岩崎書店商品ページ:https://www.iwasakishoten.co.jp/book/b10107074.html
「もっ」 のりな 「もっ」 いくよ ともちゃん のせて どこへいく?
ともちゃんは、ある朝、どうしても学校へ行きたくなくて、泣いています。
「いやだ、いやだ。いきたくないよう」
おかあさんも自転車に乗って、お仕事にいってしまいました。
ともちゃんが泣きながら角を曲がると、おおきなうしが、こみちの真ん中に、のっしりとすわりこんでいました!
うしは、ともちゃんをみて、「もっ」といいました。
ともちゃんが、うしの背に乗ると、ゆっくり歩きだしました。
のっ しり、のっ しり、
ぎっ たこ、ぎっ たこ
「わたしが あるいたほうが、ぜんぜん、はやいみたい」
街中をとおり抜け、最後にたどり着いたのは?
ともちゃんとうしの、のんびり温かい1日をユーモラスに描く絵本。
* * *
なんとも愛らしい、ともちゃんとうしのやりとりに思わず笑ってしまいます。
人間と牛のふしぎな出会い。たまにはこんな日があってもいいよね。
あなたも、うしにのって学校にいきたくなるはず!
ゆったりとした時間が絵本のなかにながれています。
なんども読みたくなる、児童文学作家・市川朔久子はじめての絵本。
◎市川朔久子さんからのメッセージ
この絵本の「うし」は、ゆっくり歩きます。
みなさんが想像するより、もっとうんとゆっくりです。
一歩進むごとに、大きくひとつ深呼吸。 そんなスピードで読んでみてください。
●書籍情報
書名:『ともちゃんとうし』
著者名:市川朔久子・作/おくやまゆか・絵
出版社:株式会社岩崎書店
定価:1,540円(本体1,400円+税)
判型:A4変型判 32ページ
発売日:2025年1月21日
●著者プロフィール
市川朔久子(いちかわさくこ)
福岡県生まれ。『よるの美容院』で第52回講談社児童文学新人賞受賞。同作でデビュー。『ABC!曙第二中学校放送部』が第49回日本児童文学者協会新人賞受賞、第62回青少年読書感想文全国コンクール課題図書に選出。『小やぎのかんむり』で第66回小学館児童出版文化賞受賞。著書はほかに『紙コップのオリオン』『おしごとのおはなし 美容師 かのこと小鳥の美容院』『よりみち3人修学旅行』(以上、講談社)、『しずかな魔女』(岩崎書店)など。
おくやま ゆか
マンガ家、童話作家。マンガに『たましい いっぱい』(文化庁メディア芸術祭マンガ部門新人賞受賞)、『むかしこっぷり』(いずれもKADOKAWA)、『コットリコトコ』(小学館)、児童書に『うりぼうウリタ』(偕成社)、『三まいのはがき』『もじゃもじゃドライブ!』『あいたくてたまらない』(いずれも福音館書店)、『たいふうこぐま』(ほるぷ出版)など。友人たちと、マンガと小説の雑誌「ランバーロール」主宰。図書館員。
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販売場所:全国書店、ネット書店 ほか
紀伊國屋書店:https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-01-9784265831357