本谷有希子さんの10年ぶりの長編小説『セルフィの死』の刊行を記念し、ジュンク堂書店池袋本店にてトークイベントを開催します。ゲストにお迎えするのは、本谷さん演出の舞台にも出演した、ラッパーの環ROYさん。舞台上に登場するスマートフォン、撮影される映像が印象に残る作品でしたが、今回の長編『セルフィの死』でも主人公たちはスマートフォンで自撮りを繰り返します。フォロワー獲得に死力を尽くす彼女らの姿をブラックユーモア冴えわたる筆致で描く本作について、どんなお話が飛び出すのか、どうぞご期待ください!
本谷有希子さん『セルフィの死』刊行記念イベントは、
2025年1月16日(木)19時~ジュンク堂書店池袋本店にて。
チケット詳細はこちらから
https://online.maruzenjunkudo.co.jp/products/j70019-250116
内容紹介
もう二度と SNSができない身体にしてほしい――。承認欲求を巡る新たな傑作。フォロワー獲得に死力を尽くすミクルは思う。「何故この世界は自分にフォロワーが増えないように作られているのだろう」。自撮りを繰り返すとイソギンチャクになる顔面。オート化された無人回転寿司。まさかのフォロワー爆増――狂った現象が次々とミクルを襲う、地獄展開に抱腹絶倒、気分は爽快。約十年ぶり、待望の長編!
著者紹介
本谷有希子(もとや・ゆきこ)
1979年、石川県生れ。2000年「劇団、本谷有希子」を旗揚げし、主宰として作・演出を手がける。主な戯曲に『遭難、』(第10回鶴屋南北戯曲賞)、『幸せ最高ありがとうマジで!』(第53回岸田國士戯曲賞)などがある。2002年より小説家としても活動。主な小説に『ぬるい毒』(第33回野間文芸新人賞)、『嵐のピクニック』(第7回大江健三郎賞)、『自分を好きになる方法』(第27回三島由紀夫賞)、『異類婚姻譚』(第154回芥川龍之介賞)、『静かに、ねぇ、静かに』など。近年、著作が海外でも盛んに翻訳され始め、『異類婚姻譚』、『嵐のピクニック』をはじめ、世界11言語で出版されている。
書籍データ
【タイトル】セルフィの死
【著者名】本谷有希子
【発売日】2024年12月18日
【造本】四六判ハードカバー
【定価】1,870円(税込)【ISBN】978-4-10-301775-2