「WWDJAPAN」12月16日号は、2025年春夏シーズンのメンズ・リアルトレンドを特集します。近年は異常な暑さが続いており、今年の夏は観測史上最も暑い夏になりました。ファッション界への影響も大きく、春夏シーズンはいかに清涼感のあるスタイルを提案するかが大切になります。そこで、セレクト各社やアパレルメーカーの展示会取材、アンケートを通して全32ブランドの推しのスタイルを調査し、メンズのリアルな傾向を探ります。
市場に提案する上で大切なことの一つがスタイリングです。特にメンズはウィメンズに比べてアイテム数が少ないため、同じアイテムでもスタイリングで印象が大きく変わります。そこで、人気スタイリストの井田正明さんに猛暑を見越した3スタイルを組んでもらい、清涼感を加えるポイントについて聞きました。さらに、井田さんと池田尚輝さん、内山晴輝さんのスタイリスト3人に、メンズ32ブランドの中からベスト3を選んでもらいました。全員が選出したのは、意外なブランドでした。
今週は、ニュースページも豊富です。スイス発のアウトドアブランド「マムート(MAMMUT)」が日本で好調な理由について、福田太一社長に取材しました。4年間で売上高倍増を達成した背景に迫ります。また繊維担当が興奮している“ミノムシの糸”についてのコラムも掲載。興和が11月に発表したミノムシの糸の事業化は、業界にどのような影響を与えるのでしょうか。スパイバーが開発した人工クモの糸「ブリュード・プロテイン」とはどう違うのか、分かりやすく解説します。
そして、「メゾン マルジェラ(MAISON MARGIELA)」のアーティスティック・ディレクターを退任した、ジョン・ガリアーノの功績も振り返ります。クリエイションとビジネスにいかに貢献したかを、米「WWD」の本人への貴重な取材を交えながら紹介します。
CONTENTS
FEATURE
・春夏の気温上昇をどう乗り越え、何を売る? メンズ32社の「-1.5C°」提案
FOCUS
・異色のエンタメ業界出身社長が導く、コロナ禍以降の急成長 スイス発「マムート」、4年で売上高倍増
・「最強の昆虫糸」を巡るバトル第2章
・「メゾン マルジェラ」をさらに発展させた立役者 ジョン・ガリアーノが退任を発表
・日本の”ジェネリックコスメ”は海外でも注目 安価な模倣品「デュープ」の影響とは
SERIES
・OVERSEAS NEWS 米「WWD」の翻訳記事をまとめてお届け!:「ドリス ヴァン ノッテン」の新たなクリエイティブ・ディレクターは内部昇格、他
・中国電脳コマース趣聞:戦略なき日本ブランドは淘汰へ ダブルイレブンに見る中国EC市場の現実
・Beauty Insight ビューティ賢者が持論展開:Vol.189 「103万円の壁」の先にある化粧品市場の未来(佐藤和佳子/モルガン・スタンレーMUFG証券アナリスト)
・アトモス創業者・本明秀文の“ノット”スニーカーライフ:vol.159 後出しじゃんけん
・今週のeye:トム・ブラウンの愛犬がモデルの“ヘクター” ファンが集まりポップアップをお祝い、他
EDITORS’ LETTER
・社会性と事業性を実現する社長の行動力(牧田英子 /副編集長)
EDITORIAL NOTE
・編集後記 今週の特集お届け隊:メンズブランドは暑い夏に向けてどんな提案を?(大塚千践 /副編集長、佐藤慎一郎 /編集部記者)
FASHION&BEAUTY PATROL
・もはや袋に収まらない 2025年はスポーツ福袋がアツい!
(COVER CREDIT)
PHOTO:SATOMI YAMAUCHI
HAIR & MAKE:YUKO AOI
STYLING:MASAAKI IDA
MODEL:BENJAMIN(WIZARD MODELS)
ART DIRECTION & DESIGN:RYO TOMIZUKA
COVER REELS DESIGN : CHIGE(GWISUB JUNG)
菅公学生服株式会社 (本社:岡…