柄とお尻柄の3種類をご用意。焼き印はMaiworld Design、柴犬のキャラクター「小町」は、店主の愛犬「店長小町」をモデルに「しばいぬとおやつ」シリーズで有名なイラストレーターの村田夏佳さんにデザインしてもらいました。

キノ式自動製菓機で焼くまんじゅうは、かつて全国各地で数多く展開されていましたが、後継者不足などを理由に現存する店舗は数少なくなってしまいました。昔の日本のものづくり技術、開発者の情熱を継承しつつ、杉並の新たな名物を目指していきたいと思います。

■異色の経歴からまんじゅう屋に挑戦

店主の佐藤恒志は、警視庁在職中に外務省に出向し、アフガニスタン大使館やイスタンブール総領事館など海外勤務を経験。海外で生活する中で、日本の素晴らしさを再認識しました。嗜好品であるお菓子は平和や幸せの象徴であり、古き日本の技術が詰まった甘くて素朴なまんじゅうを通して、みなさんと笑顔や幸せを共有できればと考えます。小町茶屋では、トルコで出会った琥珀色をした渋みのある濃い味の紅茶「トルコチャイ」やトルコ風レモネード「リモナタ」をはじめ、オーガニック紅茶「Mighty Leaf（マイティーリーフ）」などのドリンクメニューもご用意しています。