株式会社レゾナック・ホールディングス(社長:髙橋 秀仁)は、「うんこドリル」シリーズを出版する株式会社文響社(社長:山本 周嗣)と共同で、冊子「Resonac×うんこドリル~鉄のリサイクル」を発行しました。2023年12月発行の「プラスチックの再生」編に続く、コラボ第2弾となります。
今回のテーマは「鉄のリサイクル」。冊子では、スクラップ鉄を主な原料とし、電気を利用して鉄を溶かし、再生するリサイクル技術「電気炉製鋼法(電炉法)」や、(株)レゾナック・グラファイト・ジャパン大町事業所(長野県大町市)で生産される「黒鉛電極」について解説しています。
電炉法では、鉄鉱石から製鉄する高炉法に比べ、製造に必要なエネルギーが少なく、地球温暖化の原因となる二酸化炭素の排出量を約4分の1に抑えることができます。また、スクラップ鉄を利用することで資源循環を実現できることから、鉄鋼メーカーでは脱炭素化と地球環境保護をめざし、電炉の活用が拡大しています。
黒鉛電極は、電炉内でアーク放電によって電気を流し、スクラップ鉄を溶かすための重要な部材で、高い熱伝導率を持ち、耐熱性や衝撃に強い特性を兼ね備えています。電炉内の温度は約1600°C、電極の先端温度は3000°Cにも達します。黒鉛電極はこのような極めて高温環境で使用でき、電気を通す唯一の材料であるため、鉄のリサイクルにおいて欠かせない製品です。レゾナックグループは、大町事業所をはじめ、米国・スペインなど世界6拠点で黒鉛電極を生産しており、グローバルトップクラスの供給能力を誇っています。
冊子では、鉄のリサイクルの仕組みや黒鉛電極の役割をクイズ形式で楽しく紹介。リサイクルの重要性や私たちの生活との関わりについても触れ、子どもたちが興味を持ちながら学べる内容となっています。各設問には背景解説や豆知識も添えられており、楽しみながら学ぶことができます。
今後、冊子は、レゾナックの事業所近隣の小学校や、子どもたちが集まるイベントなどで配布する予定です。また、当社のウェブサイト「サステナビリティ 社会貢献コンテンツ」からもダウンロード可能です。
日本一楽しい鉄のリサイクルドリル レゾナック×うんこドリル 「鉄のリサイクル」
※シリーズ第1弾「プラスチックの再生」編はこちら
【うんこドリルについて】
「勉強」と「うんこ」を融合させた画期的な学習ドリル。
2017年にうんこ漢字ドリルを発売して以降、100タイトル・累計発行部数1,000万部超と、勉強の新定番になっています。また、企業や行政機関・自治体などとコラボレーションした啓発ドリルの発行も行っています。
【Resonac(レゾナック)グループについて】
レゾナックグループは、半導体・電子材料、モビリティ、イノベーション材料、ケミカル等を展開し、川中から川下まで幅広い素材・先端材料テクノロジーを持つ化学会社です。2023年1月に昭和電工グループと昭和電工マテリアルズグループ(旧日立化成グループ)が統合し、新たなスタートを切りました。新社名の「Resonac」は、英語の「RESONATE:共鳴する・響き渡る」と、Chemistryの「C」を組み合せて生まれました。レゾナックは「共創型化学会社」として、共創を通じて持続的な成長と企業価値の向上を目指しています。2023年度の売上高は約1兆3千億円、うち海外売上高が53%を占め、世界22の国や地域にある製造・販売拠点でグローバルに事業を展開しています(2024年2月時点)。詳しくはウェブサイトをご覧ください。
株式会社レゾナック・ホールディングス https://www.resonac.com/jp/
◆ 本件に関するお問い合わせ先
株式会社レゾナック・ホールディングス
ブランド・コミュニケーション部 メディアリレーショングループ
TEL 03-6263-8002