輸送機器メーカーのヤマハ発動機株式会社で技術開発統括部に所属する寺田さん・江口さんは、同じ部署に所属するプロジェクトリーダー10名とともに「哲学対話(※1)」を実施されました。
※1:哲学対話とは、哲学者がファシリテートしながらテーマについて複数人で自由に対話し、ひとりひとりの前提や文脈を分かち合い、物事に対する見方/考え方をアップデートしていく対話手法。
■導入背景と期待
(以下、ヤマハ発動機 江口さん・寺田さんのインタビューコメントを抜粋)
江口さん:私たちが所属するPJ推進部編成の狙いには、プロジェクトごとに単独で動くのではなくプロジェクト間で化学反応を起こしてほしいという背景もあるので、より大きなことをしていくためにプロジェクトリーダー同士での関係性を深める必要があると考えていました。
寺田さん:ご提案時に、単なるチームビルドではなく「遊び」をテーマに哲学対話で探求する結果として関係性が変わるということをお話いただきました。業務の一部として「知の探索」活動を推進していたので相性も良く、その結果としてチームビルドができるのはとても良いと思いました。
■実施内容
ヤマハ発動機にとって重要なキーワードである「遊び」の探求およびチームビルドを目的に置き、「これからの時代に求められる遊びとは?」をテーマに、哲学者のファシリテーションのもと問い考える「哲学対話」を実施しました。後日、参加者が哲学対話を通して見出した「遊び」の考え方について哲学者がさらに分析してレポートいたしました(※2)。
※2:レポート内容にご興味のある方はぜひ下記の「問い合わせフォーム」からお問い合わせください
■効果
ヤマハの遊び=バイクではなく想定外に話が膨んだ
「遊びの4分類」は僕らの仕事全般で活かせる学び
(以下、ヤマハ発動機 寺田さん・江口さんのインタビューコメントを抜粋)
寺田さん:ヤマハのメンバーで「遊び」について話すと、休日にバイクに乗るなど、非日常的な話になるかと思っていましたが、全く想定外に話が膨らみとても面白かったです。
哲学者である堀越先生がうまく対話の方向性をつくってくれたと思います。話が深まる方向に導きながら、全メンバーが文脈に関係なく自由に発言できる場づくりもしてくれていたのが印象的です。普段とは違う問いかけをしてくれたので、新鮮な対話ができました。
江口さん:哲学対話の場自体はもちろん、この哲学分析レポートとフォローセッションの時間が僕にとって大きな価値がありました。対話内容を昇華させて紐づけてくれた「遊びの4分類」は、本当に僕らの普段の仕事全般で活かせる学びだと思いました。
アゴン(競争)、ミミクリー(模擬)、イリンクス(めまい)、アレア(運)の4つは僕らの商材であれば全て入っていないといけないものだと思いましたし、この4つがあると価値ある魅力的なものになると思ったので腹落ちできました。
江口さん:普段の仕事においても何か足りないなという時があるんです。その何かを考えるツールとして使えると思いました。
■導入インタビュー記事
・哲学対話で向き合う「知の探索」の実践
記事URL:https://note.com/tetsugaku_cloud/n/n76e2823d7c0c
【哲学クラウド サービス資料請求・問合せフォーム】
サービスにご関心のある企業様は、下記よりお気軽にお問い合わせください。
【株式会社ShiruBe 会社概要】
代表の上館が哲学を学ぶ中で、「こうあるべき」という「正しさ」が原因で自分自身が生きづらさを感じていると気づき救われた経験から、多くの人が自分らしく生きるきっかけを社会に届けたいと考え、設立にいたる。
・会社名:株式会社ShiruBe
・代表者:代表取締役 上館 誠也
・所在地:東京都品川区西五反田8-4-13 五反田JPビルディング2F co-lab 五反田 with JPRE S01
・設立日:2022年4月15日
・事業内容:哲学コンサルティング、組織コンサルティング
【本件に関する問合せ】
株式会社ShiruBe(担当:湯浅)
・TEL:090-2090-5951
・MAIL:press@tetsugaku-cloud.jp
今年11月24日付「産経新聞」…