三島由紀夫生誕100周年を記念して「新潮文庫の三島由紀夫」をテーマに、文庫にまつわるグッズを制作しました。プロデュースするのは、数々の展覧会でミュージアムグッズを手掛けてきた株式会社East。編集部、装幀部、資料室と新潮社の各部署への徹底した聞き取りと現地資料調査を通じて生み出された、三島ファンなら膝を打ち、ファンならずとも欲しくなるグッズたちをぜひご覧ください!
2025年1月14日は、1925年1月14日に生まれ、1970年11月25日に亡くなった三島由紀夫の生誕100周年の節目となります。新潮社では「三島由紀夫生誕100周年フェア」を全国の書店店頭にて開催中ですが、それに合わせ「新潮文庫の三島由紀夫」をテーマに、文庫にまつわるグッズを制作しました。
プロデュースは株式会社Eastです。これまで様々な美術展覧会でミュージアムグッズを制作、そのクオリティで高い定評がある会社です。徹底したリサーチと関係者へのインタビューを通じ作品の魅力を最大限生かしたグッズ作りはEastならではのもの。今回も「新潮文庫の三島由紀夫」をテーマに、「ミュージアムグッズのようにグッズ化する」ということで新潮社各部署に聞き取り調査を敢行。文庫編集部から装幀部、さらには新潮文庫と三島由紀夫の歴史をたどるべく、過去の新潮社刊行物が厳重保管されている「資料室」へも潜入。1冊しか残っていない初版本や最初期の装幀画などを確認し、グッズ化に結びつけました。グッズを手に取れば、作品や作家について「もっと知りたい」という気持ちを起こさせるのが良いミュージアムグッズとされますが、今回の商品群が三島ファンにも、食わず嫌いの方にも興味を持っていただくキッカケになるのではと願っています。
販売場所:新潮社公式ECサイト「新潮ショップ」(https://shincho-shop.jp/ )、および一部書店(未定)
商品①「新潮文庫資料室アーカイブからつくられた三島由紀夫『潮騒』(初版)ブックカバー
新潮文庫版の『潮騒』の初版は、昭和30(1955)年12月25日に出版されました。装画は中島清之氏によるもので、雲母(キラ)刷りが使われた美しい仕様でした。昭和42年の33刷からグラシン紙仕様に改版されたあとも、何度か改装を経て現在の仕様になったのは、令和2年の146刷からです。
今回、三島由紀夫の生誕100年を記念して、歴代の装幀の中でも特に印象的な初版デザインの布製ブックカバーを制作しました。新潮社資料室に残る希少な初版本を新撮し(撮影は新潮社写真部、画像調整は新潮社装幀部によるものです) 、『潮騒』のページ数にあわせて少し薄めにつくってあり、カバーをかけた時の読み心地も嬉しい仕上がりです。約70年前の初版デザインの装幀で、名作『潮騒』を手にしてみるのはいかがですか。
略称:新潮文庫『潮騒』(初版)ブックカバー
価格:2,596円(税込)
素材:綿100%(芯地入)
サイズ:新潮文庫専用サイズ仕立て 15.3×11.3×背1cm
生産国:日本
制作協力:株式会社East
商品②「タイポグラフィーにもアジがある、シンプルな装幀デザインだった頃の『潮騒』のブックカバー」
新潮文庫から出版された三島由紀夫作品は全部で38作品。新潮社の資料室には、初版も含めて様々な時代のものが保管されています。昭和51年の66刷から採用された、シンプルなタイポグラフィーを使った装幀が記憶に残っているファンの方々も多いのではないでしょうか。今では一瞬で文字を拡大縮小したり変形させたりするのも自由に出来るようになりましたが、当時はまだ手描きの世界。ペンと定規を駆使してデザイナーがひと文字ずつ版下を描きあげていきました。白い表紙に2色づかいで文字だけが置かれた表紙に、どこか人間味を感じるのは、人の手を感じさせる文字の微妙な揺らぎが関係しているのかもしれません。新潮文庫の三島由紀夫と言えば、このデザインを思い浮かべる人も多そうです。『潮騒』のページ数にあわせて少し薄めにつくってあり、カバーをかけた時の読み心地も嬉しい仕上がりです。
略称:新潮文庫『潮騒』(タイポ版)ブックカバー
価格:2,596円(税込)
素材:綿100%(芯地入)
サイズ:新潮文庫専用サイズ仕立て 15.3×11.3×背1cm
生産国:日本
制作協力:株式会社East
商品③「新潮文庫資料室アーカイブからつくられた三島由紀夫『金閣寺』(初版)ブックカバー」
新潮文庫版の『金閣寺』の初版は、昭和35(1960)年9月15日に出版されました。装画は今野忠一によるものです。昭和42年、14刷から新字新かなに改版され、その後何度か改装を経て現在の仕様になったのは、令和2年の144刷からです。
今回、三島由紀夫の生誕100年を記念して、歴代の装幀の中でも特に印象的な初版デザインの布製ブックカバーを制作しました。新潮社資料室に残る希少な初版本を新撮し(撮影は新潮社写真部、画像調整は新潮社装幀部によるものです) 、『金閣寺』のページ数にあわせて少し厚めにつくってあり、カバーをかけた時の読み心地も嬉しい仕上がりです。約65年前の初版デザインの装幀で、名作『金閣寺』を手にしてみるのはいかがですか。
略称:新潮文庫『金閣寺』(初版)ブックカバー
価格:2,596円(税込)
素材:綿100%(芯地入)
サイズ:新潮文庫専用サイズ仕立て 15.3×11.3×背1.2cm
生産国:日本
制作協力:株式会社East
商品④「タイポグラフィーにもアジがある、シンプルな装幀デザインだった頃の『金閣寺』のブックカバー」
新潮文庫から出版された三島由紀夫作品は全部で38作品。新潮社の資料室には、初版も含めて様々な時代のものが保管されています。昭和44年の18刷から採用された、シンプルなタイポグラフィーを使った装幀が記憶に残っているファンの方々も多いのではないでしょうか。今では一瞬で文字を拡大縮小したり、変形させたりするのも自由に出来るようになりましたが、当時はまだ手描きの世界。ペンと定規を駆使してデザイナーがひと文字ずつ版下を描きあげていきました。白い表紙に2色づかいで文字だけが置かれた表紙に、どこか人間味を感じるのは、人の手を感じさせる文字の微妙な揺らぎが関係しているのかもしれません。新潮文庫の三島由紀夫と言えば、このデザインを思い浮かべる人も多そうです。『金閣寺』のページ数にあわせて少し厚めにつくってあり、カバーをかけた時の読み心地も嬉しい仕上がりです。
略称:新潮文庫『金閣寺』(タイポ版)ブックカバー
価格:2,596円(税込)
素材:綿100%(芯地入)
新潮文庫専用サイズ仕立て 15.3×11.3×背1.2cm
生産国:日本
制作協力:株式会社East
商品⑤「新潮文庫、三島由紀夫作品をすべて読破されたファン専用にTシャツをおつくりしました」
三島由紀夫のコアなファン専用のTシャツです。
新潮社資料室に残る表紙がタイポグラフィー版の三島由紀夫文庫本が、胸と背中に合計34作品、集められました。これらすべてを読破した方だけにこのTシャツを着ていただける権利がございます。ですが生誕100年のお祝いですから、全作品は読んでいないけれど、必ず読む!きっと読む!という未来の読破者のみなさんもよろしかったら着てみていただきたいです。
そして、新潮文庫としましては、このTシャツを着ている人には、三島由紀夫関連の話題で話しかけても良いことにしたいと思います。このTシャツを着た人同士が、日本のどこかで出会い、互いが三島由紀夫のファンである事を、瞬時に知ることになるんですね。ちなみに黒いTシャツにしたのは上級者(黒帯)をイメージしたからでして、まだまだこれから三島由紀夫作品を読むという、初心者ファンの方には、白い(白帯)Tシャツをご用意しましたので、そちらも合わせてご覧ください。
略称:新潮文庫 三島由紀夫作品黒帯Tシャツ
価格:4,939円(税込)
素材:綿100%
サイズ:S、XLサイズ
S:身丈65cm、身幅46cm、肩幅42cm、袖丈40cm
XL:身丈73cm、身幅56cm、肩幅50cm、袖丈47cm
生産国:生地・縫製=中国、染め・プリント・仕上げ=日本
制作協力:株式会社East
商品⑥「三島由紀夫作品は、まだ、少ししか読んでいないけれど、これから読む、きっと読む。そんな初級ファンの皆様にはこちらのTシャツを」
映画化された作品が多い三島由紀夫ですが、5回もその機会があったのは『潮騒』だけですね。
伊勢湾に浮かぶ美しい小島を舞台に美しい作品です。
三島由紀夫作品は、まだそんなに読んだことはないけれど、生誕100年を共に祝いたい!そんな初級ファンの方の為に、白帯をイメージして、白Tシャツをおつくりしました。胸には潮騒の背表紙が一冊だけ。背面にはタイポグラフィー版初期の最初の頁を原寸大でプリントしました。こちらも新潮社の資料室からお借りしたものを、写真部が、新撮してくれたものです。活字が小さい頃のものですが、これを着ていると、街かどや電車の中などで、背中に視線をたくさん感じるかもしれません。経年変化した紙の様子もそのままに再現されたプリントには、国内の職人の技が生きています。
略称:新潮文庫 三島由紀夫作品白帯Tシャツ
価格:4,939円(税込)
素材:綿100%
サイズ:S、XLサイズ
S:身丈66cm、身幅44cm、肩幅42cm、袖丈40cm
XL:身丈75cm、身幅52cm、肩幅50cm、袖丈47cm
生産国:生地・縫製=中国、染め・プリント・仕上げ=日本
制作協力:株式会社East
商品⑦ 「三島由紀夫作品といつも一緒にいたい人のための、布製ミニチュア文庫本キーリング」
貴重な表紙絵付き装幀の『金閣寺』と『潮騒』、人気のタイポグラフィー版表紙の『金閣寺』と『潮騒』――。
全4種類のキーリングです。
布製ブックカバーと同様に、国内で木綿にプリントした生地を使用して、中に柔らかな詰め物がされたぬいぐるみ仕立てのキーリングです。
リングを止める部分は、新潮文庫の特徴である、茶色のスピンがイメージされています。
製作に使われた作品は、新潮社資料室に残されていた貴重なもの。画像撮影は写真部にお願いしました。生誕100年の記念の年、常に身近に三島由紀夫作品を感じられるキーリングができました。
略称:新潮文庫 布製ミニチュア文庫本キーリング
価格:1,793円(税込)
素材:綿100%
サイズ:7.3 x 4.5 cm
生産国:日本
制作協力:株式会社East
商品⑧「三島由紀夫作品と旅に出る、もしくは部屋で読む時に、使うかもしれない、文庫本専用のミニトートバッグ」
新潮文庫に数ある三島由紀夫作品の中で、販売総数の多い順に7作品がこちらです。
『金閣寺』
『潮騒』
『仮面の告白』
『永すぎた春』
『愛の渇き』
『美徳のよろめき』
『春の雪 豊饒の海(1)』
それらを、またまた資料室から出版当時のものをお借りして、並べたものを写真部に撮影してもらった画像で、文庫がピッタリ入るミニトートを縫製しました。表紙や背表紙は勿論、裏から見ても横から見ても前面に文庫が撮影された画像が使われています。だから、当然ですがこの7作品を入れると、ほら、ぴったり!!この7作品を読む為だけに旅に出るもよし、読むぞと決めて部屋に籠るもよし、お待ちの文庫を保管するのに使うもよし。なんなら、どんな文庫でも三島由紀夫作品に見えてしまうので、そういう使い方もできますね。
略称:文庫本専用のミニトートバッグ
価格:3,795円(税込)
素材:外布=綿100%、内布=ポリエステル100%
サイズ:15.5 x 11.2 x 9cm
生産国:中国
制作協力:株式会社East