セイコーグループ株式会社(代表取締役会長 兼 グループCEO 兼 グループCCO 服部真二、本社:東京都中央区、以下「セイコー」)は、2025年日本国際博覧会(以下、大阪・関西万博)のシグネチャーパビリオンにおいて、音楽家であり、数学研究者、STEAM 教育家の中島さち子氏がプロデューサーを務める「いのちの遊び場 クラゲ館」(以下、クラゲ館)に、パートナーとして協賛することをお知らせします。
当社は、クラゲ館の敷地内に“生物の根源”を象徴するクラゲをモチーフに制作した直径2メートルの日時計を設置するほか、オリジナル日時計作りを通して“人類と時”について考えるワークショップ「時育®(ときいく) わくわく日時計づくり教室」を実施する予定です。これらの取り組みを通して、「生きる喜びや楽しさを感じ、ともにいのちを高めていく共創の場の創出」を目指す中島さち子氏の理念実現に協力してまいります。
■協賛の背景
セイコーは、グループパーパスにある“笑顔であふれる未来を創る”ため、次世代を担う子どもや若者たちが「時」の大切さを学び、自ら考える力を「育む」ことを目指した次世代育成活動「時育®」を推進しています。「時を学び 未来をつくる」をコンセプトに、「時」という視点を通して本物に触れる“わくわくする体験”を届けることを目指して、これまで「セイコーわくわく時計教室」をはじめ、「スポーツ」「音楽」「環境」といった様々な分野の体験プログラムを実施してきました。
今回の中島さち子氏によるシグネチャーパビリオン「いのちの遊び場 クラゲ館」(テーマ:「いのちを高める」)では、「遊びや学び、スポーツや芸術を通して、生きる喜びや楽しさを感じ、ともにいのちを高めていく共創の場を創出する」ことをコンセプトとしています。セイコーは「時」を扱う企業として「いのち=生きている時間」と捉えるとともに、本コンセプトに「時育®」が目指す活動との共通点が感じられたことから、このたびの協賛に至りました。
■生物の根源「クラゲ」がモチーフ! 直径2メートルの日時計を制作・展示
このたびの協賛にあたり、クラゲをモチーフにした直径2メートルの「セイコー クラゲ日時計」を制作し、クラゲ館の敷地内に設置します。
◎「セイコー クラゲ日時計」について
日時計は、“いのちの源”とも言える太陽を通して時間を知ることができる人類最初の時計です。太陽と地球とが作り出す「時」は、人類が生まれる以前から今も変わらない時間のサイクルを繰り返しており、このサイクルの中で様々な“いのち”が生まれてきました。今回制作した日時計では、地球上における生物誕生初期に生まれ、生物の根源とも言えるクラゲをモチーフとしています。実際に時刻を読み取ることのできるこの「セイコー クラゲ日時計」を通して、訪れた人に“いのち”や“進化”、“創造性”とは何かを考える時間を提供します。
◎デザイン及び特徴:
クラゲをイメージした直径2メートルの有機的な形状をしています。中心にはノーモン(日影棒)があり、太陽の影で時刻を知ることができます。
時間の進み方は、地球が太陽を楕円軌道で回っていることと地軸が傾いていることで、季節によって少し変化します。そのため、どの季節においても、より高い精度で時間を読み取ることができるよう、日時計の文字盤には、影が示す時刻を補正するための均時差表を表示しています。また、表面は半透明で、内側からブルーとグリーンの光源がふわふわと光り、生命の鼓動や海の揺らぎを感じさせながら時報を光で知らせます。この電源は主にソーラーバッテリーを使用しています。影によって文字盤に示される時刻だけでなく、日時計内部の光も太陽の力による自然のエネルギーを活用していることが特徴です。
◎サイズ:直径約2メートル、高さ約1.6メートル
◎設置場所:「いのちの遊び場 クラゲ館」敷地内の芝生エリア
◎設置期間:大阪・関西万博開催期間中
関連リンク
・クラゲ館HP:https://expo2025-kuragepj.com/
・クラゲ館Instagram:https://www.instagram.com/expo2025_kuragepj/
■人類最初の時計「日時計」から学ぶ、「時育® わくわく日時計づくり教室」を開催
「人類と時について考える」をテーマに、人類最初の時計である日時計について学びます。人類が“時”とどのように向き合い、暮らしを豊かにしてきたか、オリジナル日時計を作りながら、その歴史を学び、自分たちの未来を考えるワークショップです。クラゲ館敷地内の芝生広場で、オリジナル日時計を用いた実験も行います。
関連リンク
・特設ページURL:https://www.seiko.co.jp/csr/toki-iku/expo2025
・「時育®」ページURL:https://www.seiko.co.jp/csr/toki-iku/
<参考情報>
■「シグネチャーパビリオン」とは
大阪・関西万博では、テーマ「いのち輝く未来社会のデザイン」を実現するための「シグネチャープロジェクト」として8つのテーマ事業が設定されました。各テーマは各界の専門家が語り深める「署名作品」でもあることから「シグネチャーパビリオン」と名付けられています。「シグネチャーパビリオン」は、万博会場の中心に位置し、8人のプロデューサーが固有の観点から各テーマを解釈、展開し、未来に生きる人々に繋ぎ渡すパビリオンとなっています。