農業法人合同会社カネマタファームでは、自社で栽培する「乳酸菌あきたこまち玄米」を住友化学株式会社Biondoに成分分析依頼をかけたところ、コレステロールを調整する「リノール酸」や近年高齢者の認知症予防で注目される「α-GPC（グリセロホスホコリン）」、心血管系の健康を保つ上で非常に重要な「オレイン酸」が検出されました。
・「乳酸菌あきたこまち玄米」の開発のきっかけ
感染症の拡大により、健康意識が高まる中で「免疫力」が注目されるようになりました。私たちは、日常の食事で自然に免疫力をサポートできる食品を提供したいと考え、主食である「お米」に着目しました。
お米は日本人の食生活に欠かせない食材であり、毎日の食卓に欠かさず登場するものです。この身近なお米を、からだづくりに役立つ食材としてさらに進化させることで、多くの人々の健康を支えることができるのではないかと考えました。そこで、免疫力向上の作用がある乳酸菌を成分に含む米づくりをスタートしました。この取り組みは、秋田県産の高品質なあきたこまち玄米と乳酸菌の力を掛け合わせることで実現したものであり、日々の食事から健康を支える新たな価値をお届けすることを目指しています。
・栽培の段階で「乳酸菌」を投入
水稲栽培の工程で、乳酸菌を植物活性剤として使用したところ収穫した玄米から乳酸菌「ラクトバチルスパラカゼイ」が検出されました。
この乳酸菌は、免疫調製作用に優れております。
また、玄米の糠部分に含まれている「LPS]という物質がさらに免疫向上を助け、アトピー、肌荒れ、アルツハイマー型認知症の予防などに効果があるとされています。今回、住友化学株式会社Biondの協力のもと、さらに詳しい成分分析をしたところ、健康を維持・向上させる様々な成分が検出されたことで、改めて「乳酸菌あきたこまち玄米」の効果が立証された形となりました。
コメ市場では、収穫後の米に乳酸菌の成分を付加した商品はあるものの、収穫された米自体から乳酸菌が検出された例は極めて珍しく、同様の米商品は市場にはまだ出回っていないため栽培を管理する農業法人だからこそ開発できた商品と言えます。
〇乳酸菌あきたこまち玄米の主成分とその効果
・乳酸菌あきたこまち玄米の主成分
住友化学株式会社Biondoに成分分析依頼をかけたところ、「乳酸菌あきたこまち玄米」に含まれる主な成分に、リノール酸、α-GPC（グリセロホスホコリン）、オレイン酸 の３種類が検出されました。
それぞれが異なる健康効果を持ち、私たちの体にとって大切な役割を果たします。
これらの成分の特性を知ることで、この玄米が健康維持にどのように役立つかを深く理解することができます。
1. リノール酸
リノール酸は、不飽和脂肪酸の一種で、体内では合成できない「必須脂肪酸」です。
このため、食事を通じて摂取する必要があります。
リノール酸は、細胞膜を構成する重要な成分であり、細胞の健康を維持するために欠かせません。また、コレステロール値を調整する作用があり、動脈硬化や心血管疾患のリスクを軽減する効果が期待されています。
さらに、肌の健康にも良い影響を与え、美白効果、抗炎症作用があるため皮膚の保湿やバリア機能をサポートし、お肌の健康への役割も果たします。「乳酸菌あきたこまち玄米」に含まれるリノール酸は、日々の食事から効率的に摂取でき、全身の健康を支える助けとなります。
2. α-GPC（グリセロホスホコリン）
α-GPCは、脳機能をサポートする成分として知られており、記憶力や集中力を高める効果が期待されています。この成分は、アセチルコリンという神経伝達物質の前駆体であり、脳の情報伝達を円滑にする役割を持っています。
そのため、認知機能を向上させる効果があるとされ、高齢者の認知症予防や、ストレスの多い現代社会での集中力アップに役立ちます。
さらに、α-GPCは筋肉の回復やパフォーマンス向上にも効果があるとされ、運動をする方やアスリートにも注目されています。
「乳酸菌あきたこまち玄米」を食べることで、毎日の生活や運動時の脳と体のパフォーマンスを自然にサポートできる点が大きな魅力です。
3. オレイン酸
オレイン酸は、オリーブオイルなどに多く含まれることで有名な一価不飽和脂肪酸の一種です。
この成分は、悪玉コレステロール（LDL）を減らし、善玉コレステロール（HDL）を増やす作用があるため、心血管系の健康を保つ上で非常に有益です。
また、オレイン酸には抗炎症作用があり、肌質の改善や体内の慢性的な炎症を軽減する効果が期待されています。
さらに、腸内環境を整える働きも持ち、便通の改善や腸内フローラの健康維持に寄与します。
乳酸菌を含む「乳酸菌あきたこまち玄米」にオレイン酸が含まれることで、腸内環境をダブルでサポートし、全身の健康を促進する効果が期待できます。
・おすすめのお召し上がり方法
「乳酸菌あきたこまち玄米」は、農産物検査員とお米ソムリエが監修しており、その品質の高さと独自の美味しさが自慢です。
乳酸菌の効果により、従来の慣行栽培あきたこまち玄米に比べて糠臭さが抑えられており、炊いたときの食味や食感が格段に向上しています。
そのもちもちとした食感は、炊き立てご飯として楽しむのはもちろん、おにぎりやお弁当にしても冷めても美味しいのが特徴です。
また、乳酸菌が生み出す発酵酵素の働きにより、「寝かせ玄米」を炊飯する際の発酵時間が短縮されます。通常、寝かせ玄米を作るには3～4日かかりますが、「乳酸菌あきたこまち玄米」を使用すれば、わずか2日間で完成します。
これにより、時間がかかる発酵玄米の手間を軽減し、日々の生活に取り入れやすくなっています。
さらに、玄米を米粉化した「玄米パウダー」として活用することで、日常の料理にも手軽に取り入れることが可能です。
玄米パウダーはスープやシチューに加えたり、パンやお菓子の生地に混ぜたりすることで、栄養を補給しながら乳酸菌の恩恵を受けることができます。
日々の食卓で、炊いたご飯として、あるいは調理のアクセントとして、さまざまな形でお楽しみいただける「乳酸菌あきたこまち玄米」。毎日の健康づくりのパートナーとしてぜひご活用ください。
〇「乳酸菌あきたこまち玄米」をさらに食べやすく-HAPARICE-
上記でご説明した「乳酸菌あきたこまち玄米」を、玄米が苦手な方でも食べやすくするため、
通常のあきたこまちの白米と混ぜたものが「HAPARICE（ハパライス）」です。
・HAPARICEとは？
「HAPA（ハパ）」とはハワイ語で半分、混ぜる、という意味があります。他人種が多いハワイでは混血の人を「HAPA」と親しみを込めて呼ぶことがあります。開発者自身がハワイで暮らしていた経験をもとに、ハワイアンスピリッツを織り交ぜて玄米と白米をミックスしたものを「HAPARICE」と名付けました。
栄養価が豊富な玄米食ですが、炊き方が難しかったり、これまで玄米の味や食感が独特なため敬遠されがちな事が現状です。しかし白米を混ぜることで、玄米１００％よりも圧倒的に食べやすく、白米と同じように炊飯できるので手軽に食べることが出来ます。ここでは「HAPARICE」の食べるシチュエーションをご紹介します。
1. 健康を意識した毎日の食卓に
「HAPARICE」は、乳酸菌が含有された玄米と白米が絶妙なバランスでミックスされているため、健康を意識しつつも無理なく玄米を取り入れたい方に最適です。
玄米特有の栄養価（食物繊維やビタミン、ミネラル）をそのまま摂取できる一方で、白米が加わることで食べやすく、玄米が苦手な方や小さなお子様でも美味しく食べられます。
忙しい日常でも、「HAPARICE」を炊飯器で手軽に炊いて、毎日の主食として食卓に並べるだけで、自然と健康的な食生活が続けられます。
2. お弁当やおにぎりに
「HAPARICE」は、あきたこまち特有の炊き上がりのもちもちとした食感が特徴で、冷めても美味しいのが魅力です。
そのため、お弁当やおにぎりにぴったりです。玄米の栄養価と白米のふっくらとした食感が一度に楽しめるため、健康を意識するビジネスマンや育ち盛りの子どものお弁当に最適です。
また、忙しい朝でも炊飯器で炊いた「HAPARICE」をサッとおにぎりにすれば、外出先でも手軽に栄養を補給することができます。シンプルな塩おにぎりや具材を入れたバリエーション豊かなおにぎりとして楽しむことができ、飽きることなく続けられます。
3. 運動後やスポーツ時の栄養補給に
運動やスポーツをする方にとって、エネルギー補給と体のケアは重要です。
「HAPARICE」は、白米が持つ即効性のあるエネルギー源と、玄米が持つゆっくりと吸収される栄養素を同時に摂取できる優れたバランスを持っています。
さらに、乳酸菌の働きで腸内環境のサポートが期待できるため、スポーツ後の体調維持やリカバリーにも役立ちます。
トレーニング後におにぎりとして食べたり、アスリート向けの栄養食として「HAPARICE」を活用することで、持続的な体力維持と健康サポートを実現します。
4. 家族や友人との食事会やホームパーティーに
健康志向の高まりとともに、ホームパーティーや家族の食事会でも健康的なメニューが好まれるようになっています。
「HAPARICE」は、見た目にも美しく、栄養価も高いため、手作りの食卓にぴったりです。
炊き込みご飯や混ぜご飯、ヘルシーなライスサラダとして提供すれば、健康志向の方や玄米が苦手な方にも喜ばれる一品になります。
また、和食だけでなく洋食やエスニック料理との相性も良いため、さまざまなレシピに活用することで、食事の楽しみが広がります。
5. 疲れた日や手軽に食べたいときに
仕事や家事、育児で忙しい日々が続くと、つい簡単な食事で済ませてしまいがちですが、そんなときこそ「HAPARICE」が力を発揮します。
通常のお米と同じように炊くだけで、乳酸菌の効果と玄米の栄養を手軽に取り入れることができます。炊き立ての「HAPARICE」にお漬物や味噌汁を添えるだけでも栄養バランスの取れた一食になりますし、レトルトカレーやお惣菜と組み合わせることで、忙しい日でも健康的で満足感のある食事が実現します。
〇究極！お手軽に乳酸菌摂取-HAPARICEパックご飯の登場-
・HAPARICEをパックごはんで
パックごはんは、忙しい現代人にとって便利で効率的な食事の選択肢です。
まず、調理の手間がかからず、電子レンジで短時間で温めるだけで手軽に食べられる点が大きなメリットです。これにより、時間を節約しつつ、栄養バランスの良いごはんを摂取できます。
次に、長期保存が可能なため、買い置きしておけば災害時や急な食事の準備が必要な際にも役立ちます。
また、衛生面でも安心で、個別包装されているため、食材の劣化や外部からの汚染を防ぎます。さらに、1食分ずつパックされていることで、食べ過ぎを防ぎながら適切な量を摂取できる点も魅力です。
このように、手軽さ、保存性、衛生面の利点を兼ね備えたパックごはんは、忙しい日常や非常時に最適な食品といえますが、添加物などの不安感がありました。
その不安を払拭するため、
「HAPARICEパックごはん」は、添加物不使用の完全密閉方式でパックご飯化することに成功しました。
お手軽にもかかわらず健康要素を維持できるのが「HAPARICEパックごはん」です。
・驚くべき栄養成分が検出
上記で説明した「乳酸菌あきたこまち玄米」の主要成分であるリノール酸、α-GPC（グリセロホスホコリン）、オレイン酸はもちろんパックご飯からも検出されています。
しかし驚くことに、HAPARICEパックご飯にはさらなる栄養成分が検出されたのです。
それは、機能性表示食品に使われる成分であるリノレン酸、アルギニン、そしてエルゴテインの３つです。これらの、それぞれの体への良い効果を下記で説明します。
1. リノレン酸
リノレン酸はオメガ3脂肪酸の一種で、体内で合成できない「必須脂肪酸」です。
魚油や亜麻仁油、エゴマ油に多く含まれることで知られています。
この成分の最大の特長は、抗炎症作用と心血管系の健康維持に寄与することです。
リノレン酸は体内でEPA（エイコサペンタエン酸）やDHA（ドコサヘキサエン酸）に変換され、これらは血中の中性脂肪を減少させ、動脈硬化や高血圧のリスクを軽減します。
また、リノレン酸は脳機能の向上にも役立ちます。
DHAへの変換を通じて神経細胞を保護し、認知機能をサポートします。特に、記憶力の維持や認知症予防効果が期待されています。さらに、抗炎症作用によって、リウマチやアレルギー症状の緩和、皮膚の健康維持にも効果があります。リノレン酸を適量摂取することで、全身の健康を総合的にサポートすることが可能です。
2. アルギニン
アルギニンは、準必須アミノ酸に分類されるアミノ酸で、特に血管拡張作用や免疫機能の向上に重要な役割を果たします。
アルギニンは体内で一酸化窒素（NO）を生成し、このNOが血管を拡張させ、血流を改善する効果があります。
この作用により、高血圧の予防や心血管系疾患のリスク軽減に寄与します。
運動時のパフォーマンス向上や疲労回復にも役立ち、アスリートや健康を意識する方々に広く活用されています。また、アルギニンは免疫細胞の活性化にも関与しており、風邪や感染症に対する抵抗力を高める効果があります。
さらに、成長ホルモンの分泌を促進することで、筋肉量の維持や成長促進、さらには傷の回復を早める作用も期待されています。
近年では、男性不妊症の改善やアンチエイジング効果も注目され、幅広い健康効果を持つ成分とされています。
3. エルゴチオネイン（エルゴテイン）
エルゴチオネインは、抗酸化作用を持つ特殊なアミノ酸の一種で、キノコ類や全粒穀物に豊富に含まれています。
この成分の特長は、細胞の酸化ストレスを軽減する作用が非常に強力である点です。
酸化ストレスとは、体内で発生する活性酸素が細胞を傷つける現象を指し、老化やがん、心血管系疾患などの原因となるものです。
エルゴチオネインは、活性酸素の除去に優れ、細胞の健康を保つ効果があります。さらに、エルゴチオネインは体内での「細胞内リサイクル」を促進します。
細胞内で傷ついた部分を修復・再利用することで、長寿遺伝子（サーチュイン）と関連した抗老化効果が期待されています。
また、神経細胞を保護する働きもあり、アルツハイマー病やパーキンソン病などの神経変性疾患の予防にも寄与します。加えて、エルゴチオネインは免疫機能を調整し、自己免疫疾患や慢性炎症を抑える効果も持つことから、健康維持において非常に重要な役割を果たします。
これらの成分からわかるように、「乳酸菌あきたこまち玄米」は体に良い効果が沢山あります。
主食として、栄養が摂れるサプリメントがわりの「乳酸菌あきたこまち玄米」を日々の生活に取り入れることで、心身の健康維持に大いに役立つでしょう。
〇「乳酸菌あきたこまち玄米」を使用したコメ商品
「乳酸菌あきたこまち玄米」を体内に取り入れるための商品を紹介します。
・生米
玄米の生米です。炊飯器や土鍋で炊いてお召し上がりください。
乳酸菌あきたこまち玄米とあきたこまち白米をミックスした生米です。
・パックごはん
・パウダー（米粉）
【玄米パウダー】
乳酸菌あきたこまち玄米を焙煎して粉末状にしたものです。通常の米粉と同じようにお使いください。きなこのような香ばしい玄米の香りがします。からあげの粉やお菓子づくりに最適です。
玄米パウダーを原材料に、添加物一切不使用の安心安全なパンケーキミックスです。
卵とミルクを混ぜるだけで簡単にグルテンフリーのパンケーキを作ることができます。
ほんのりとした甘味があるのでいろいろなアレンジを楽しんでいただけます。
・調味料
【玄米みそ】
乳酸菌あきたこまち玄米で麹をつくり、深層ミネラルウォーターと秋田県産の大豆のみを使用した、無添加の冬季限定みそです。麹量が通常の味噌よりも多いため、減塩ながら旨味を引き出すことに成功しました。玄米のプチプチ感がくせになる、リピート率が高い商品です。
【塩麴】
乳酸菌あきたこまち玄米の麹でつくった無添加の塩麴。
春に仕込みをして毎日秋田県民歌を聞かせながら混ぜている、手間暇かかった塩麴です。
とてもマイルドで角のない塩味は、どんな料理にも合います。また、素材の味を引き立てて旨味を引き出してくれるので、これひとつの味付けで料理上手になれます。普段のお料理のお塩のかわりにお使いください。
上記でご紹介した商品は全て、弊社オンラインストアにてご購入いただけます。
オンラインストア： https://kanemata.shop-pro.jp/
〇まとめ
「乳酸菌あきたこまち玄米」は、健康志向の現代人に寄り添った、身体に嬉しい成分を豊富に含む革新的なお米です。
リノレン酸による血液サラサラ効果や脳機能の向上、アルギニンがもたらす血流改善や免疫力向上、さらにはエルゴチオネインによる強力な抗酸化作用といった多岐にわたる健康効果が期待されています。
これらの成分は、日々の生活の中で不足しがちな栄養素を効率的に補い、健康維持や予防に貢献します。
さらに、従来の玄米に比べて糠臭さが少なく、炊き上がりの食感や味も向上しており、日常の食卓に取り入れやすい点も魅力です。
特に「寝かせ玄米」として活用することで、乳酸菌の発酵作用を活かした新たな健康価値が生まれます。
「乳酸菌あきたこまち玄米」は、ただの主食ではなく、日々の健康を支える強い味方です。
健康維持や食生活の改善を目指す方々にとって、毎日の食事に取り入れる価値がある選択肢としておすすめします。
このお米が、皆様の健康で充実した生活をサポートする存在となることを願っています。
[(株)鈴木又五郎商店／専務取締役鈴木アヒナ麻由]
1988年生まれ。秋田県農産物検査員、お米ソムリエ、グルテンフリーアドバイザー。イギリス留学後ハワイへ移住し2015年帰国、家業を継承。アメリカ合衆国国家資格のハワイ州認定セラピストだった経験をもとに健康と美容をテーマにした米商品を開発。「国外のトレンドや知識を長年培った創業の歴史に組み込み
新たなコメ商品を作りたい。伝統文化である稲作農業を軸に健康と美を自社商品を通して発信していきたい。」
株式会社鈴木又五郎商店：秋田県湯沢市で初代又五郎が1870年（明治3年）創業。現在は６代目となる父親が代表。
関連会社：合同会社カネマタファーム、有限会社カネマタ鈴木商事
