一般社団法人シブヤフォント（共同代表：古戸勉、磯村歩）は、2024年度の新データ（フォント・パターン）をリリースいたしました。新データは新フォント11種、新パターン77種で、今までのデータを合わせて累計679種となります。新作データを含めたフォントやグラフィックパターンを様々な企業商品・媒体・内装へご利用いただけます。また、シブヤフォントのデータを期間限定でさまざまな事業にご活用いただけるデータ使い放題プランやオリジナルフォント制作など様々な企業ニーズにお応えするパッケージをご準備しています。企業支援サービスの売上の一部（10%〜50%）は渋谷区内の障がい者支援事業所に還元するなど、SGDsに資する事業として運営します。
シブヤフォントについて
渋谷区内にくらし・はたらく障がいのある人が描いた文字や絵をもとに、専門学校桑沢デザイン研究所の学生が、彼らと協働しながらフォントやパターンデータを制作、それらを渋谷区公認のパブリックデータ「シブヤフォント」として誰でも利用できるよう公式サイトで公開しています。売上の一部は渋谷区内の障がい者支援事業所に還元しています。“共に制作する” ”気軽に使える” ”商品に採用する”という誰でも参加できるデータの特性を活かして、渋谷区のダイバーシティ＆インクルージョンの理念を広げています。
連携している渋谷区内の障がい者支援事業所：くるるえびす・ストライドクラブ・TENTONE・はぁとぴあ原宿・福祉作業所おかし屋ぱれっと／工房ぱれっと・福祉作業所ふれんど・ホープ就労支援センター渋谷 アトリエ福花・のぞみ作業所・ワークささはた・ワークセンターひかわ・むつみ工房
主催：渋谷区
協力：専門学校桑沢デザイン研究所・株式会社渋谷サービス公社・株式会社フクフクプラス
企画運営：一般社団法人シブヤフォント
2024年度制作参加の渋谷区障がい者支援事業所：くるるえびす・ストライドクラブ・TENTONE・
はぁとぴあ原宿・福祉作業所おかし屋ぱれっと／工房ぱれっと・ホープ就労支援センター渋谷 アトリエ福花・のぞみ作業所・ワークささはた・ワークセンターひかわ・むつみ工房
制作メンバーからのメッセージ
クリエイティブディレクター：ライラ・カセム
桑沢デザイン研究所の正式授業として始まって3年目。今年は初めて昼間部と夜間部の学生が共に手を組み、制作に挑みました。障がい者支援事業所に複数回、足を運びアーティストメンバーと制作を通して触れ合うことで、絵や字を単に「素材」としてみるのではなく、彼らとの出会いのストーリーの証として受け止めデザインへと仕上げていきました。
今年は今まで以上に事業所も自身たちの目指したいデザインを伝えることもでき本当の意味での共動デザインが果たせたのではないかと思います。互いを刺激し学び合う。その結果が今年のデザインに現れていると感じます。どうぞじっくりご覧ください。
ストライドクラブ 施設長 原真衣
ストライドクラブにとってシブヤフォントは、活動の幅を広げてくれるもの、メンバースタッフそれぞれの新たな一面を発見させてくれるもの、ストライドクラブとしての団結力を高めてくれるもの。
今年度のオーダーはコーヒーのパッケージと渋谷らしさ。自分たちオリジナルのコーヒーを販売したいという具体的な目標があったので、終始ブレることなく突き進めたような気がします。
メンバーと学生とスタッフと、みんなが対等な関係の中で素材集めから最終発表まで関わることで、今年もステキな作品が生まれ、最高の発表ができました。できあがった作品たちは私たちの宝物となります。毎年毎年宝物が増えていくということ、そしてその宝物たちがストライドクラブも渋谷も越えて多くの人のもとに羽ばたいていくことは私たちの誇りです。学生さんには一人一人に寄り添いストライドらしさを引き出していただいてとても感謝しています！
チームストライド、最高でした！
専門学校桑沢デザイン研究所学生 カテリナ・カザエワ（ストライドクラブ担当）
シブヤフォントのプロジェクトに参加すると決めた時、これほど心に残るような大切な経験になるとは思っていませんでした。
ストライドクラブを訪問する中で、利用者さんや職員の方々と交流したり、一緒に散歩したり、作業を行うことに特別なつながりを感じました。
私たちの共同作業から生まれた作品は、クラブの温かい雰囲気やメンバー一人ひとりの個性を表現していると思います。
もし、また機会があれば、ぜひこのようなプロジェクトに参加させていただきたいと考えております。
専門学校桑沢デザイン研究所学生 須田千秋（ストライドクラブ担当）
シブヤフォントの活動は私にとって驚きと感動の連続でした。
最初は不安もありましたが、個性豊かな利用者さんたちや職員の方々と交流を重ねるうちに、それらは全くの杞憂となりました。
施設の利用者さん、職員の方々、我々学生が三位一体となったからこそ生まれた作品は、温かみのある唯一無二のものとなっています。
渋谷区 障がい者福祉課
シブヤフォントプロジェクトの取り組みは、これまでたくさんの方々に支えられ、生まれたアート作品の総数は670種以上となりました。
ひとつひとつの作品には、障がいのある人と学生が時間をかけて紡いだ制作ストーリーが存在し、作り手一人ひとりの想いが込められています。今後もシブヤフォントがより多くのみなさまに愛される存在となるよう、一層活動を推進してまいります。
2024年 シブヤフォント新作フォント&パターン発表会を開催！ 様々な企業・団体が審査員として参加
2024年10月 シブヤフォントラボにて、多岐にわたる業界の企業と団体の皆さんをゲストとしてお迎えし、学生と障がい者支援事業所のメンバーによる「2024年 シブヤフォント新作フォント&パターン発表会」を開催しました。デザインそのものだけでなく、それに至った制作ストーリーや思いを語りました。
企業と団体の皆さんには審査委員として参加していただき、各企業から最も感銘を受けたチームにそれぞれ企業賞を授与していただきました。
審査委員企業・団体の皆様 （五十音順）
アルバルク東京・株式会社伊藤園・江崎グリコ株式会社・エームサービス株式会社・
株式会社サーヴォ・サンロッカーズ渋谷・西武信用金庫・株式会社髙島屋・TOKYO DIME・
ビーンズ・コネクティッド株式会社・株式会社やまと・ユニファースト株式会社
制作風景もSNSなどで公開
2017年から2021年まで学生たちがボランティアとして制作に参加していたシブヤフォントは、2022年度より専門学校桑沢デザイン研究所の正式な授業となり、今年で3年目を迎えました。4月に初めて出会ってから発表会までの約半年に渡る制作の光景なども公式SNSなどで発信していますのでぜひご覧ください。
Instagram: https://www.instagram.com/shibuyafont/
X: @shibuyafont
Facebook: https://www.facebook.com/shibuyafont
また、公式のnote「シブヤフォント制作日記」では、不定期ですがシブヤフォントの制作過程によって生まれる学生とメンバーとのコミュニーケーションや共に作る意義など、アートディレクター ライラの視点で綴っています。
シブヤフォント 公式note 「シブヤフォント制作日記」：https://note.com/shibuyafont
新作データも含めた企業向けシブヤフォントデータ使い放題・オリジナルデータ制作・シブヤフォントラボでのコラボイベント・ワークショップも受注中！
一般社団法人シブヤフォントは数年に渡るシブヤフォント事業を通して、デザイン力・アート創造力・コラボ企画力・福祉ネットワーク力を培ってまいりました。
また、2024年4月にダイバーシティ＆インクルージョン（以下、D&I）を体験できるギャラリー＆イベントスペース『シブヤフォントラボ』を原宿スクエア（ハラカド）7階で開業。
従来のサービスに加えシブヤフォントラボでのリードユーザー（障がいのある人など）の視点を活かした商品開発ワークショップ、企業研修、シブヤフォントのデータを期間限定でご活用いただけるデータ使い放題プラン、オリジナルフォント制作など様々な企業ニーズにお応えいたします。また本企業支援サービスの売上の一部（10%〜50%）は渋谷区内の障がい者支援事業所に還元するなど、SGDsに資する事業として運営いたします。皆さまとご一緒できることを楽しみにしております。
お問い合わせ
150-0001 東京都渋谷区神宮前6丁目31-21原宿スクエア（ハラカド）7階
一般社団法人シブヤフォント