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今から1300年前の奈良時代につくられた古代出雲の地誌『出雲国風土記』は、書き写されて現代に伝わっています。それらの写本のうち、高野宮(たかのみや)本をインターネットで公開します。
古代文化センターでは、約30年にわたって全国にある100点以上の『出雲国風土記』写本を調査・撮影してきました。これらの写本のうち、島根県教育委員会が所有する写本や所有者の許可を得られた写本などの画像について、令和3年度よりインターネット上での公開を開始しています。
このたび、新たに1点の写本の画像を公開いたしました。写本がどこからでも簡単に閲覧可能になることで、風土記研究のさらなる発展が期待できます。是非多くの方に活用していただけるよう、ご案内します。
1 公開ページ
https://www.pref.shimane.lg.jp/bunkazai/kodai/library/database/fudoki/
2 インターネット公開開始日
令和7年1月29日(水)
3 公開する写本と概要
『出雲国風土記』高野宮本
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内神社所蔵、島根県立古代出雲歴史博物館寄託
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江戸時代前期の延宝5年(1677)の奥書があり、脱落していた島根郡の神社記載を補った写本
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朱墨による書き込みが多数みられる