福岡おもちゃ美術館は、認定特定非営利活動法人芸術と遊び創造協会(新宿区、理事長・多田千尋)が、2022年4月にららぽーと福岡に開館させた、九州初のおもちゃ美術館です。
直営館としては、東京おもちゃ美術館(2008年4月オープン)に引き続き、2館目となります。
1300㎡超の館内には福岡県産材のヒノキ、スギ、センダンをふんだんに使用しており、五感で木のぬくもりを感じながらあそぶことができる体験型木育施設です。
■おもちゃが2割、人が8割。「おもちゃ学芸員」がつなぐコミュニケーション
全国に12館あるおもちゃ美術館には、おもちゃと人をつなぐ重要な存在として「おもちゃ学芸員」が活動しています。おもちゃ学芸員は、入館者と一緒におもちゃで遊んだり、親子のコミュニケーションをサポートしたりすることで、おもちゃの魅力を伝える「伝道師」。おもちゃ美術館には欠かせない存在です。
私たちは、「おもちゃの力は2割、人の力は8割」と考えています。館内に設置されているおもちゃは、当法人が厳選した「グッド・トイ」をはじめ様々なおもちゃが並んでいますが、それが置かれているだけでは、おもちゃの魅力は十分に伝わりません。そこで力を発揮するのが、「おもちゃ学芸員」。コロナ禍を受けて、改めて人と人とのコミュニケーションの大切さを感じる今の時代、彼らは子どもたちから遊び方を引き出し、遊びの援助をすることで、おもちゃを通じた多世代の交流を促進しています。「おもちゃ学芸員養成講座」は、そんなおもちゃ学芸員になるために必要な講座であり、幅広い年齢層の人が参加します。
■市民性創造活動としての「おもちゃ学芸員」
福岡おもちゃ美術館では、すでに400人以上のおもちゃ学芸員が活動しています。「マネジメントの父」と呼ばれるドラッカーは、「非営利組織は市民に積極的・直接的な社会参加の機会を与えることができる『市民性創造機関』である」と述べています。福岡おもちゃ美術館で活動する400人のおもちゃ学芸員は、福岡おもちゃ美術館での活動を通して、子育て支援の向上、地域材活用を通したSDGsの推進、おもちゃ文化の向上といった社会的価値を実現しています。一方で自身にとっては、生涯学習の場、社会参加の場でもあり、また高齢者にとっては介護予防にも役に立っています。実際に2023年度には、登録者数の約7割が月1回以上活動に参加しており、この参加率の高さからも、大きな支持を受けていることがわかります。
今回の2日間の講座では新たに福岡おもちゃ美術館でおもちゃ学芸員として活動する約30名の仲間が誕生します。
おもちゃ学芸員養成講座の予定
日程:2025年1月25日(土)・26日(日)
場 所:福岡おもちゃ美術館(福岡市博多区那珂6-23-1ららぽーと福岡 オーバルパーク)
内 容:
【1日目】
10:00 受付開始
10:45 おもちゃ美術館とは
13:25 館内ツアー
14:25 遊びを広げる心構えやスキルを学ぶ
15:10 先輩おもちゃ学芸員のおはなし
ーーー
【2日目】
10:00 てづくりおもちゃ
10:30 木育体験
11:20 おもちゃ学芸員活動の案内
12:20 認定証授与式(赤エプロンと認定証授与、集合写真)
14:00 希望者のみ 実際にエプロンをつけて活動
■福岡おもちゃ美術館について
九州初のおもちゃ美術館としてららぽーと福岡内に2022年4月開館。
おもちゃ美術館最大級の広さをもち、ラーメン屋台や寿司屋さん、アイスクリーム屋さんなど”おままごと”あそびが充実している。2024年には年に1度のおもちゃの祭典「九州おもちゃまつり」をららぽーと福岡にて開催。
■認定NPO法人芸術と遊び創造協会芸術と遊び創造協会について
優良なおもちゃをコミュニケーションツールとして活用し、多世代での交流を推進。
新宿の旧校舎を活用した「東京おもちゃ美術館」の運営、おもちゃコンサルタントによる全国180か所の子育てサロン「おもちゃの広場」、全国9の小児病棟でのおもちゃコンサルタントの派遣やオンラインでの病児の遊びケアなどの活動を行っています。
https://art-play.or.jp/
<ご連絡先>
芸術と遊び創造協会
担当:岡
n.oka@art-play.or.jp
TEL 092-558-1903
〒812-8627
福岡市博多区那珂6-23-1ららぽーと福岡 オーバルパーク 福岡おもちゃ美術館