【将棋×お笑い 奇跡のコラボ】
2024年の年の瀬、名古屋市内の老舗料亭で、将棋界のスーパースター藤井聡太七冠(22)と、お笑い界のトップスターかまいたちのスペシャル対談が実現した。
かまいたちの山内健司は小学校1年生で将棋をはじめ、今でも将棋アプリでオンライン対局を楽しむなど、芸能界きっての将棋ファンである。そんな山内にとって、藤井七冠はずっと憧れの存在で、どうしても会ってみたい人だった。連日タイトル戦が続く藤井七冠と、多数のレギュラー番組を抱えるかまいたち、超多忙な両者が名古屋で奇跡の出会いを果たした。
【かまいたちが“質問攻め”!?】
対談では「お笑いは超初心者」だと語る藤井七冠に対し、かまいたちの二人が“質問攻め”。
冒頭で、山内が「LINEを聞いてもいいですか?」と奇襲ともいえる“初手”を繰り出すと、藤井七冠が笑顔でかわし、場の空気は一気に和らいだ。
その後は、子どもの頃のエピソードや両親の教育方針、対局中の感情コントロールや、盤外でのかけひき、体調管理法、趣味の鉄道の話題など、話に花が咲き、普段はなかなか見られない藤井七冠の素顔が垣間見えた。
番組では八冠制覇から8カ月後に叡王のタイトルを奪った伊藤匠叡王(22)にも取材した。フルセットの激闘を振り返るとともに、同い年の藤井七冠と伊藤叡王が小学生の頃に対局したエピソードにも触れ、15年近くに渡る二人の天才棋士の歩みを紹介する。
【藤井聡太“初夢すごろく” 欽ちゃんもメッセージ】
収録の後半では、藤井七冠と親しい高見泰地七段、姉弟子の室田伊緒女流三段、野原未蘭女流二段も参加し、「藤井聡太22才 初夢すごろく」を楽しんだ。藤井語録や、ゆかりの人物からのVTRをクイズ形式で展開し、知られざる藤井七冠の姿を少しずつ明かしていく。
またサプライズで、芸能界屈指の将棋通で、デビュー当時から“聡太くんファン”である萩本欽一さん(83)から愛情たっぷりのエールだ送られると、藤井七冠は2025年に向けて、さらなる精進を誓った。収録の最後には藤井七冠の計らいで、山内と指導対局が行われた。将棋アプリで1万局以上の経験があるという山内の腕前について、藤井七冠の評価やいかに。
【東海テレビの“藤井聡太シリーズ”第9弾】
東海テレビでは、放送エリアである愛知県瀬戸市出身の藤井聡太七冠の取材を、約10年前の小学校6年生の頃から続けている。プロ入り前のまだ何者でもない“聡太くん”は、その後、史上最年少の14歳2か月でプロ棋士になり、デビューから29連勝した。当時(2017年7月)、東海テレビはドキュメンタリー番組「藤井聡太14才」を放送。それ以来、ほぼ毎年“藤井聡太シリーズ”として番組を放送し続け、今回で第9弾となる。このシリーズは、地元の英雄““聡太くん”の成長と夢の軌跡を“定点観測”できる名物番組である。
※これまでの放送実績
「藤井聡太14才」2017年7月※デビュー29連勝
「藤井聡太15才」2018年1月
「藤井聡太17才」2020年7月※初タイトル「棋聖」獲得
「藤井聡太18才」2021年1月
「藤井聡太19才」2022年1月
「藤井聡太20才」2023年1月
「藤井聡太八冠」2023年10月※八冠制覇
「藤井聡太21才」2024年1月
「藤井聡太とかまいたち」2025年1月
【出演者コメント】
<藤井聡太>
かまいたちのお二人と初めてお会いして、すごく面白いお話がいっぱい聞けて、役得というか、今日来られてよかったです。期待していた以上に本当に楽しい時間を過ごすことができたなと思っています。
<山内健司>
楽しかったです。対局みたいなことまでさせていただいて、(この体験は)家宝です。全ての映像がほしいです。藤井さんはすごくしゃべってくれて、気さくでフランクな方でした。
<濱家隆一>
お話しているときも、喋ることをしっかり考えてから話す方だと思いました。何手先まで考えてトークされているんだろうなと思いました。