日本経済新聞社グループの出版社「日経サイエンス」は、『科学者の流儀 それでも研究はやめられない』を2024年12月18日(水)に全国の書店・オンライン書店にて発売しました。
いかなる天才による
いかなる大発見といえども
ニュートンのリンゴのように
きっかけは些細な疑問から
始まることが多い。
科学の芽は好奇心なのだ。
──「編者あとがき」より
歴史的な研究成果、評伝、インタビューなど選りすぐりの記事で
グレートサイエンティストの実像に迫る!
栄光あり、苦難ありの波瀾万丈の人生を通して、豊かな発想の原点をたどります。
科学者自身による執筆、一流ライターによる取材記事など多彩なスタイルの構成
で、読みものとしての楽しさも充実。
超一流の研究者たちは、何を考え、どのように行動したか、唯一無二のストーリーで科学の深淵に迫ります。
【内容紹介】()内は著者名
1 物理学者の足跡
スティーブン・W・ホーキング…ホーキングの遺産(大栗博司)
アルベルト・アインシュタイン…一般化された重力理論について(アルベルト・アインシュタイン)
スティーブン・ワインバーグ…「統一理論の父」語る(アミール・アクゼル)
南部陽一郎/西島和彦…南部さん、西島さんとの60年(小柴昌俊)
南部陽一郎…素粒子物理学の予言者(マドゥスリー・ムカジー)
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2 政治に翻弄された科学者
J・ロバート・オッペンハイマー…オッペンハイマー その知られざる素顔(青木慎一)
アンドレイ・サハロフ…平和主義への〝転向〟(ゲンナジー・ゴレリク)
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3 世界を変えた女性科学者
フローレンス・ナイチンゲール…データを駆使したクリミアの天使(RJ アンドリュー)
ウー・チェンシュン…量子もつれ実験の知られざる源流(ミシェル・フランク)
ジェーン・グドール…チンパンジーと歩んだ50年(ケイト・ウォン)
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4 大発見の裏側
ガリレオ・ガリレイ…ペスト禍を生き抜いたガリレオ(ハンナ・マーカス)
ユルバン・ルベリエ
…盗まれた名声 海王星発見秘話
(ウイリアム・シーン/ニコラス・コラーストーム/クレイグ・B・ワフ)
ジェームズ・ワトソン…DNAの50年(ジョン・レニー)
ガートルード・ベル・エリオン…革新的な手法で次々と新薬を開発(マルグリート・ホロウェイ)
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5 科学のパイオニア
スコット南極探検隊…科学調査の輝き(エドワード・J・ラーソン)
牧野富太郎…ドラマ「らんまん」で知る植物学今昔(出村政彬/協力 田中伸幸)
【編者】
渡辺政隆(わたなべ まさたか)
1955年生まれ、サイエンスライター。東京大学大学院農学系研究科修了。専門は科学史、進化生物学、サイエンスコミュニケーション。著書に『一粒の柿の種』(岩波現代文庫)、『ダーウィンの遺産』(岩波現代全書)、『ダーウィンの夢』(光文社新書)、『科学で大切なことは本と映画で学んだ』(みすず書房)、『〈生かし生かされ〉の自然史』(岩波書店)、『科学の歳時記』(教育評論社)ほか、翻訳書に『ワンダフルライフ』(ハヤカワ文庫)、『種の起源』『沈黙の春』(いずれも光文社古典新訳文庫)など。
▽詳細は
https://www.nikkei-science.com/page/sci_book/12308.html
【書籍概要】
書名:『科学者の流儀 それでも研究はやめられない』
編者:渡辺政隆
発売日:2024年12月18日(水)
定価:1,980円(10%税込)
仕様:四六判・264ページ
ISBN:978-4-296-12308-7
発行:日経サイエンス