海と山の幸があふれる”食材の宝庫・長崎県五島市”

九州最西端の海上に浮かぶ大小152の島々からなる五島列島。長崎県五島市は、五島列島の南西部にある列島最大の島・福江島を含む、久賀島、奈留島とその周辺の島々で構成されています。

"食材の宝庫・長崎県五島市"の魅力を味わうフェアを東京と福岡のひらまつレストランで開催～山海の幸と生産者の想いを一皿一皿に表現～

四方を紺碧の海に囲まれ、山々には木々が生い茂る自然豊かな五島市には、他の土地では出会うことのできない素晴らしい食材があふれています。対馬海流の分流が流れる海域では、一年を通しておいしい魚介類が穫れ、温暖な気候とミネラルをたっぷり含む肥沃な土壌により、栄養価の高い農作物も豊富。豊かな大自然と恵まれた飼料で、上質な畜産も育ちます。

今年で４回目の開催を迎えるひらまつの『五島市フェア』

開催時期：2025年2月（東京）・ 3月（福岡）

ひらまつでは、2021年より五島市食材の魅力を発信する『五島市フェア』を、全国のレストランで実施してきました。4回目を迎える今年は、2月に東京の「メゾンポール・ボキューズ」、3月に福岡の「レストランひらまつ博多」と「リストランテKubotsu」にて開催いたします。

フェアに先駆け、五島市を訪問した3名の料理長がそれぞれ、五島市の厳選食材をふんだんに使った特別コースやメニューを創り上げます。

2024年11月福岡のふたりの料理長による五島市訪問

2024年11月、「レストランひらまつ博多」の料理長・内木塲寿知（うちこばひさし）と「リストランテKubotsu」の料理長・窪津朋生（くぼつともき）はともに五島市を訪問。生産者との対話や、実際に見て・触れて・味わった食材から生まれた感動と料理へのインスピレーションを持ち帰りました。

今回の視察で訪れた14か所の生産者より、「大浜肥育牛舎（五島牛）」と「五島椿物産館・塩工房つばき窯（海水塩）」をご紹介します。

長崎県を代表するブランド牛「五島牛」を訪ねてー「大浜肥育牛舎」

「ぜひ、五島牛を視察したい」とふたりが訪れたのは、福江島の南西に位置する「大浜肥育牛舎」。この牛舎では、約260頭の五島牛が飼育され、年齢によって区分けされています。

五島牛とは「長崎県五島列島内で肥育された牛」。五島の恵まれた自然環境の中で育てられた五島牛は、性格もおとなしく早熟早肥で肉質肉量を兼ね備えた高級黒毛和牛です。

五島の畜産農家は主に子牛と繁殖牛を飼養し、多くの子牛は年6回のせり市で年間約3,000頭以上が島外へと取り引きされます。その評価は高く、九州管内はもとより、遠くは近畿・東海地方からも買い付けられるほど。そのため、島内で肥育され成長する五島牛は、市場に出回る量が少なく、”幻のブランド牛”とも言われています。