三重県桑名市内で現在開催されている桑名本物力博覧会(略称「桑名ほんぱく」)は、桑名の“本物力”を実感できる体験型プログラムの集まりで、今年で開催9年目を迎える桑名の秋の風物詩。
そのプログラムの一つ、「グローバルフェスタ2024 in 桑名ほんぱく」が、11月30日(土)に市内のくわなメディアライヴにて開催された。市内に住む日本人や外国人のファミリーが約180名参加。桑名名物「安永餅」のほか桑名市に多く在住する外国人の母国のお菓子を提供したり、民族衣装の展示、 世界の遊び体験、世界の国旗ぬりえコーナー、多文化共生を目的としたクイズ大会などが実施された。
桑名市は、名古屋から電車で約20分。木曽三川と呼ばれる木曽川、揖斐川、長良川の河口に位置し、はまぐりや黒毛和牛などの食文化や、国の重要文化財に指定された特徴的な建築物「六華苑」、”日本一やかましい祭り”と言われる石取祭などの観光資源にも恵まれる風光明媚なまちとして近年外国人観光客の注目度も高まっている。
また桑名市は外国人の移住先としてのニーズの高まりから、6月には市役所に外国人の生活相談等に多言語で対応する「外国人支援コンシェルジュサービス」を始めるなど、「外国人にも優しいまち」を目指している。今回のイベントも多文化共生を掲げる同市の取り組みの一つだ。
今後も市民の多文化共生への理解促進とともに、積極的に外国人を受け入れる方針の同市の施策に注目したい。
※「本物力こそ、桑名力」をキャッチフレーズとして掲げる三重県桑名市。
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