日々の暮らしの中でアートを身近に感じ、触れていただくことを目指し、幅広いジャンルの展覧会を開催しているBunkamura Gallery 8/。大きなガラス面を持つ開放的でユニークなこの場所から、多彩なアートを発信しています。
○ラインナップ
舟越桂 版画展
会期:2月15日(土)~3月9日(日)
世界的彫刻家である舟越桂。木彫作品と並行して制作に取り組んでいた版画作品は、幅広い技法を駆使し、深い眼差しと共に人間の内面や距離感が現れています。昨年3月に逝去し1周忌を迎える時期に、90年代に発表された貴重な作品を中心とした版画展を開催します。
ギャラリーツアー開催
2月22日(土)、2月23日(日・祝)、3月1日(土) 各日15時より
水の上で歌う 永山裕子 水彩画展
会期:3月14日(金)~3月30日(日) ※イベントやタイアップも開催予定
国内外での作品発表をはじめ多方面に活躍する水彩画家、永山裕子。水彩絵の具の透明感を生かしつつ、その概念を覆すほど重厚感ある色面を描き出す卓越した技術や、独自の視点でモチーフを捉える類稀なるセンスから、日本有数の水彩画家と高く評価されています。美しき水彩世界を、ぜひ会場でご体感ください。
アリス新世紀 ~永遠の少女が異世界の扉をひらく~
会期:4月4日(金)~4月20日(日)
『不思議の国のアリス』誕生から160年。AIが進化しよりいっそう創造する力が求められる現代において、文学的アプローチを得意とするアーティストたちがアリスの異世界をテーマに作品を展開します。
出展予定作家
奥田拓郎、金子國義、経塚真代、甲 秀樹、櫻井結祈子、トレヴァー・ブラウン、haruhi、衣、深瀬優子、松島智里、マンタム、三浦悦子
ジャパン・アヴァンギャルドポスター見本市
第2弾 昭和グラフィック黄金時代 ~演劇、映画、コマーシャルまで~
会期:4月25日(金)~5月11日(日) ※イベントも開催予定
昨年開催し反響を呼んだ同展の第2弾。ペーパーレス化が常識となる現代。シルクスクリーンで制作されたアバンギャルドなデザインの演劇ポスターを中心に、映画や美術展、コマーシャルまで、昭和の時代を駆け抜けた紙媒体を一堂に集め展覧販売します。
日日是工芸
会期:5月16日(金)~6月1日(日)
素材・技巧・意匠、三つの要素が織りなす工芸の世界は、視覚だけでなく体感し味わうことのできるアートです。その長い歴史と伝統を経た今、工芸は新たな可能性を秘め、私たちの日常に豊かな彩りと息吹を与えています。本展では、シンプルな素材美を際立たせた新世代の工芸作家たちをピックアップしご紹介します。
吉田樹保 新作展
会期:6月6日(金)~6月22日(日)
普遍的で土俗的なテーマを明るく現代的に描く吉田樹保。作品の多くは、極彩色の昭和レトロなキャラクターたちと、湿度たっぷりに描かれた写実的な背景で構成されています。古くから伝わる民話に取材しながら、現代における語り部のように物語を紡ぐ作品をご紹介します。
Bunkamura Gallery Selection 2025
会期:6月27日(金)~7月13日(日)
カルチャーの発信地・渋谷で幅広い感性を培ってきたギャラリースタッフがそれぞれの視点と感性で選出した作家をご紹介する恒例のシリーズ。常に変化し続ける世の中に“今、伝えたいアート”をバラエティ豊かにお届けします。
BiG-i×Bunkamura アートプロジェクト
特別展 vol.1
会期:7月18日(金)~7月28日(月)
障害のあるアーティストを対象に国内外より作品を募り、昨夏開催した本プロジェクト第1回公募展から、さらに作家数名の個に光をあてたグループ展を開催。多くの葛藤や不自由さを飛び越えて観る者の心を打つアートの力が、可能性の閃きを放ちます。