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岸田國士戯曲賞ほか演劇賞多数獲得の鈴江俊郎最新作『ニッポン人は亡命する。』 ペーター・ゲスナー率いるうずめ劇場が上演

うずめ劇場第41回公演主催、『ニッポン人は亡命する。― けっして福井県高校演劇祭での『明日のハナコ』事件に取材しているわけではない喜劇』が2025年1月24日 (金) 〜 2025年1月26日 (日)に両国 シアターΧ(シアターカイ)(東京都 墨田区 両国 2-10-14)にて上演されます。

チケットはカンフェティ(運営:ロングランプランニング株式会社、東京都新宿区、代表取締役:榑松 大剛)にて発売中です。

カンフェティにてチケット発売中

http://confetti-web.com/@/uzume2501

公式ホームページ

https://uzumenet.com/

公式X
https://x.com/uzumegekizyo

岸田國士戯曲賞はじめ数々の演劇賞を受賞した鬼才・鈴江俊郎が、ドイツ人演出家ペーター・ゲスナーの熱望に応え、劇団「うずめ劇場」のために書き下ろした新作戯曲。約30年にわたって旧東ドイツ出身の演出家と日本人俳優が協同作業を続け、今年2月に東京芸術劇場で上演した超話題作『地球星人』(原作/村田沙耶香)をはじめ、ほかに類を見ない舞台を作り続けてきた、うずめ劇場の面目躍如の舞台です。

【あらすじ】

ある日、ドイツ大使館へ「ドイツに亡命したい」という日本人男性“つとむ”と、その義姉が来訪する。思いもかけない要望に対峙し困惑する大使館職員が下した結論とは?つとむは、果たして亡命できるのか?!

周囲の人間を巻き込みながら、彼らの間で繰り広げられる論争を通じて現代日本の抱える闇が立ち現れる。鋭い視点で人間の愚かさと可笑しさを描き出す秀逸なコメディ。

うずめ劇場『地球星人』舞台写真より

本公演の見どころ、特徴

個性的な役者が集結!!渋さ知らズのヴォーカル玉井夕海が、ベッティーナ・ヴェグナーの歌を、本邦初、日本語の生演奏で歌う!

観客の度肝を抜いた話題作『地球星人』に出演した個性的な俳優が多数出演します。『地球星人』で主演をつとめた後藤まなみと荒牧大道が、ドイツ大使館職員と亡命したい男(つとむ)として対峙し、つとむの付き添い役の義姉を松尾容子が演じます。

この3人を中心に、つとむの妻役を、渋さ知らズのヴォーカルで『千と千尋の神隠し』のりんの声で知られる玉井夕海(たまいゆうみ)が演じ、劇中で歌唱も。「ドイツ民主共和国(旧東ドイツ)のジョーン・バエズ」と呼ばれたベッティーナ・ヴェグナー(Bettina Wegner)の歌を、本邦初、日本語の生演奏で歌います。(1/25は『がん患者だもの、みつを』で主演した小林ひな実とのWキャスト。)

ベッティーナ・ヴェグナー情報はこちら→https://uzumenet.com/exilefromjapan-bettina/

玉井夕海(たまいゆうみ)

ほかに、今年放映され話題になった『南くんが恋人!?』の原作者である内田春菊、『地球星人』の強烈な演技で観客を魅了した三明真実、フォロワー数19.6万人を誇るTik Tok「キバちゃん:デブきゃら図鑑」で人気の木林優太。ほかにも個性的な役者が揃い、鈴江ワールドを盛り立てます。

東京公演の翌週、大阪と北九州のツアがー決定!

東京・両国の劇場シアターXにて1/24(金)~26(日)上演後、翌週の1/30(木)には、大阪・心斎橋の劇場ウイングフィールド、そして、2/1(土)にはうずめ劇場の生まれた街北九州市の東八幡キリスト教会ホールで上演します!

語り場としての芝居!

この芝居は、ただ観るだけでなく観劇後の語り場を用意しています。

【アフタートーク】

・東京1/24(金)昼、1/25(土)夜 鈴江俊郎×ペーター・ゲスナー

・大阪1/30(木)昼&夜 鈴江俊郎×ペーター・ゲスナーほか

 ※夜公演に、土橋淳志氏(2014年OMS戯曲賞大賞受賞)も登壇。

・北九州2/1(土) 奥田知志×ペーター・ゲスナー

岸田戯曲賞受賞の鬼才、鈴江俊郎と、ドイツ人演出家ペーター・ゲスナーによる対話。演劇に対する真摯な姿勢から繰り出される言葉は、演劇に興味のある方には視聴必須です。

奥田知志(おくだともし)牧師

また、北九州市では、奥田知志牧師とゲスナーの約20年ぶりの対話になります。うずめ劇場が北九州市で活動中に親交があり、奥田牧師がゲスナーにドイツ語を教わっていたという逸話も。「希望の街」実現に邁進するNPO法人抱樸の理事長も務める奥田牧師と、日本で苦難を乗り越え演出家の地位を確立したゲスナーが、それぞれの立場で社会について対話する貴重なトークです。

演出家メッセージ

“炎上”という名の卑怯なドローン攻撃(匿名の誹謗中傷)に黙って耐えるのか、いわゆる“主流派”の意見に恐る恐るまぎれるのか、そうでなければ、意見を表明することそのものを投げ出すかしなければならない今の世の中で、自分を取り巻く世界へ向けた自分自身の批判的な考えを、本名をさらして叩きつけるライブは、きわめて貴重な勇気ある機会といっていいだろう!

このエンターテインメントは、人類が愛した「論争」の伝統を正しく受け継ぐものであり、とりわけ母国(この場合、ニッポンを指す)への深い関心と愛情から生み出された。これはいわば「民主主義と、より良い日本のためのデモ」だ。一人でも多くの“参加”を願う。

数々の受賞歴を誇る劇作家、鈴江俊郎の新作。

満を持して世に放たれる戯曲の主人公は、

―――「ニッポンからの亡命」を求める。

これが、うずめ劇場の最新作だ。

ドイツ語原文:ペーター・ゲスナー/翻訳・文責:藤澤友

作者/鈴江俊郎プロフィール

office 白ヒ沼代表。大阪府大阪市出身。近畿大学文芸学部助教授、桐朋学園芸術短期大学演劇専攻准教授を歴任。劇作、演出、役者、照明を手がける製作者。京都の舞台芸術活性化のため「京都舞台芸術協会」の設立に参加するなど積極的な活動を行っている。戯曲は英語、ドイツ語、ロシア語、インドネシア語に翻訳され海外でも上演されている。元日本劇作家協会京都支部長。

1996年『髪をかきあげる』で、第40回岸田國士戯曲賞受賞。2003年『宇宙の旅、セミが鳴いて』で、文化庁芸術祭賞大賞を受賞。ほか、多数戯曲賞を受賞している。

公演概要

『ニッポン人は亡命する。― けっして福井県高校演劇祭での『明日のハナコ』事件に取材しているわけではない喜劇』

【東京公演】

公演期間:2025年1月24日 (金) 〜 2025年1月26日 (日)

劇場:両国 シアターΧ(シアターカイ)(東京都 墨田区 両国 2-10-14)
【大阪公演】

公演日:2025年1月30日 (木) 

劇場:ウイングフィールド(大阪市中央区東心斎橋2-1-27 6F)

【北九州公演】

公演日:2025年2月1日 (土) 

会場:東八幡キリスト教会(福岡県北九州市八幡東区荒生田2丁目1-40)

■出演者

荒牧大道

後藤まなみ

松尾容子

玉井夕海(渋さ知らズ)(w)

小林ひな実(ノックアウト)(w)

内田春菊(ノックアウト)

三明真実(㈲プログレス・アイエヌジー)

林周一(風煉ダンス)

浦川拓海(地球儀)

日下諭(K’S倶楽部)

木林優太

鈴木菜々

原田開

ペーター・ゲスナー

つかのみき(horamiri)[北九州公演のみ出演] ほか

※ダブルキャスト 玉井夕海(1/24&26)、小林ひな実(1/25)

※大阪と北九州は、キャストが変更になる可能性があります。

■スタッフ

演出:ペーター・ゲスナー

舞台美術:ペーター・ゲスナー/荒牧大道

照明:株式会社ラセンス

映像:プランニング宇野雷蔵/OP桒名晃良

舞台監督:荒牧大道

宣伝デザイン:郡司龍彦

イラスト:内田春菊

ドラマトゥルク:鈴江俊郎/藤澤友

パンフレット編集:藤澤友/阿南早紀

制作:きくいち企画/上原そら

大阪公演制作:秋津ねを(ねをぱぁく)

当日制作:一宮均/一宮ちか/桂城圭吾/長谷川亜弓 ほか

記録写真:都筑淳

ほか

映像協力:桐朋学園芸術短期大学演劇専攻2Aクラス

■公演スケジュール

2025年1月24日(金)~26日(日)

1/24(金) 14:00★ 19:00

1/25(土) 13:00 18:00★

1/26(日) 13:00 ※16:00~シンポジウム

★印の回はアフタートーク有 ゲスト:鈴江俊郎ほか

※シンポジウム開催

最終日の公演終了後16:00から、作品内容に沿ったテーマでシンポジウムを開催します。

シンポジウム入場料 500円(公演チケットの半券提示で無料)

※開場は開演の30分前です

※上演時間は約2時間半

■チケット料金

一般:5,000円

学生:3,000円(※高校生以上。専門学校生(演劇養成所含む)可。)

(全席自由・税込)

※学生は当日受付で要学生証提示。

※未就学児童はご入場いただけません。

うずめ劇場とは

演出家ペーター・ゲスナーが1995年に北九州にて設立。ゲスナーによる本格的な演劇メソッドを基盤に舞台創造を展開。アングラ演劇から、海外の古典、現代演劇の初訳初演など、幅広い戯曲を翻案・上演。神社の境内、寺の本堂、ホテルのテラスなど様々な空間での芝居作りを行なう。2007年、ゲスナーの調布市せんがわ劇場芸術監督就任に合わせ拠点を東京に移す。

2021年にパンデミック後初めて現地開催されたルーマニア・シビウ国際演劇祭に招聘され「砂女」でスタンディングオベーションを受ける。2023年東京芸術劇場にて「地球星人」(作・村田沙耶香)を世界初舞台化しジャパンタイムズ紙の劇評で好評を得る。

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