檜浴槽・浴室総合プランナーの檜創建では、「檜」と「入浴」にアートを取り入れた活動を行っております。
今回、代官山にご縁をいただき、古代より山手であったという、この土地の歴史を紐解き、渋谷方面への地理的な高低差に着目。この地に、「檜風呂」より連想される「森」と「水」を呼び込み、自然を感じられるような演出を行うことで、先行きが見えず、「ことばの力」が及ぼす、肥大し不安定な社会ネットワークの中で、「水は高きから低きに流れる」という定説をあたかも逆転させるかのような倒錯と、現代と古代を繋ぐようなインスタレーションの表出を4名の個性溢れるアーティストにより、試みたいと思います。
はたして「覆水盆に返らず」ならぬ「返る」と、なりますでしょうか? ぜひご覧になっていただければと思います。
※このイベントは、岐阜県からの助成を受けています。
「SPILT WATER…?」
会 場 : DAIKANYAMA T-SITE GARDEN GALLERY 東京都渋谷区猿楽町16-15
期 間 : 2025年2月21日(金)~2月24日(月)
時 間 : 21(Fri) 18:30~21:00
22(Sat)-23(Sun) 10:00~21:00
24(Mon) 10:00~17:00
アーティスト:鍛治瑞子 白砂勝敏 本郷芳哉
パフォーマンス・ACT POETRY:永方佑樹 23(Sun) 18:00~
アーティストコーディネート GALLERY エクリュの森
レセプション:2025年2月21日(金)19:00(開場18:30)
事前申込制 ※下記フォームより 申込締切:2025年2月13日(木)
https://docs.google.com/forms/d/1VWALbH6SIFYJU3CF4jNMiLGfBK0jKWD3LmnsOST2Hko/edit
(あいうえお順)
鍛治瑞子 MIZUKO KAJI
建築家・アーティスト。大学で建築を学び、建築設計事務所、妹島和世+西沢立衛/SANAAに勤務。退所後、服飾を学び、ニューヨークでの舞台制作などを経て独立。空間として表現することを軸に、建築・服飾・舞台の分野を融合した作品づくりを行う。2023-24年には檜創建株式会社と協働し「HITARU」展開催、国内外で展示や舞台制作を行う。本展では作品展示とともに会場空間構成にも関わる。
白砂勝敏 KATSUTOSHI SHIRASUNA
美術家・演奏家。20代に放浪の旅を重ね、家業である造園・大工に従事、数々の現場で石の見方や木の読み方を学ぶ。35歳より、それらの経験から得た自然との同調による作品制作を開始。モンミュゼ沼津市立美術館にて初個展(2008年)以来美術館・ギャラリー等で50回を超える企画個展、120回を超えるグループ展。 2021 年常設ギャラリーmuseum SHIRASUNA FUJI 開設。
本郷芳哉 YOSHIYA HONGO
彫刻家。2009年に東京藝術大学大学院を修了。主に金属を主素材として、「境界」や「時間」などの視座から思索し、事実を確認、積み重ね、彫刻として顕わしている。国内外での展覧会等での発表に加え建築空間へのコミッションワークを多数行っている。近年の展示は「越後妻有 雪の様相Ⅰ」(越後妻有里山現代美術館/2023)他多数、コミッションワークは、三井パークタワー西新宿(2024年東京)他多数。
パフォーマンス:ACT POETRY 2月23日(日)18:00
永方佑樹 YUKI NAGAE
詩を行為としてとらえ、水等の自然物やデジタル等を詩的メディアとして使用する、「詩を行為する」表現を国内外で展開。詩集『不在都市』(2019年歴程新鋭賞)。初の中編小説「字滑り」で第172回芥川賞候補。
※イベント内容は、急に変更になる可能性もありますので、最新情報は檜創建HP https:///www.hinokisoken.jp でご確認ください。