開館60周年 所蔵作品の歴史を遡る「横浜市民ギャラリーコレクション展2025　コレクションの地層」

秋山庄太郎　五十嵐英壽　入江泰吉　入江正巳　江見絹子　遠藤典太　大野増穂　岡田青慶　岡本太郎　奥村泰宏　垣内治雄　川島実　北井一夫　木下陽一　國領經郎　小島一谿　斎藤顕治　斎藤義重　須田一政　添田定夫　田代利夫　田沼武能　常盤とよ子　土門拳　中島清之　芳賀日出男　英伸三　浜口タカシ　林勇　林忠彦　ヒサクニヒコ　日向茂生　兵藤和男　福島瑞穂　藤倉忠明　前川かずお　森田拳次　矢尾板賢吉　八島一夫　柳原良平　やなせたかし

（41作家）

横浜市民ギャラリーでは毎年1回、テーマを設けてコレクション展を開催し、約1,300点の作品から50点ほどを展示しています。60周年の節目にあたる今年は、1964年の開館初期から主に1990年代半ばまで行われてきた作品収集の過程に焦点を当て、収集初期のコレクションの様相や、作品収蔵の契機となった展覧会など、各時代で注目されるトピックを取り上げます。館の多彩な活動の蓄積を通じて、およそ30年をかけ徐々に形成された現在のコレクションの歴史を遡りながら、絵画・彫刻・写真・漫画など、幅広いコレクションの魅力にふれることができる機会となります。

横浜在住の洋画家・福島瑞穂（1936年生まれ）は、パリ留学を経て深化させた大胆な肉体表現や、生と死をめぐる強烈な主題で知られています。1977年の個展開催をはじめ、横浜市民ギャラリーでの展覧会に多数出品するなど、当館にゆかりの深い作家です。本展では当館所蔵の油彩、水彩、版画による作品をご紹介します。

展覧会をよりいっそう楽しめる機会として、様々な年代の方を対象とする３つの関連イベントを開催します。

詩人の大崎清夏氏を講師に、詩の創作を通して作品と向き合うワークショップ、子どもたちが美術施設の役割を学ぶことができる探検ツアーのほか、「おしゃべりの日」と題したイベントでは、研修を受けたボランティアの鑑賞サポーターが展示室で来場者をお迎えし、作品の感想や疑問などを共に話すことで交流し、作品を読み解く視点を広げます。

① ワークショップ「絵画の地層、ことばの地層」

言葉遊びや連詩作りを通して自分の言葉の世界を耕し、出品作品の鑑賞体験をより深く豊かにするワークショップ。

日時：2月24日（月・休）13:30～16:30

講師：大崎清夏（詩人）

会場：4階アトリエ

対象・定員：中学生以上　12名（抽選）

参加費：1,500円

申込締切：2月10日（月）必着

※事前申込制（詳細は当館ホームページをご覧ください）

③ ハマキッズ・アートクラブ「横浜市民ギャラリーまるごと探検ツアー」

コレクション展や作品収蔵庫などを学芸員と一緒に巡ります。

日時：3月2日（日）10:30～11:40

対象・定員：小学3～6年生　10名（抽選）

参加費：500円　

申込締切：2月14日（金）必着　

※事前申込制（詳細は当館ホームページをご覧ください）