みなさんは、どれくらいのペースで歯医者さんに通っていますか?「痛くなったら行く」だけではなく、予防のために通う人も増えている一方で、どのくらいの頻度が良いのか迷っている方もいるかもしれません。
今回、20~30代を対象に「歯医者に通う頻度」をテーマにアンケートを行い、その結果をもとに、お口の状態別に理想の通院ペースについてご紹介します。
■男女別の違い
女性は「2~3か月に1回通う」割合が男性より高く、予防意識が高い様子が伺えます。
一方で、男性は「痛みが出たときだけ通う」という回答が多く、治療が必要になってから行くスタイルが目立ちました。
■男女の違いは?
「痛くなったら行く」派がまだ多い 「痛みが出たときだけ通う」と答えた方が全体の23%と最も多い結果に。昔ながらの「歯医者は治療する場所」というイメージが残っているのかもしれません。
予防歯科の普及は進みつつある 定期的に通う方(2~3か月に1回)が17%を占めている点は、予防歯科の重要性が徐々に浸透している表れとも言えます。
女性の高い意識 美容や健康に敏感な女性は、歯のケアにも気を使う方が多いようです。男性よりも通院頻度が高い結果となりました。
■お口の状態別:理想的な通院頻度
アンケート結果を踏まえ、それぞれの状態に合った通院ペースをまとめました。
1. 一般的なクリーニングが必要な方
お口の健康を保つためには、2~3か月に1回のクリーニングがおすすめです。
普段の歯磨きでは落としきれない汚れや歯石を歯医者で取ることで、むし歯や歯周病を予防できます。クリーニングのタイミングは、菌が増え始める2~3か月を目安にするのが良いでしょう。
2. セルフケアが苦手な方や汚れがつきやすい方
歯並びが悪い方やタバコを吸う方、または歯周病が気になる方は、1~2か月に1回のペースが理想的です。
特に歯周ポケットが深い場合、歯磨きだけでは汚れを完全に落とせないことがあるので、歯医者での定期的なケアが大切です。また、歯磨きのアドバイスをもらうのも効果的です。
3. セルフケアが行き届いている方
お口の中の状態が良く、歯磨きやフロスが習慣化している方は、半年に1回のペースで十分でしょう。
ただし、セルフケアが完璧でも見えない汚れや磨き残しはあるため、定期検診でチェックしてもらうのがおすすめです。
自分に合ったペースで通いましょう
アンケートから、まだ多くの方が「痛くなったら通う」という治療優先のスタイルを取っていることが分かりました。でも、定期的に歯医者さんでケアをすることで、むし歯や歯周病を未然に防ぎ、結果的に通院回数を減らせる可能性もあります。
「どれくらいの頻度で通えばいいんだろう?」と迷ったら、まずは歯医者さんで相談してみてください。自分のお口の状態に合ったペースを見つけて、健康な歯を長く保ちましょう!
【調査概要】
対象者:全国の20代〜30代の男女
サンプル数:300人
居住地:全国
調査方法:ネットリサーチ
アンケート 実施日:2024年12月