ルビ財団(所在地:東京都港区、代表理事:伊藤 豊、以下ルビ財団)は、12月12日の漢字の日にあわせて、ウェブサイトに自動でふりがな(ルビ)を追加する「ルビフルボタン」を正式リリースしたことをお知らせします。
インターネットの普及により、高齢者や障害者、外国人を含むあらゆる人にとってウェブサイトは重要な情報源となっています。情報提供においてはウェブアクセシビリティに配慮して適切に対応をとることの重要性が高まっており、2024年4月1日から施行された改正障害者差別解消法では、民間事業者にもウェブアクセシビリティの合理的配慮の提供が義務化されています。
「ルビフルボタン」は、ウェブサイト上の漢字に自動でルビを追加することができるサービスです。ウェブサイトを閲覧する子ども、外国人の方などの漢字を読むことが苦手な人に対してアクセシビリティを確保・向上することを目的に、無償で提供しています。
2024年3月にβ版の提供を開始し、ニッセイアセットマネジメント株式会社のコーポレートサイト、株式会社集英社が運営するファッションメディア「MORE」などに導入いただいています。いただいたフィードバックやご意見をもとに機能改善を重ね、この度正式リリースを迎えました。開発においては、ルビ財団のアドバイザーである石井大地氏(株式会社グラファー代表取締役・創業者)にサポートいただいています。
また、正式リリースにあわせてルビフルボタンの紹介ページを公開いたしました。導入事例などをご紹介しています。ぜひご覧ください。
ルビフルボタン紹介ページ
今後もルビ財団は、ルビの普及・活用の促進を通じて、あらゆる人が学びやすく、暮らしやすい社会づくりに取り組んでまいります。
◆ ルビフルボタンについて
既存のウェブサイトのHTMLソース上にコードを一行追加することで追加できる、ルビ表示のオンオフを切り替えられるボタンです。閲覧者は、ウェブサイトに表示されるボタンを押すことで、サイト内の漢字にルビを振ることができるようになります(※)。
※複数の読み方がある漢字や人名・地名などについては、ルビの振り間違いが発生することがあります。
< 導入実績(一部)>
・ニッセイアセットマネジメント コーポレートサイト サステナビリティページ
・集英社運営 ファッションメディア「MORE」
・京都・嵐山の福田美術館 ホームページ
◆一般財団法人ルビ財団 概要
出版物及びデジタルコンテンツにおけるルビの普及・活用を促進することにより、 国語能力及び知的好奇心・思考力の向上に寄与するとともに、外国人や障害のある人を含むあらゆる人の暮らしやすい多文化共生の社会づくりに寄与することを目指しています。
所在地 :東京都港区新橋2-5-2 goodoffice 新橋
設立 :2023年5月24日
代表理事 :伊藤 豊