株式会社SIGNING(サイニング、本社:東京都港区、代表取締役社長:牧 貴洋、以下SIGNING)企画・プロデュースによるソーシャルイシューギャラリー「SIGNAL」では、「新しい豊かさとは?」を考える取り組みとして「シグナル読書会」を開催しています。SIGNAL読書会#03「Weconomy Class」として、『リフレクティヴ・ノート』(著者:田中功起)の読書会実施が決定いたしました。著者によるトークセッションや参加者同士の意見交換/活動紹介をする場となっており、東京・虎ノ門を拠点に「新しい豊かさとは?」を考える新たなコミュニティをさらに拡大してまいります。
■シグナル読書会とは
社会課題解決の兆しを発信する拠点として、再開発が進む東京・虎ノ門の街に誕生したソーシャルイシューギャラリー「SIGNAL(シグナル)」。虎ノ門のビジネスパーソンが「私たちの経済」について考えるきっかけの場所をつくりたい。何かを求めるだけでなく、自分が持っている何をどのように提供し、共有できるか。知を拡げる読書会で語り合い、それぞれのGiveが循環し、新しい「私たちの経済圏」を育む場を実現したい。このような思いから、「Weconomy Class 新しい豊かさとは?と考える教室」と題し、“これからの豊かさ”を考えるための必読書の著者を招いた読書会・イベントを開催しています。
【プログラム内容】
第3回目となる今回は、アーティスト・田中功起の著書を取り上げ、アートから新しい豊かさを主体的に考えるプログラムとなっています。
著者トークセッションでは、上田洋子氏をゲストに迎え、様々な豊かさのあり方について提示していきます。
①読書会
対象図書を参加者とSIGNALファシリテーターとともに読んでいきます。
(対象図書は各自購入いただき、読了後参加ください)
②著者トークセッション
著者をお招きした講演と対象図書に関する質疑応答をするセッションです。
③事後セッション
参加者同士で感想や活動紹介をするネットワーキングの場です。
■第3回 対象書籍
『リフレクティヴ・ノート』
著:田中 功起 出版社:美術出版社
著者:田中 功起(たなか・こおき)
1975年生まれ。アーティスト。映像や執筆などによって「共に生きるとは何か」をテーマに、人々の協働や共同体のあり方を問い直す芸術実践を行う。近年は、育児とケアの視点からアートを捉え直す制作、執筆活動を続けている。
主に参加した展覧会にあいちトリエンナーレ(2019)、ミュンスター彫刻プロジェクト(2017)、ヴェネチア・ビエンナーレ(2017)など。2015年にドイツ銀行によるアーティスト・オブ・ザ・イヤー、2013年に参加したヴェネチア・ビエンナーレでは日本館が特別表彰を受ける。著作、作品集に『リフレクティブ・ノート(選集)』(アートソンジェ、美術出版社、2020年/2021年)、『Precarious Practice』(Hatje Cantz、2015年)、『必然的にばらばらなものが生まれてくる』(武蔵野美術大学出版局、2014年)などがある。
ファシリテーター:田尾 圭一郎
1984年千葉県生まれ。「田尾企画 編集室」代表。アートの企画・編集・コンサルティング/2006年、国際基督教大学卒業。博報堂を経たのち、美術出版社「美術手帖」ユニットにて企業や自治体とのアートプロジェクトの企画、地域芸術祭の広報支援、雑誌・書籍の編集、展示企画などに携わる。2022年に独立し現在に至る。主なプロジェクトに東京都「わたしのからだは心になる?」「都市にひそむミエナイモノ」展クリエイティブ・ディレクター、グラングリーン大阪ブランド・コンテンツ企画制作、山梨国際芸術祭「アート・エコロジー2023」アーティスティック・ディレクター、経済産業省「文化資本経営促進に関する調査研究事業」、博報堂×CANON「ZOOOOOM ART PROJECT」、VOLVO「美術手帖×VOLVO ART PROJECT」など。SFC特別招聘准教授
【スケジュール】
①読書会:2025年2月10日(月)8:00〜9:00
②著者トークセッション:2025年2月19日(水)19:00〜20:30
登壇者:田中 功起 ゲスト:上田 洋子
③事後セッション:2025年3月4日(火)19:00〜20:30
■著者トークセッション ゲスト紹介
上田 洋子(うえだ・ようこ)
1974年生まれ。ロシア文学者、ロシア語通訳・翻訳者。博士(文学)。ゲンロン代表。著書に『チェルノブイリ・ダークツーリズム・ガイド 思想地図β4-1』(調査・監修)、『瞳孔の中 クルジジャノフスキイ作品集』(共訳)、『歌舞伎と革命ロシア』(共編著)、『プッシー・ライオットの革命』(監修)、『ロシア宇宙主義』(共訳)など。展示企画に「メイエルホリドの演劇と生涯:没後70年・復権55年展」(早稲田大学演劇博物館)など。2023年度日本ロシア文学会大賞受賞。
■場所
Social Issue Gallery SIGNAL
東京都港区虎ノ門1丁目2-11 The ParkRex TORANOMON 1F
■参加費
無料(飲食費は実費負担)
■申し込み方法
下記Googleフォームよりお申し込みください。
限定20名となります。(1-3回全てに参加できる前提、応募多数時は抽選)
https://forms.gle/mNiCYNJ65GDdCnB37
■ ソーシャルイシューギャラリー&カフェ「SIGNAL」
ソーシャルイシューギャラリー「SIGNAL」は、来場者が情報のインプットとアウトプットの両方を担うところが特徴です。アート展示を鑑賞し、顕在化していない社会課題と向き合う機会提供だけにとどまりません。社会課題を表現したアートを鑑賞することで湧き上がる来場者の想いがアンケートによりアウトプットされ、そのアウトプットの集合体を当社が様々な角度で”兆し”として取り扱い、社会課題解決のアイディアに昇華させていく、という仕組みです。アンケートで得た定量データをもとに、社会課題に関するレポートや対話型のイベント、企業・団体・大学との共同プロジェクトも実施予定です。リアルな実地調査による取り組みを通じ、未発見の社会の課題や兆しの発見を目指し、大小隔たりのない社会課題解決に邁進してまいります。
■会社概要
SIGNINGは、「ビジネスの課題」と「社会の課題」を同時解決するソリューションを提供するソーシャルビジネススタジオです。現代のビジネス環境は、テクノロジーの進化や世界情勢の激変により、めまぐるしい変化にさらされています。そのような環境下で、多くの企業が、先の予測できない環境下で、既存のビジネスモデルや競争ルールにとらわれない、新たな成長領域の開拓を迫られています。また、こうした変化の激しい時代に社会と共生し持続的な成長を実現するための方法論として、SDGsやソーシャルビジネスへの関心も急速に高まっています。SIGNINGは、多くの企業が直面するこうした社会背景をふまえた(1)社会課題を解決しソーシャルグッドを推進していく「Social Design」、(2)事業の新たな成長機会を発見し新市場を創造していく「New Market Design」、という2つの領域に特化しています。コミュニケーション領域にとどまらず、事業・商品・サービス開発領域まで融合した「Social Business Studio」をコンセプトに掲げ、統合的なソリューションを提供してまいります。