日本あんこ協会(東京都豊島区:にしいあんこ会長)は2025年1月18日(土)から、日本三大小豆産地の備中で多彩な地域食材とペアリングした16種のあんこスイーツを巡るスタンプラリーイベント「備中あんたび3」(岡山県倉敷市主催)に監修協力致します。
名 称:備中あんたび3
主 催:倉敷市
監修協力:日本あんこ協会
開催期間:2025年1月18日(土)~2025年3月16日(日)
場 所:岡山県備中エリア(和菓子店、洋菓子店、甘味処、カフェ、ベーカリー、観光案内所など計21か所)
【備中あんたびとは】
「備中あんたび」とは、日本の三大小豆産地のひとつである岡山県の備中地域において、和菓子店や洋菓子店、甘味処、カフェ、ベーカリーなどで販売されるあんこスイーツを巡るスタンプラリーイベントです。今回は第三回目で、「備中あんたび3」として開催致します。倉敷市主催のもと、高梁川流域圏の4市1町(新見市・高梁市・総社市・倉敷市・矢掛町)が連携し、私ども日本あんこ協会が監修協力を致します。
【なぜ備中なのか?】
備中は北海道、丹波とともに、日本の三大小豆産地として、我が国のあんこ文化の発展に多大なる貢献をしてきました。その歴史は古く、現在確認されているもので、備中小豆の名がはじめて登場する最古の文献は、あの「延喜式」です。延喜式と言えば、平安時代に20年以上をかけて編纂された全50巻におよぶ古代法典であり、我が国の歴史を語る上で、決して外すことのできない最重要資料のひとつです。そして農林水産省の令和6年面積調査によれば、現代においても国産小豆の作付面積は、備中を有する岡山県が、北海道、丹波地域を有する兵庫県と京都府に次いで、堂々の第4位となっています。これほど永きに渡り、小豆の名産地として日本のあんこ文化を育んできた備中です。もはや備中をあんこの母なる大地と言わず、何と称することができるでしょうか。日本あんこ協会のビジョンのひとつに、「あんこを通じた地域振興」がございます。母なる大地である備中を差し置いて、あんこによる地域振興ができるとは到底考えられません。備中小豆のさらなる発展が、我が国のあんこを通じた地域振興に繋がり、その先にこそ、弊協会の理念である「あんこを通じた世界平和」の実現があると堅く信じております。
【ペアリングとは何か?】
ペアリングは何かと何かを合わせ、新たな味わいを楽しむことを目的とします。令和あんこブームと呼ばれる昨今、あんこ界で注目を集めるのがまさにこのペアリングです。主に進化系あんこスイーツというジャンルでペアリングの魅力を知ることができます。進化系あんこスイーツとは、大福やどら焼きなど従来型のシンプルなあんこ菓子とは違い、フルーツやナッツ、コーヒーなど、新たな食材を取り入れ進化させたあんこ菓子のことを言います。つまり、これまでにない食材とのペアリングにより、あんこの味わいをもっと深く楽しもうとする我が国における新しいあんこ文化の発現なのです。
【なぜ備中でペアリングなのか?】
なぜ備中であんこと地域食材のペアリングなのか。それには2つの理由があります。ひとつは、あんこの可能性を拓く地域、それが備中だからです。私ども日本あんこ協会は創設以来、あんこの可能性を追究し、あんこの新しい味わい方を社会に提餡して参りました。あんこという我が国が誇る食文化をご年配の方々だけでなく、若い世代や外国人の方にも広く伝えるべきと考えるからです。ここ備中は山地と平野、沿岸部が織りなす自然豊かな地形に、そのシンボル的存在として高梁川が流れています。高梁川流域には肥沃な土地が広がるため、古来より地域の農業や産業の発展に寄与してきました。その背景から備中には実にバラエティ豊かな特産物が存在します。あんこファンに長らく親しまれてきた小豆の名産地でありながら、食の宝庫でもある備中こそ、あんこの可能性を最大限に高められる地域であると信じて疑いません。
そして、2つめの理由です。それは私ども日本あんこ協会のビジョンのひとつ「あんこを通じた地域振興」に起因します。地域振興とは地域がもつ特性を活かし、地域の活力を引き出すことです。先述の通り、備中には個性豊かな特産物が多数あります。これら一つひとつがあんことペアになることで、地域の特産を活かし、ひいては地域振興に繋がると考えております。
【備中あんたび3公式ページ】
備中あんたび3の詳細や参加方法については、下記の倉敷市公式観光サイト「倉敷観光WEB」からご確認いただけます。
https://www.kurashiki-tabi.jp/feature/bicchu-antabi-event/
※公開は2025年1月8日(水)午前10時を予定しております。
【過去開催回との主な違いについて】
第一回および第二回では、参加者は対象店舗を周り、全店コンプリートを目指すことが求められました。今回の開催では対象店舗が5つのエリアに分かれています。参加者はエリア別に設けられた5つのコースを好きなところから周り、全コースをコンプリートすることが求められます。なお、1コースあたり3~4店舗と立ち寄りスポット1か所で構成されています。各コースではその地域の特産や名物を使ったあんこスイーツを楽しむことができます。
-
新見コース…豊かな土壌と昼夜の寒暖差を利用して栽培されるフルーツが美味しい新見では、フルーツを使ったあんこスイーツを楽しむことができます。
-
高梁コース…吉備高原の寒暖差と雲海が生み出した和紅茶「高梁紅茶」をはじめ、高梁コースでは紅茶を使ったあんこスイーツを楽しむことができます。
-
総社コース…パンの製造出荷額が岡山県下ナンバーワンのパンの町として有名な総社では、あんこの魅力を最大限に引き出した新感覚のあんこ系パンを楽しむことができます。
-
矢掛コース…宿場町の面影を残す町並みにオシャレなお店が続々とオープンする矢掛では、こだわりのコーヒーを使ったあんこスイーツを楽しむことができます。
-
倉敷コース…江戸時代から港付近に多くの和菓子店や茶道具店が栄え、今もお茶文化が残る玉島では、様々な日本茶を使ったあんこスイーツを楽しむことができます。
【備中あんバサダーとは何か?】
「備中あんバサダー」とは、備中に特化したあんこ事情に精通した人物であることを認める称号です。弊協会から認定条件を満たしたあんこファンに対して授与される称号で、その証として、備中あんバサダー認定証が贈られます。認定条件は、5コース(対象店舗と立ち寄りスポットの合計21か所)で全てのスタンプを集めることです。全てのコースを網羅することで備中のさまざまな特産や名物を、あんこを通じて身をもって体験することができます。この類まれなる地域特化型の体験こそ備中あんこのスペシャリスト「備中あんバサダー」の名に相応しい成果であると認めます。なお、2コース以上をコンプリートしたあんこファンの皆様には、備中の特産品が当たる抽選プログラムも設けております。
【日本あんこ協会とは】
名称 : 日本あんこ協会
ミッション: あんこを通じて世界平和を実現します。
事務局 : 東京都豊島区南池袋1丁目16-15 ダイヤゲート池袋5F(Rally Inc.内)
WEB : https://anko.love/
2018年10月に、あんこ普及振興を目的とした協会団体として、現会長のにしいあんこにより創設。設立当初、17名だった「あんバサダー」と呼ばれる協会員は、2024年に10,000名を超える。協会理念に「あんこを通じて世界平和の実現」を掲げ、主幹事業のひとつとして、あんこを通じた地域振興を行う。主な監修協力・後援に、岡山県倉敷市「備中あんたび」、島根県津和野町「津和野あんこ旅」、島根県出雲市「出雲あんこ旅」、愛知県碧南市「碧南と#花もあんこもスタンプラリー」、北海道剣淵町「けんぶちあんこフェスティバル」、JR東日本「高輪ゲートウェイフェスト ムーンナイトあんこ」、大阪メトロ「あんこ巡り」、高松琴平電気鉄道「ことでん 瓦町FLAG あんこまつり」、小田急百貨店 新宿店「餡恋 ankoi」、阪急うめだ本店「時をかけるあん」、鹿児島山形屋「あんこ展~お茶と器と~」、日本橋三越「あんこ博覧会」、ららぽーと横浜・海老名「I LOVE あんこ」、ジャズドリーム長島「あんこの祭典」、品川プリンスホテル「おこたであったか“あんフォンデュ”」など多数。自主主催では、あんこ食べ比べ部活動「あんこ部」、全国あんこファンオンライン交流会「あんこ夜会」など。
【会長にしいあんこについて】
日本あんこ協会初代会長。物心つく頃より、あんこが大好きで、これまでに食したあんこの数は10,000種を超える筋金入りのあんこ好き。あんこを食べるだけでなく、あんこレシピの開発やあんこに関する歴史、健康効果などの研究も行う。主なメディア取材・出演に、日経新聞、日経MJ「食のフロンティア」、朝日新聞、読売新聞、毎日新聞、産経新聞、東京新聞、TBSテレビ「Nスタ」、「マツコの知らない世界」、日本テレビ「news every.」、「ZIP!」、テレビ朝日「スーパーJチャンネル」、フジテレビ「ノンストップ!」、関西テレビ「報道ランナー」、「土曜はナニする!?」、NHK Eテレ「シャキーン!」、NHK関西「ほっと関西サタデー」、テレビ東京「たけしのニッポンのミカタ!」、NHK FM「トーキングウィズ松尾堂」、J-WAVE「STEPONE」、TOKYO FM「いいこと、聴いた」など。講師として山梨県産業技術センター、一般社団法人甘味食品試験センター「豆類加工研究会」、出雲菓子協会、よみうりカルチャーなど。2023年6月に農林水産省「ありが糖運動」アンバサダーに就任。