小売業界に特化した商品・顧客分析ソリューションを始めとする、パッケージシステムを開発・提供しているデータコム株式会社(本社:宮城県仙台市、代表取締役:小野寺修一)は、20代~30代のミレニアル世代の正月太りに関するアンケート調査を実施しました。
【調査背景】
年末年始は豪華な食事や不規則な生活習慣により「正月太り」が懸念される時期です。近年、20代~30代のミレニアル世代では健康志向が高まり、SNSや動画を通じたダイエット情報の収集や「宅トレ」など自宅での健康管理が注目を集めています。一方で、リモートワークの定着により運動不足が課題となる中、正月明けには体重増加を気にする声が増えています。こうした背景を踏まえ、ミレニアル世代を対象に「正月太り」に関する意識調査を実施しました。本調査を通じて、若年層の健康意識や対策の実態を明らかにし、企業やブランドが消費者の健康ニーズに応えるための一助とすることを目的としています。
【調査結果概要】
・8割以上が「太りたくない」「絶対に太らない」と回答
・52.2%が正月太り経験者、経験なしの36.7%は「絶対に太らない」と明確に意識
・正月太りの原因は「餅」が圧倒的1位
・正月太り解消への取り組み、「食事の摂取量を減らす」が過半数を占める
・約6割が健康志向のおせちに前向きな回答
■8割以上が「太りたくない」「絶対に太らない」と回答
正月太りに関してどう考えているか聞いたところ、「太ってもいいと思う」と回答した人はわずか15.3%にとどまりました。一方で、「太りたくない」と回答した人は62.2%と最も多く、さらに「絶対に太らない」と強い決意を示した人も22.5%に上り、多くの人が体型維持への強い意識を持っていることが分かりました。
■52.2%が正月太り経験者、経験なしの36.7%は「絶対に太らない」と明確に意識
正月太りの経験については、全体の52.2%が「正月太りの経験がある」と回答しました。男女別に見ると、経験ありは男性が42.4%、女性は61.9%と男女間の差が見て取れました。
また、正月太りの経験の有無と意識との関連性を見ると、興味深い傾向が明らかになりました。
経験がある人は「太りたくない」と回答した割合が73.6%と最も多い結果に。正月太りを防ぎたい意識が見られる一方で、「絶対に太らない」の割合は10%未満と低く、過去の経験からの難しさが見受けられます。また、経験がない人では経験者に比べ、「絶対に太らない」が27.3pt増加しており、明確な意識が結果にも反映されていると考えられます。
■正月太りの原因は「餅」が圧倒的1位
「原因となった食べ物」について聞いたところ、男女ともに「餅」が圧倒的1位となりました。「餅」は雑煮や焼き餅などバリエーションが豊かで正月には欠かせません。一方で、100gあたりのカロリーは白米の1.5倍とカロリーが高く、食べ過ぎが正月太りの大きな要因になってしまいます。
また、2位以下を確認すると、正月の食事傾向の男女差が現れました。女性は「おせち」が19.3%で2位だったのに対し、男性では「酒」が20.0%で2位にランクイン。ファストフードも14.7%と女性と比較すると割合が高い結果になりました。
この結果から、男性は「飲酒機会の増加」や「手軽な食事の選択」が正月太りの主な要因となる一方、女性は「餅」や「おせち」など正月特有の伝統的な食文化が大きく影響していることが分かります。
■正月太り解消への取り組み、「食事の摂取量を減らす」が過半数を占める
「正月明けに努力すること」を聞いたところ、最も多かったのは「食事の摂取量を減らす」で56.2%。過半数の人が「食事管理」を正月太り解消の主な手段と考えていることが分かりました。次いで、「ウォーキング」が43.8%、「栄養価を気にする」が27.2%、「ジムに行く」が12.8%と続き、手軽に始められる方法が上位を占めました。
また、男女別で見ると、男性で最も割合が高かった「ウォーキング」が38.4%。女性では、「食事の摂取量を減らす」が42.3%。ジムの割合を見ても男性の方がより「運動」中心で取り組む傾向があり、女性は「食事管理」や「栄養バランス」を重視する傾向となりました。
■約6割が健康志向のおせちに前向きな回答
「健康志向のおせち」に対する意見を調査したところ、「ヘルシーである必要はない」と答えた人が38.3%と最も多かった一方、「一部の品を置き換えたい」が32.3%、「あったら購入したい」が29.4%と、約6割が健康志向のおせちに前向きな姿勢を示しました。
正月太りの原因として「おせち」をあげていた人に絞ると、「一部の品を置き換えたい」が44.2%と全体の傾向よりも12pt増加しました。若年層の健康志向の高まりや食生活の配慮は正月料理にも広がっているようです。この結果から、おせちの具材を楽しみながらも、一部をヘルシーな素材へと置き換えた二刀流のおせちのニーズが高まっていると言えそうです。
【調査概要】
地域:全国
調査方法:QIQUMOによるアンケート調査
調査人数:20代~30代の男女 450人(男性224人、女性226人)※Q3以降は正月太りの経験があると回答した235名が対象
調査時期:2024年12月
※本リリースの調査結果や分析をご掲載いただく際には「データコム株式会社 調べ」とご記載ください。
データコム株式会社
1994年の創立時から一貫して、小売業界に特化したパッケージシステムを手掛けています。取り扱う商品や販売方法が多様化する流通市場において、販売データや顧客データに基づく企業戦略設計が一層重要になっています。「商品分析システム d3」などの開発・提供を通じて、小売企業の更なる成長に貢献していきます。お客様にしっかり向き合い、「ビジネスへの新たな価値を創造し、確かな感動を生み出す。」これこそが私たちデータコムの使命であると捉え、その感動が業界全体のさらなる活性化へつながるよう、これからも新しいことに挑戦し続けます。
名称:データコム株式会社
代表:代表取締役 小野寺修一
所在地
本社:宮城県仙台市青葉区本町1-13-22 仙台松村ビル 6F
東京支社:東京都中央区日本橋富沢町7-16 THE GATE 日本橋人形町 5F
設立:1994年4月8日
HPURL: https://www.datacom.jp/
商品分析システム(d3):https://www.datacom.jp/d3/
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