学校法人瓜生山学園 京都芸術大学(京都市左京区/学長 吉川左紀子)は、2025年2月8日(土)~2月16日(日)まで、京都・瓜生山キャンパスにて「2024年度 京都芸術大学 卒業展/大学院修了展」を開催します。
2024年度「京都芸術大学 卒業展/大学院修了展」
日時:2025年2月8日(土)~2月16日(日) 10:00~17:00 ※入場受付は16:30まで
会場:京都芸術大学 瓜生山キャンパス(京都市左京区北白川瓜生山2-116)
入退場:入退場自由(予約不要)・入場無料
https://www.kyoto-art.ac.jp/sotsuten2024/
展覧会に寄せて
毎年思うことは、1年にわたり卒業展連絡会議を続ける中で、各学科の先生方の学生さんに対する想いと、よりよい作品を制作するための指導・展示に強い意気込みを感じます。
それは学生さんたちの集大成となる本展の作品に対する意気込みが先生方をそのようにさせているのだと感じます。
いろんな葛藤が入り乱れ、その道をかき分け、先生方と学生さんの意気込みを通じて上り詰めてきた作品が本学を埋め尽くしています。
是非、4年間の集大成となる本展をいろんな角度から見ていただければ幸いです。
卒展連絡会議 議長 丸山栄二(芸術教養センター 教授)
大学のキャンパス全体を“美術館”に見立て、個性豊かな約900点もの作品を展示!
京都芸術大学の卒業展の会場は、大学生活を過ごしたキャンパス。80,000㎡を超える広大なキャンパス全体を“美術館”と見立て、4年間の集大成である卒業制作や研究成果の発表の場としています。
外部の美術館を借用した展示では、設営期間・作品サイズ・展示方法に大きな制約が伴うのに対し、大学のキャンパスを利用した展示では、教室や体育館、テラスなどスペースの特性を活かした作品プランを練ることができ、自由で大胆な展示設営が可能となります。
各学生は、学部の4年間・大学院の2年間、情熱を注いだ成果を、自由な表現をもって作品に落とし込みました。2010年度よりスタートしたこの卒業展の形式は、常に新しい表現の模索を続け、毎年進化を遂げています。
総売上約960万円(2024年度学生作品の販売)。卒業展をアートフェアとして展開!
卒業展を「アートフェア」とみなし、展示作品を販売するのも大きな特徴の一つ。毎年多くのギャラリストやコレクターが若手アーティストと出会うために足を運びます。昨年度の売り上げは960万円を越える結果となりました。もちろん売上は、学生に100パーセント還元。
本学ではファインアート系の学生を中心に自身の作品に「価格を設定する」指導を行うなど、社会とアートを結ぶ教育を行っています。これらの取り組みは単なる作品売買が目的ではなく、学生が社会に出てからもアーティスト活動を続けられる基盤をつくることにあります。自身の作品の前で美術関係者とディスカッションを交わすことによって得られる“作品が売れた”、“作品に興味を持ってもらった”という経験は、学生にとって自分の作品が社会とつながっていく大きな実感となっています。
世界と比較してもアート市場が小さい日本だからこそ、若き才能とアート市場を早期に結びつけ、未来のトップアーティスト創出を目指しています。
ショップや特別レクチャーなど企画多数
学生の作品を手軽な価格で購入できるミュージアムショップ、作品講評会、外部クリエイターを招いての特別レクチャーなど卒業展をさらに盛り上げる企画も多く開催されています。
日程 |
学科 |
場所 |
内容 |
8日(土) |
美術工芸学科|全体 |
美工卒展展示会場 |
ゲスト講師を招いての講評会 |
8日(土) |
情報デザイン学科 |
智勇館・人間館 |
講評会 |
8日(土) |
環境デザイン学科 |
直心館 J41 |
ゲスト講師(新素材研究所の榊田倫之)を招いての講評会 |
8日(土)・9日(日) |
アートプロデュース学科 |
人間館A棟 NA403 |
研究・制作発表会 |
8日(土)・9日(日)・10日(月)・15日(土),16日(日) |
プロダクトデザイン学科 |
直心館 J35-38 |
学生集中在廊日 |
11日(火・祝) |
美術工芸学科 油画コース |
人間館C棟 NC308 |
油画コース専任教員による公開講評会 |
11日(火・祝) |
美術工芸学科 染織テキスタイルコース |
人間館C棟1階 |
染織テキスタイルコースレセプション ゲスト講師:齋藤智愛(岐阜県美術館学芸員) |
14日(金)・15日(土) |
文芸表現学科 |
人間館A棟 NA403+YouTube配信 |
講評会 |
15日(土) |
美術工芸学科 日本画コース |
人間館C棟5・6階 |
ゲスト講師を招いての講評会 |
16日(日) |
美術工芸学科 総合造形コース |
美工卒展展示会場 |
ゲスト講師・専任教員全員でのコース公開講評会 ゲスト講師:谷 竜一(京都芸術センタープログラムディレクター) |
連日 |
映画学科 |
高原校舎(仮) |
映画作品上映|論文・脚本など展示|インスタレーション・写真展示 など |
8日(土)・9日(日)・10日(月)・15日(土),16日(日) |
プロダクトデザイン学科 |
直心館 J35-38 |
学生集中在廊日 |
京都芸術大学
京都芸術大学は、10学科24コースからなる国内最大規模の総合芸術大学です。芸術を通して社会で必要な力を育成しています。芸術を学んだ学生が社会を変える「藝術立国」を教育目標に掲げ、通学課程では特に“社会と芸術”の関わりを重視した芸術教育を推進。企業や自治体などが抱える課題を、学生たちがアート・デザインの力で解決する「社会実装プロジェクト」が年間100件以上あります。学科を超えたグループワークや実際の仕事を通して、社会性を備えた表現者を育成しています。
住所:〒606-8271 京都府京都市左京区北白川瓜生山町2-116
学科編成:10学科24コース(美術工芸学科、キャラクターデザイン学科、情報デザイン学科、プロダクトデザイン学科、空間演出デザイン学科、環境デザイン学科、映画学科、舞台芸術学科、文芸表現学科、こども芸術学科)
在籍者数:4,114名(芸術学部 正科生、2024年5月現在)