安全靴や作業着等を販売するミドリ安全株式会社（本社：東京都渋谷区、代表取締役社長：松村 乾作、以下当社）は、理研計器株式会社（本社：東京都板橋区、代表取締役社長：松本 哲哉、以下理研計器）と共同で、ガス検知器と連動したファン付き作業服を新たに開発いたしました。
製品詳細：2025年1月末発刊のカタログを参照ください。
本製品は、理研計器の国内初Bluetooth搭載ガス検知器「GX-3R Pro」と当社のファン付き作業服「クールファン」の技術を融合させたものです。
ガス検知器が危険を感知すると自動的にファンの動作を停止させ、ガス爆発事故などのリスクを未然に防ぎます。
防爆認証取得器具の使用が義務化されている防爆エリア（可燃性ガスや粉じんなどが存在し、火災や爆発が起こる可能性がある場所）に対応した「クールファンEP」に続き、防爆エリア外での作業安全性も高める商品として開発いたしました。2025年3月の発売を予定しています。
製品ラインアップと開発の経緯
当社のファン付き作業服「クールファン」は、用途に応じて3種類のラインアップを展開しています。
・防爆エリア対応の「クールファンEP」（2024年4月発売）
・高出力な「クールファン ハイパワー」
・標準仕様の「クールファン レギュラー」
防爆エリアでの作業安全性を確保するため、2024年4月に防爆認証を取得した「クールファンEP」を発売し、LPガス事業者やプラント検査業者から高い評価を受け完売となりました。
この実績を踏まえ防爆エリア外での安全ニーズにも対応すべく、理研計器との共同開発により標準仕様の「クールファン レギュラー」に、ガス検知器連動機能を連動させた新たな仕組みを開発いたしました。
ガス検知器GX-3R Pro簡易取扱説明：https://youtu.be/BWG903ajGz0?si=Ircf9EJEWZyiRQL6
クールファンラインアップ：https://ec.midori-anzen.com/shop/e/ef_c-fan/
両社の実績と強み
当社は産業用安全用品の国内トップシェアを誇り、特に電動ファン付き作業服の分野で高い評価を獲得しています。一方、理研計器は1939年創業の東証プライム上場企業で、半導体工場向けガス検知器で約70%の国内シェアを持ち、世界60カ国以上で製品を展開しています。両社の技術力を結集することで、より高度な安全性を実現しました。
製品の詳細や購入に関する最新情報は、プレスリリースおよびミドリ安全株式会社の公式ウェブサイト等で改めて発表いたします。当社は今後も作業者の安全と快適性を第一に考え、高品質で革新的な製品を市場に提供することで、全ての作業者が安心して働ける環境づくりを支援してまいります。
製品特長
・警報発報時にファンを自動停止するBluetooth連動システム
・ボタン長押しで簡単ペアリング、次回から自動接続
・検知ユニットの取付けだけで簡単導入
・標準「クールファン」とケーブル交換のみで互換
対応製品：クールファン レギュラーの「FS6」「FS6.3」および、2025年2月発売予定の「FS7 TYPE-S」「FS7 TYPE-PRO」の2機種に対応しています。
爆発災害の現状
厚生労働省が公表した令和5年度の労働災害状況（※）によると、年間700件以上の爆発災害が発生しており、特に爆発事故の死亡率は死傷者全体の死亡率と比べて10倍ほど高く、一度事故が起こると大惨事となるケースが少なくありません。
防爆エリア内の安全性は確保できても、防爆エリアの外にも危険箇所は点在しているという課題があり、その解決策として本製品を開発いたしました。
（※厚生労働省「労働災害発生状況」https://www.mhlw.go.jp/bunya/roudoukijun/anzeneisei11/rousai-hassei/）
参考
ポータブルガスモニター GX-3Rシリーズ「GX-3R Pro」
特長
・国内初Bluetooth搭載ガス検知器
・高性能な新型Rセンサ搭載でセンサ保証3年
・充電池と乾電池両方を使用可能
・日本語表示が可能
・屋外作業に安心の防塵防水構造（保護等級：IP66/68相当）
・本質安全防爆構造（防爆等級：Ex ia ⅡC T4 Ga取得）
・耐久性向上（7m落下試験耐久）
・温度表示機能付き
【防爆検定取得】ファン付き作業服「クールファンEP」 型式合格番号：第TC22904号
プレスリリースに掲載されている内容、製品価格、仕様、サービス、お問い合わせ先、その他の情報等は発表時点の情報となります。その後予告なく変更となる場合がございますので、ご了承ください。販売状況など最新の情報は、ミドリ安全株式会社Webページ（ https://www.midori-anzen.co.jp/ja/ ）でご確認ください。