お母さんと見た美しい菜の花畑の絵を描いたくるみ。でも先生や友だちに自分の絵を分かってもらえず落ち込みます。そんな時、菜の花畑で出会った蜂飼いのおじいさんに、心に響く言葉をかけてもらい……。
卒園、入学の時期にぴったり! はちみつができる過程も学べる絵本です。
自分が描いた絵を笑われて自信をなくしたくるみは、帰り道で美しい菜の花畑に出会います。心のもやもやがふくらんで抑えきれなくなったくるみが「わあー!」と声をあげると……。
蜂飼いのおじいさんが現れます。くるみの絵を見て、「このえは、おまえさんのあじがするね」とひと言。蜂蜜がみつばちの体を通ってできること、くるみの絵もくるみにしか描けない絵であることを、じんわりと心に響く言葉で教えてくれます。
◆ 蜂蜜ができる過程が学べる!
蜂蜜を作るみつばちの様子を描いた貴重なシーン。どうやって蜂蜜ができるのか、分かりやすく学べます。玉川大学ミツバチ科学研究センターの佐々木謙先生に監修していただきました。
◆ プロフィール
●作:佐々木 ひとみ
茨城県生まれ。宮城県在住。『ぼくとあいつのラストラン』(ポプラ社)で椋鳩十児童文学賞受賞(映画「ゆずの葉ゆれて」原作)。『ぼくんちの震災日記』(新日本出版社)で児童ペン賞童話賞受賞。作品に『兄ちゃんは戦国武将!』(くもん出版)、『七夕の月』(ポプラ社)、『エイ・エイ・オー! ぼくが足軽だった夏』(新日本出版社)など。日本児童文学者協会理事・日本児童文芸家協会会員。
●絵:よしむら めぐ
大阪府生まれ。長野県在住。大手前女子大学(現・大手前大学)卒業。元美術教員。作品に『ねこになっちゃった』などの「角野栄子のアコちゃん絵本」シリーズ、『もうふちゃん』『ともだち』(以上、小学館)、『ヨルとよる』(教育画劇)、『チューリップさいた』(Gakken)など。挿し絵の仕事に『ねこぜ山どうぶつ園』(金の星社)、『さかのうえのねこ』(あかね書房)、『犬のふくびき』(岩崎書店)など。
◆ 刊行概要
『なのはないろの わたしのえ』
■作:佐々木 ひとみ
■絵:よしむら めぐ
■発売日:2025年2月6日(木)
■定価:1,650円(税込)
■仕様:A4変型/32ページ
■発行:世界文化ワンダーグループ
■発行・発売:株式会社世界文化社