ご家庭に人体認識技術を搭載した機器を設置し、テレビスクリーンの「アテンション(注視)」を測るREVISIO株式会社(旧TVISION INSIGHTS株式会社、所在地 :東京都千代田区、代表取締役社長 郡谷 康士、以下REVISIO)は、 2024年11月に放送されたテレビCMを独自の「アテンション(注視)データ」で分析し、視聴者の視線をくぎづけにしたテレビCMのランキングを公開しました。
テレビCM「アテンション」ランキングとは
地上波関東キー局で放送されたテレビCMを対象に、クリエイティブの評価指標「Cスコア(クリエイティブスコア)」を基に作成。Cスコアが高いほど、アテンション(=注視)を獲得していた(視聴者の目線を画面にくぎづけにしていた)CMであることがわかります。
11月トップはレイク 「ジム Bタイプ」篇
1位を獲得したのは レイク 「ジム Bタイプ」篇でした。10月のランキングでは4位にランクインしており、長期に渡って高いアテンションを獲得しています。千鳥の二人が出演しているCMで、毎回お笑いの要素が含まれた内容になっています。
(動画引用元:レイク公式YouTubeチャンネル/レイク TVCM 「ジム」篇 Bタイプ 30秒Ver. https://youtu.be/7XQKetu4x8o)
2位はUQ mobileの対象プランご加入でAmazonプライム3カ月ついてくる!「UQUEEN 大きな買い物 」篇でした。UQUEENシリーズのCMで、満島ひかりさんと松田龍平さんの他に、今回はガチャピンとムックも出演しています。今月のピックアップCMで詳しくアテンションポイントを解説しております。ぜひご覧ください。
4位には同スコアで4つのCMがランクインしています。
ピルクル ひざアクティブ「錦鯉バランス」篇は、錦鯉が出演するピルクルのCMシリーズです。渡辺隆さんが寝転んでいる長谷川雅紀さんの足を脇に挟むと、後ろに倒れながらゆっくりと持ち上げ、組体操のような体制に・・・。二人の絶妙なバランスに視聴者が「くぎづけ」になったのではないでしょうか。
(動画引用元:日清食品グループ公式YouTubeチャンネル/日清ヨーク ピルクルひざアクティブCM「錦鯉バランス 篇」30秒 https://youtu.be/jI3rju79YH8)
最後にご紹介するのは日産 セレナe-POWER「子どもが世界を切りひらく」篇。ハツラツとした子どもの様子と雄大な自然、そしてこのCMのために書き下ろされたという木村カエラさんの疾走感ある楽曲の相乗効果で視聴者を惹きつけました。家族三世代が楽しそうに乗車する走行シーンは、ターゲットであるファミリー層が自分事化して見られる演出となっており、スコアを上昇させた要因の一つでしょう。
(動画引用元:日産YouTube公式チャンネル/【セレナ】 子どもが世界を切りひらく篇 30秒
最新のテレビCMアテンションレポートでは、11月の週間ランキングも公開しています。
ぜひご覧ください。
今月のピックアップCM:ガチャピン・ムックが登場!「UQUEENシリーズ」の新CM
「UQUEENシリーズ」の久々の新CMです。執事役の松田龍平さん、UQUEEN役の満島ひかりさんにガチャピン(ピンクガチャ)とムック(ブルームク)が加わり、四人(?)でコミカルなやりとりを繰り広げています。「人形だと思っていたガチャピンムックが実はホンモノだった」というストーリー性のある展開で、視聴者が思わず「くぎづけ」になったのではないでしょうか。
(動画引用元:UQ mobile/UQ WiMAX公式YouTubeチャンネル/UQUEEN「大きな買い物」篇 30秒 https://youtu.be/zNhtxB0lTjI)
では、同CMを毎秒Cスコアの波形データで確認してみましょう。
【アテンションポイント】
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【冒頭】「UQにアマゾンプライム特典がついた」というワード⇒視聴者の興味を集めると共に、人気シリーズの最新CMであることが注視獲得に繋がった。
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【7秒目~】BGMがオフになる⇒聴覚に刺激を与えるとともに、画面を暗くして場面を明確に変えることが、CM感のない演出に繋がり注視を増加させた。
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【10秒目~】再びBGMをオン⇒ガチャピンとムックが登場した展開の意外性に加え、再びBGMをオンにすることで聴覚に刺激が与えられ、中盤でも高い注視を維持することができた。
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【16秒目~】「お届け物です」というセリフの直後からの展開⇒BGMが徐々に強調されながらAmazonの箱が運ばれてきたことで、視聴者に興味を持たせることができ、注視が増加した。中身はガチャピンとムックのぬいぐるみで、等身大のぬいぐるみに再びフォーカスされると急に立ち上がり「本人です!」というセリフで、聴覚に刺激を与え高い注視を維持できた。
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【終盤】再びBGMをオフに⇒サービス訴求が始まったことで注視が下落するも、再びBGMを止めセリフを挿入することで、コミカルな雰囲気を演出。最後の1秒でCスコアが最高値になった。
CM全体を通して視聴者を惹きつけるポイントが複数存在していました。セリフやBGMもうまく使われており、高いアテンション(注視)を獲得したと考えられます。
結果、CM全体の8%ほどしかない*右上がりの波形となり、多くの視聴者にブランドの訴求をすることができました。
*2023年4月1日から2024年3月31日の間に放送開始し、かつその期間に累積500GRP以上放送した15秒CM(2421素材)の毎秒Cスコアを抽出し算定
テレビCMの効果を最大化する「しっかり視られるCM」とは
テレビCMを制作する際、多くの人が直観と経験を頼りにしているのではないでしょうか。このような制作方法では、パフォーマンスの再現性や確実性に不安が残ります。
REVISOでは、8.6万本以上のCMのアテンションデータを蓄積しているため、「CMの視られる要素」と「視聴者に視られるためのCMづくり」のノウハウを持っています。
詳細はこちらの資料からご確認いただけます。
<本件に関する問い合わせ先>
REVISIO株式会社 広報担当 安武
東京都千代田区大手町1丁目6番1号大手町ビル
E-mail info@revisio.com
Tel(担当直通) 050-5897-4931
【REVISIO株式会社について】
REVISIO株式会社(2022年10月にTVISION INSIGHTS株式会社から社名変更)は、人体認識技術によってテレビ番組・CMの視聴態勢データを取得し、BtoB向け視聴分析サービスを提供しています。ご家庭のテレビに、REVISIOが独自に開発した人体認識技術を搭載した調査機器を設置し、調査参加者の視聴態勢を毎秒で自動的に取得。「誰がテレビの前にいて、ちゃんと見ているか」というREVISIO独自の注視データを広告主・広告会社・放送局など国内累計200社以上のクライアントにご活用いただいています。
現在、国内では関東エリア2,000世帯・関西エリア600世帯の地上波全番組の視聴データ、ならびにコネクテッドTVの注視データを提供しています。