現役東大生を中心に、教育支援事業等を行う株式会社カルペ・ディエム(代表者:西岡壱誠 所在地:東京都中央区)は、東大生に対して、『2024年に出版された中で面白かった書籍』と題して文芸書、ビジネス書、弊社書籍の3つの分類でアンケートを実施しました。
カルペ・ディエムには、累計発行部数50万部突破のベストセラー『東大読書』シリーズの著者である西岡壱誠をはじめとして、『東大式節約勉強法』で効率的な勉強を伝える布施川天馬など、東大生を中心に多種多様なライターが所属しています。読書が大好きな彼らの「東大生ならではの視点」は、私たちの本づくりにとって欠かせないものです。
東大生がどのような本を選び、読み、どのように感じているのかを知ることで、より多くの読者の共感や学びを深める本づくりが可能になると考えています。
今回実施したアンケートの結果からは、東大生の本への愛や価値観を知ることができました。
このランキングを通じて、多くの方が「読書の楽しさ」に触れるきっかけを得ていただければと願っています。
文芸書 TOP3
1位『生殖記』 朝井リョウ
とある家電メーカー総務部勤務の尚成は、同僚と二個体で新宿の量販店に来ています。
体組成計を買うため──ではなく、寿命を効率よく消費するために。
この本は、そんなヒトのオス個体に宿る◯◯目線の、おそらく誰も読んだことのない文字列の集積です。
■東大生になぜ人気なのか
主人公の尚成は、何も考えず何も目指さず、ただ全てを受け流し、その場をやり過ごすように生きています。東大生の中には、尚成の生き方に反発する人も多いようです。一方で、世間から押し付けられる価値観に心から賛同できないこと、そんな自分に対する違和感には共感するという東大生もいて、考えさせられる一冊となっています。
2位 『架空犯』 東野圭吾
『白鳥とコウモリ』に登場した五代刑事を主人公にした続編です。焼け落ちた屋敷から、都議会議員と元女優の夫婦の遺体が見つかりました。自殺する理由も、恨まれる理由もなさそうな夫婦の身に、一体何が起きたのでしょうか?
「誰にでも青春があった。
被害者にも犯人にも、
そして刑事にも——。」
■東大生になぜ人気なのか
ミステリー好きが非常に多い東大生の間でも、東野圭吾氏は特に人気の作家です。捜査が進むにつれて見えてくる、複雑な背景と悲しい過去。クライマックスが近づくにつれて高まる緊張感と、読後感の切なさが評判の一冊です。
3位 『成瀬は信じた道をいく』 宮島未奈
成瀬の人生は、今日も誰かと交差する。
「ゼゼカラ」ファンの小学生、娘の受験を見守る父、近所のクレーマー主婦、観光大使になるべく育った女子大生……。
個性豊かな面々が新たに成瀬あかり史に名を刻む中、幼馴染の島崎が故郷へ帰ると、成瀬が書置きを残して失踪しており……!?
■東大生になぜ人気なのか
成瀬あかりを主人公とする小説の2作目です。成瀬が大学生になり、登場人物も増えました。変わり者と言われることも多い東大生ですが、成瀬のように自分の信じた道を貫いて進むのは、そう簡単なことではありません。マイペースで破天荒、周囲を巻き込んで我が道を邁進する魅力的な成瀬の姿に憧れる東大生は多いようです。
ビジネス書 TOP3
1位『タピオカ屋はどこへいったのか?』 菅原由一
どうしてタピオカ屋さんは経営していけるのでしょうか?
独立・開業してみたい人、成功企業の視点を取り入れて今の仕事に活かしたい人に届けたい、スモールビジネスの儲けの仕組みを、登録者数約80万人超の税理士YouTuberが漫画や図を用いてわかりやすく解説します。
■東大生になぜ人気なのか
東大のキャンパス付近にも多数の店舗ができたタピオカ屋さんも、今ではすっかり数を減らしました。身近なテーマで経済を考えられること、漫画で解説されていて読みやすいことに、面白みを感じる東大生が多いようです。
2位『頭のいい人だけが解ける論理的思考問題』 野村裕之
論理的思考問題とは、知識や計算を必要とせず、「考える力」さえあれば正解を導ける問題を指します。この本は、そんな問題を通して読者の「地頭力」を高めていきます。たとえ解けなくても、解説を読んで理解するだけで「思考回路」が構築されていきます。これまでの正解が通用しない時代、知識や学力だけでは乗り切れません。
「ちゃんと考える力」こそ、一生モノの武器になります。
■東大生になぜ人気なのか
「頭のいい人だけが解ける」などと言われると、気になってしまうのが東大生の性。クイズのような形で頭を使いながら、思考力を訓練しているのです。この本の問題はかなり難しく、解きごたえがあるそうです!
3位『ほんとうの日本経済 データが示す「これから起こること」』 坂本貴志
なぜ給料は上がり始めたのか? なぜ日本経済は低迷しているのか? なぜ年間労働時間が200時間減っているのか? 「失われた30年」からの大転換はあるのか?
日本経済は一体どこに向かうのか? 個人は、企業は、これからどのようにすれば良いのか? 様々な疑問にデータで答え、日本経済のこれからを予測する一冊です。
■東大生になぜ人気なのか
日本経済の行く末を案じている東大生は非常に多いです。本書は過度に悲観的になりすぎることなく、客観的なデータを読み解こうという姿勢で書かれており、勉強に適しているようです。
カルペ・ディエムの書籍 TOP3
1位『東大合格はいくらで買えるか?』 布施川天馬
東大生ライターである著者が、東大生100人への独自アンケートをもとに「子供の教育にどれくらいのお金を使えば、東大に合格できるのか?」を徹底的に考えた結論がこの本です。
その結果見えてきたのは「1380万円をかけて中学受験からしっかり準備すれば、地頭のよさにかかわらず誰でも50%以上の確率で東大に合格できる」という事実です。
■東大生になぜ人気なのか
東大生の中にも、たくさんの教育投資を受けて育った人もいれば、ほとんどお金をかけずに東大合格を果たした人もいます。自分の人生を振り返り、果たしてその投資が有効だったのか?を自分ごとに引き付けて読んでいる東大生が多いようです。
2位『ドラゴン桜で学ぶ 伸びる子供の育て方』 川本雄介, 西岡 壱誠
東大に行ける子の「伸びるサイン」を見逃していませんか? 東大に合格できる可能性を秘めた子供の才能が、親や先生の無知のせいで潰されてしまうことが非常に多い――東大指導30年超のベテラン講師・川本雄介はこう語ります。本書は、名作受験マンガ『ドラゴン桜』のシーンを引用しつつ、勉強に向いた子供の特徴とその才能の伸ばし方を解説します。
■東大生になぜ人気なのか
東大生には、学業の傍らに塾講師や家庭教師のアルバイトをしている人が大半です。自分がそうしてきてもらったように、生徒の学力を伸ばし、育てたいと望む東大生が、ヒントを求めて読んでいるようです。
3位『家庭教師の技術』 青戸一之・西岡 壱誠
家庭教師が普段何をどのように教えているのか、意外と知られていません。本書では、普段マンツーマンで指導するがゆえに一般には知られていない、しかし誰でも使える家庭教師の教え方の極意を、歴戦のプロ家庭教師である著者2人が完全公開します。
数多くの生徒を志望校に合格させてきた経験をもとにした、受験にもビジネスにも役立つティーチング・コーチング・コミュニケーションの技術をあなたも実践してください。
■東大生になぜ人気なのか
こちらも同様に、家庭教師のアルバイトをしている東大生から名前が多く挙げられました。単なる科目指導にとどまらず、生徒とのコミュニケーションの仕方やメンタル面のサポートまでのノウハウを本書から得ているようです。
みなさんが面白いと思った書籍は入っていましたか?
まだ読んだことのない書籍があった方は、年末年始で手に取って読んでみてはいかがでしょうか。
■会社概要
会社名:株式会社カルペ・ディエム
所在地:東京都中央区東日本橋1-2-6 SNS東日本橋ビル2F
設立:2020年 代表:代表取締役社長 西岡壱誠
事業内容:教育事業/出版編集事業/メディア事業
公式サイト:chttps://carpe-di-em.jp/
カルペディア:https://carpe-di-em.jp/media/
■本件に関わる問合せ先
株式会社カルペ・ディエム
担当:石橋
Mail:kishibashi@carpe-di-em.com