「求職者の動きが活発なのは〇曜日！？」飲食業界における求職者の曜日別動向調査を実施！

株式会社グルスタ（本社：愛知県名古屋市中区丸の内）が運営する、業界初（※注1）の飲食業界正社員専門の転職求人サイト「グルスタ」は、約1,400名の飲食業界求職者を対象にした大規模調査を実施しました。本調査では、曜日ごとの転職活動の動向を分析し、採用戦略に活かせる新たな傾向が明らかになりました。

この調査結果をもとに、企業の採用活動の最適化を支援し、飲食業界全体の採用効率向上を目指します。

※注１：2024年6月　日本国内における「飲食業界の正社員特化の求人サービスとして」自社調べ

調査結果の詳細と分析

調査概要

調査対象：飲食業界で転職活動をする求職者（※注２）

サンプル数：約1,400名

男女比：男性／63.7％　女性／36.3％

調査期間：2024年6月～12月

調査項目：求人に応募した曜日関しての調査

調査結果：曜日ごとの転職活動の特徴

本調査により、求職者の転職活動には曜日ごとに一定の傾向が見られることが分かりました。

曜日別の転職状況比率

月曜日（15.9%）：週明けのリスタートとして、転職活動を始める求職者が多い。

木曜日（17.8%）：20代を中心に最も活発な転職活動が見られる。

金曜日（19.0%）：30代の求職者が週末前に転職活動を進める傾向。

土日（11～13%）：現職の業務やプライベートの影響で、応募行動は落ち着く。

この結果から、企業が求職者と効果的に接点を持つためには、週の前半（月・火）と週末前（木・金）に採用活動を強化する戦略が重要となります。

詳細なデータは以下です。

曜日別の転職状況比率

日曜：11.5％

月曜：15.9％

火曜：14.6％

水曜：13.5％

木曜：15.2％

金曜：15.5％

土曜：13.8％

調査の結果、求職者の動きは全体的に大きな偏りがなく、比較的均一に分布している傾向が見られました。ただし、求職者の数が非常に多いことを踏まえると、数％の違いだからといって軽視するのは危険です。このわずかな違いを捉えて、求人戦略にどう活かしていくかが、採用成功のカギを握ると言っても過言ではありません。

では、具体的に曜日ごとの傾向を見ていきましょう。

求職者の動きは月曜、木曜、金曜に活発化し、土日や週中（火曜・水曜）は比較的落ち着く傾向が確認されました。特に月曜日（15.9％）は週明けのリスタートとして、気持ちを新たに求職活動を始めるケースが多いと考えられます。また、木曜と金曜の活発な動き（15％台）は、週末に向けて転職活動を進めようとする意識の表れとも言えるでしょう。

一方、土日は動きが鈍化していることから、多くの求職者が現職の業務やプライベートに時間を費やしていることが伺えます。求人広告の効果を最大化するためには、こうした曜日別の傾向を踏まえた戦略的な掲載タイミングが重要です。

年代別×曜日別の特徴的な動き

【特徴的な傾向】

◇20代

日曜：11.7％

月曜：14.2％

火曜：15.1％

水曜：13.3％

木曜：17.8％

金曜：14.2％

土曜：13.5％

木曜日に最も活発（17.8%）

20代の求職者は木曜日に最も動きが活発で、続いて火曜日（15.1%）と月曜日・金曜日（各14.2%）が多い傾向です。

木曜日に求職者が動く背景には、週末前に求人情報を確認する意識があると考えられます。

◇30代

日曜：9.0％

月曜：17.5％

火曜：17.5％

水曜：9.5％

木曜：12.2％

金曜：19.0％

土曜：15.3％

金曜日がピーク（19%）

30代の求職者は金曜日に最も動きが活発で、次いで月曜日と火曜日（各17.5%）が高い割合を示しています。

金曜日のピークは、週末前に転職活動を終わらせたい心理や、現職の業務が一区切りするタイミングが影響している可能性があります。

◇40代

日曜：8.0％

月曜：22.1％

火曜：9.82％

水曜：17.8％

木曜：14.7％

金曜：16.6％

土曜：11.1％

月曜日に最大の動き（22.1%）

40代の求職者は月曜日に最も動きが活発で、次いで水曜日（17.8%）と金曜日（16.6%）が高い割合を占めています。

週明けに気持ちを切り替え、転職活動に集中する傾向が見られます。

曜日別動向を活かした採用戦略が重要

調査結果から、求職者の動きには曜日ごとに明確な特徴があることが分かりました。特に20代の求職者は木曜日に活発に活動する傾向が顕著であり（17.8％）、30代の求職者は月曜・金曜を中心に応募行動が集中しています。このデータを活用することで、採用活動のスケジュールを最適化し、より効率的な対応が可能になります。

例えば、20代の採用を重点的に進めたい企業では、木曜までに求人の掲載を完了させ機会損失を防いだり、人事担当者が応募者対応に集中できるスケジュールを組むことが重要です。（応募対応のスピードは、採用活動全体の成功率を左右する要素であり、迅速な対応が採用歩留まりの防止につながります。）

こうした曜日別の動向に基づく戦略的な求人掲載や応募対応の調整は、求職者とのマッチング精度を向上させ、採用成功率を大きく引き上げる効果が期待できます。