発行から30年、シリーズ累計発行部数380万部を誇るロングセラー「あらしのよるに」シリーズから、20年ぶりの新刊となる『新あらしのよるにシリーズ1 あいことばはあらしのよるに』が3月12日に発売されます。
「あらしのよるに」シリーズは、1994年の刊行以来「ともだちだけど、おいしそう」というキャッチコピーとともに、絵本だけでなくアニメ映画、お芝居、ミュージカル、CGアニメ、歌舞伎や音楽劇などさまざまな形に姿を変えながら、多くの方に愛され続けてきました。昨年30周年を迎え、今回新たに「家族愛」をテーマにした新シリーズとして刊行します。
新刊『新あらしのよるにシリーズ1 あいことばはあらしのよるに』は、オオカミとヤギという種族の壁を超えて友情を育んだガブとメイの物語が「家族愛」へと発展する新たな展開を描きます。落語家・立川志の輔さん、歌舞伎役者・中村獅童さんも大絶賛の作品です!
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この春、「あらしのよるに」シリーズで、心温まる感動を体験してみませんか?
※予約受付状況は店舗により異なります。
◆「あらしのよるに」シリーズとは◆
「あらしのよるに」は、1994年の刊行以来、子どもから大人まで幅広い世代に愛され続けてきた絵本シリーズです。
ある嵐の夜に、真っ暗な小屋の中で出会ったオオカミとヤギが、お互いの正体を知らずに友だちになり、「食うもの」「食われるもの」という関係に葛藤しながら友情を深めていきます。種族の違いを超えた友情をテーマにした本シリーズは、子どもと大人の垣根を超えて、今でも多くの方に愛されています。
シリーズ1作目の『あらしのよるに』は産経児童出版文化賞JR賞、講談社出版文化賞を受賞。その後、国語教科書に掲載され、アニメ映画化においては日本アカデミー賞優秀アニメーション作品賞を受賞しています。
◆登場するキャラクター
◆新刊『新あらしのよるにシリーズ1 あいことばはあらしのよるに』◆
【書名】『新あらしのよるにシリーズ1 あいことばはあらしのよるに』
【著者名】作:きむらゆういち 絵:あべ弘士
【発売日】2025年3月12日
【定価】1760円(税込)
【ISBN】978-4-06-538386-5
【内容】
食うもの(オオカミ)、食われるもの(ヤギ)の壁を超えておだやかに暮らしているオオカミのガブとヤギのメイ。
仲良しなのに、実はおたがい隠している秘密があるようで、疑りあってしまいます……。
友情をつづけるのはむずかしい?
そんなことはありません。
自分を信じて、大切な人を信じるすばらしさを感じさせてくれる絵本です。
新しい家族を得て、より家族愛を深める二匹にぜひ出会ってください!
◆著者紹介◆
作/きむら ゆういち
東京都生まれ。幼児番組のアイディアブレーンなどを経て絵本・童話作家に。『あらしのよるに』で講談社出版文化賞絵本賞、産経児童出版文化賞JR賞受賞。同作品の劇作で、斎田喬戯曲賞受賞。『オオカミのおうさま』で日本絵本賞受賞。その他の作品に『きずだらけのリンゴ』『にんげんごっこ』『風切る翼』「おおかみ・ゴンノスケ」シリーズ、「よーするに医学えほん」シリーズなどがある。
絵/あべ弘士(あべ・ひろし)
北海道生まれ。旭川市旭山動物園の飼育係から、絵本作家に。『あらしのよるに』で講談社出版文化賞絵本賞、産経児童出版文化賞JR賞受賞。『ゴリラにっき』で小学館児童出版文化賞受賞。「ハリネズミのプルプル」シリーズで赤い鳥さし絵賞受賞。『どうぶつゆうびん』で産経児童出版文化賞ニッポン放送賞受賞。その他の作品に『えほんねぶた』『みんなのせて』『エゾオオカミ物語』「ふたごのしろくま」シリーズなどがある。
◆作者・きむらゆういちさんからのメッセージ◆
今の世界情勢を見ると、まさに今の方がこの物語が必要になっていると思います。人種が違っていても、肌の色が違っていても、偉い人とそうでない人でも、金持ちでも貧乏でも、友情が生まれるかもしれません。その友情を信じていれば、あらゆる困難にも打ち勝ち、新天地に向かうことができる、と思っています。
◆担当編集者より◆
20年前、学生だった私はガブとメイの愛の深さに圧倒されてシリーズ7巻を一気読みしました。今は子どもと一緒に、大切な人を信じるすばらしさに泣きながら読んでいます。世代を超えて愛されるこの絵本からまさかの「つづき」が生まれたのは、作家のきむらゆういちさんが、ウクライナやパレスチナの争いをみて、いまこそこのお話が必要だと思われたからです。
ぜひ、皆様にご覧頂けましたら嬉しいです!
◆「あらしのよるに」シリーズ推薦コメント◆
・おもしろいものは、おもしろい。かんじるものはかんじる。子どもも大人も、おなじです【落語家・立川志の輔さん】
・50年、60年と、今の子どもたちが大人になって、その孫、その次まで残るくらいの名作だと僕は思っています【歌舞伎役者・中村獅童さん】
◆NetGalley読者による感想◆
・まさか「あらしのよるに」の新シリーズが読める日がくるなんて思いもしませんでした。アニメ映画化されたとき映画館に観に行ったほど大好きな作品です。作者のきむらゆういちさんからのメッセージを読みながら温かい思いに涙がでました。今の時代にこそ必要な物語なのだと改めて思います。(レビュアー)
・懐かしい! ヤギのメイとオオカミのガブの種を超えた友情物語。今は親になって子供に読み聞かせながら自分も感動した事を思い出します。(レビュアー)